かくれ里

火曜日, 10月 30, 2018

便秘と尿閉


脊柱管狭窄症の手術の後、2週間ほどは快適な状態で喜んでいた。ところが、26日ごろから便秘と尿閉が始まった。28日の夜中は一晩中苦しんだ。
 
 29日(月)の朝一番、かかりつけ医へ駆け込んだ。早速浣腸してもらい少し排便はあったが症状は回復せず、府立病院の消化器内科への紹介状を貰って診察に赴いた。
 
 結果、11月5日に内視鏡検査をすることになった。脊柱管狭窄症手術後の気分も何処へ行ったやらで、11月4日の日曜日に計画していたハイキングもキャンセルしなければならなくなった。
 
 近頃、大腸癌の発症率が高いと聞いているので、検査の結果が心配だが、この際、きっちりと調べてもらおうと思っている。それにしても、今年の秋は大ごとになってしまった。

月曜日, 10月 29, 2018

日本とインドの関係



安倍首相は来日中のインドのモディ首相を自分の別荘に招いて夕食会を開催した。安倍首相が外国要人を自身の別荘に招くのは初めてで、インドとの関係強化を印象することが出来る。
 
 両氏はこれまでにも相互訪問を続けている。安倍首相が昨年9月にモディ氏の出身地を訪問した際、約5万人が沿道で出迎えを受けたことから、今回は自身の別荘に招待した。
 
 日本とインドの関係は、年々深くなっている。2014年に親日家で名高いモディ氏が首相に就任し、さらに深い関係が続いている。日本とインドの関係は貿易、産業、文化などで顕著だ
 
 日本とインドの文化的交流は、仏教が日本に伝わった頃から始まった。仏教で結びつけられたインド文化は日本文化に大きな影響を与え、両国の親和に結びついた。

金曜日, 10月 26, 2018

卓球・Tリーグ開幕


卓球はピンポンとも言って、競技者は卓球台を挟んで向かい合い、プラスチック製のボールをラケットで打ち合って得点を競う。オリンピックの種目にもあって、日本人は良い成績を上げている。
 
 卓球の起源はかなり古いようだ。日本には20世紀の始め頃から広まったそうだ。戦後、日本に於いて新しい用具が続々と開発され始めた。日本チームは1952年の第19回世界卓球選手権に初参加したが、女子団体・男子シングルス・男子ダブルス・女子ダブルスの4種目で優勝した。1950年代は世界選手権で各種目に多くの優勝者が出た。
 
 今年からシーズンが開幕するTリーグは日本の卓球リーグだ。日本選手を中心に世界各地から選手が集まってチームを構成する団体戦で行われる。先日、両国国技館で開幕した。
 
 チーム数は男女4チームずつの8チームで対戦する。選手数は各チーム6名以上でそのうち1名以上は世界トップクラスの選手と契約することを義務付けている。レギュラーシーズンは7回戦総当たりで各チームシーズン21試合を戦う。リーグ戦の1位と2位がファイナル戦を戦い勝者が優勝となる。

水曜日, 10月 24, 2018

日中友好条約締結40年


日中平和友好条約発効40周年の節目に、安倍首相は日本の総理大臣として7年ぶりに中国を公式訪問する.来年には習近平国家主席が日本を公式訪問することになっており、日中間の首脳外交によって政治関係の安定化を象徴する外交行事だ。
 
 日中の関係改善は、安倍首相が厳しい対中姿勢を維持する中で進んでいる。首相は25日から3日間の日程で中国を訪問し、習近平国家主席・李克強首相との首脳会談に臨む。首脳会談では対北朝鮮制裁をめぐるスタンスの違いなどが焦点になるだろう。
 
 日中の関係改善には、経済的な利害が影響する。習氏は自身が提唱する「一帯一路」で、日本の協力を得ようとしており、最近日本に対するアプローチが変わってきた。日中両政府はスワップ協定の5年ぶりの再会で合意する見通しのようだ。
 
 それにしても安倍さんはお忙しいことだ。中国から帰国したら臨時国会に臨む。会期は12月10日までの48日間の予定だが、安倍首相の外交日程が立て込み、早くも会期延長が浮上している。

月曜日, 10月 22, 2018

徳政令


徳政令とは、鎌倉時代から室町時代にかけて、朝廷・幕府などが債権者・金融業社に対して債権放棄を命じた法令のことだ。こうした政策は混乱する社会秩序の回復を図りたいとする鎌倉幕府だったが朝廷の威信回復の考えが後醍醐天皇の親政に至って、鎌倉幕府に対する倒幕運動が点火することになった。
 
 韓国では文在寅大統領が選挙公約の実現のため、徳政令の実施に向けて動き出した。100万円以下の借金を10年以上借り続けている人々を対象に、その借金と利息の全額を帳消しにするというものだ。
 
 対象は43万7000人とされるが、実現するのは簡単ではないだろう。文在寅氏は、全額取り消しを公約として大統領に当選した手前、この徳政令を行うつもりのようだ。
 
 貧しい人を助ける為と言えば聞こえがいいが、果たしてこれで解決するだろうか。この政策は対処療法に過ぎず、国の経済が上向き失業率が減らなければ、目先の借金を消しても同じことの繰り返しにしかならないだろう。

日曜日, 10月 21, 2018

あかりの日


今日は「あかりの日」だ。140年ほど前にエジソンによって開発された白熱電球が実用的になった日が10月21日だったということで、日本の照明関係の団体によって定められた。
 
 あかりは、日常生活に必要な視覚情報を得るための手段として、人間生活に重要な役割を果たしてきた。昨今では、地球に優しい環境が求められている。一方、省エネルギーにも考慮が必要だ。
 
 あかりの歴史をさかのぼると、エジソンが白熱電球を発明した後、現在の東芝が、ツヤ消しの白熱電球「マツダ・ランプ」を製造販売する。その後、蛍光灯が普及し始める.
 
 電球や蛍光灯は、基本的に切れることを前提に設計されているわけだが、数年で寿命が来て切れてしまう。最近、切れないことを前提にした明かりが登場した。それがLEDだ。LEDは光を沢山出す発光ダイオードを開発することで実現した。今後の明かりはLEDが主流になりそうだ。

土曜日, 10月 20, 2018

ミッチー・ブーム


戦後10数年経って、平民である正田美智子譲が皇太子との結婚に至ったことが大きな話題となる。これを契機にテレビが普及するなど、日本の経済は大きく発展する。
 
 1959年(昭和34年)4月10日の結婚式(ご成婚)の日には、皇居から東宮御所までの8km余りを馬車パレードが行われ、沿道には53万人の群衆が詰めかけた。ご成婚パレードはテレビ中継され、ミッチー・ブームは頂点に達した。
 
 それから60数年経って、皇后美智子陛下は、本日84回目の誕生日を迎えられた。天皇皇后両陛下は、これまで公務でお忙しい日々を過ごされていたが、来年5月に退位される。
 
 退位後、上皇上皇后両陛下は仮のお住まいの旧高松宮邸に移られる。御所はその時点から改修が行われ、新たに即位した天皇皇后両陛下が東宮御所から引っ越す。その後、上皇上皇后両陛下は、改修の終わった東宮御所へと住まいを移される。美智子陛下は、退位後は読書がしたいと言っておられた。

金曜日, 10月 19, 2018

消費増税


安倍首相が来年10月に消費税率を予定通り10%に引き上げる意向を表明した。この増税は法律に明記されているため当然のことだろう。しかし、過去の増税では消費低迷や景気の腰折れがあって、増税すればデフレ脱却は頓挫しかねないという意見もある。
 
 安倍首相は増税に備え景気対策の具体化を関係閣僚に指示した。飲食料品の軽減税率についても準備を急ぐように指示した模様だ。他の対策として、キャッシュレス決済で買い物した消費者に2%分のポイント還元する制度を考えているようだ。
 
 10%への再増税はこれまで2度にわたって見送ってきた。しかし、社会保障費の増加で、財政の悪化に歯止めがかからないとして消費増税はやむを得ないという意見がある。増税は法律に書かれていることで、増税に対応した予算措置は進めているだろう。
 
 だが、来年度予算成立後の4月から5月ごろ、何かが起こるかもという知識人もいる。リーマン・ショック級の事態に備えるためとして法律を変更し、消費増税の再々見送りがあるかもしれないというのだ。

木曜日, 10月 18, 2018

まんぷく


 
 朝の連続テレビ小説が10月から新しくなった。今度の朝ドラ『まんぷく』は、インスタントラーメンを世に送り出した日新食品の創業者夫婦の物語だ。ヒロイン福子役の安藤サクラは、奥田瑛二の娘と知った。彼女の夫は柄本佑で、彼は柄本明の息子だそうだ。
 
共演者は松坂慶子、橋爪功、松下奈緒などが顔を連ねている。物語は激動の時代を共に戦い抜いた夫婦の七転び八起の人生を大胆に構成してある。

  実在の人物をモデルにしているが、登場人物の名前や団体名は変えてある。脚本は大河ドラマ『龍馬伝』などを手掛けた福田靖だ。音楽は川井憲次が担当し、ナレーターは芦田愛奈だ。

 NHKの連続テレビ小説は毎回欠かさず見ている。だが、今回は入院中だったので初めの何回分かは見られていない。もっとも病室にはテレビ受像機はあったがカードを買ってまでは見る気がしなかった。今後どんな展開があるのか楽しんで鑑賞しようと思っている。

火曜日, 10月 16, 2018

生涯現役


超高齢化時代となった今、高齢者の急増は、年金・医療・福祉などの社会保障の財政負担増が現代世代の上に重くのしかかってきている。
 
 数年前から「生涯現役社会づくり」という表現での官民協議活動における「生涯現役」という用語が使われ始めた。生涯現役とは、自分の生きがい人生が世の中に役立つことと、表しているようだ。
 
 私事だが、体力の衰えを実感し始めて、この度の入院前の気持ちでは,そろそろ現役引退を考え出していた。来年は独立して50年、それに結婚50年の年でもある。良いタイミングなので、この際リタイヤしようかと考えたりしていた。

 しかし、退院してみれば考えが変わった。体調がすこぶるよくなってもう少し現役を続けられるような気がしてきた。生涯現役といかないまでも、今の状態をもう少し続けようかと考えている。

月曜日, 10月 15, 2018

糖尿病食について


糖尿病の食事療法について少し勉強した。これには、入院中に提供された食事のメニューと味が参考になった。糖尿病食に限らず健康食とは、適正なエネルギー量で、バランスの良い、規則正しい食事のことだ。
 
 毎日の一寸した心掛けが大切だ。その為には、①よく噛んで食べる。②3食規則正しく食べる。③バランスよく食べる。④腹八分目でストップする。⑤寝る前には食べないこと。以上ちょっとしたことだが食事療法を効果的にするコツだ。
 
 一日に必要なエネルギー量の計算の仕方はあるようだが、計算通りにいかないのが常で、実際には主治医に相談して決めるのが良いだろう。
 
 バランスの取れた食事とは、いろいろな栄養素を適量取ることだ。具体的には、ごはんなどの主食。良質なタンパク質を含むおかず。野菜、海藻、乳製品、果物など。一日の中でいろいろな食品を組み合わせて摂取することだ。

日曜日, 10月 14, 2018

糖尿病


加齢とともに身体に様々な症状が現れてくるが、今度の入院で最近糖尿病が急増していることがよくわかった。自分の場合も、かかりつけ医より糖尿病の症状があると言われて薬を処方してもらっている。
 
 毎日食べている食事には,糖が多く含まれている。糖は小腸から吸収されて血管の中に混入し血糖値を上げる。ここで大切なのはホルモンの一種のインスリンで、これが、糖をエネルギーに変換する。
 
 糖尿病とは、血糖値が高い状態が続く病気で、それ自体はほとんど症状がない。しかし、怖いのは合併症だ。血糖値が高い状態が続くと、細い部分の血管が詰まったり敗れたりすることで、腎症や網膜症や神経障害を発症する。
 
 さらに、高血圧は合併症の進行を加速する。肥満も悪影響をするので、平均体重に落とすための運動療法も必要だ。もちろん食事療法も大事なので、これまで以上に糖分と塩分そしてカロリーを控えた調理を心がけようと思っている。

土曜日, 10月 13, 2018

入院生活(3)



入院中ありがたかったのは、毎日3度決まった時間に食事が届くことだった。当たり前と言えばそうだが、入院患者には病状に応じた料理が届く。与えられたものを全部戴いたら調理する側も満足だろうがそうならない場合もあるだろう。調理する側の苦労が想像できる。
 
 僕の場合は糖尿病食だった。味は若干薄めだったが、量は普段食べているのと同じぐらいでほとんど完食した。欲を言えば沢庵の一切れでもあれば嬉しいのだが、それはなかった。
 
 朝食はパンかごはんか粥が選べた。僕はパンにした。毎回50gぐらいのロールパンに牛乳、サラダなどの一品と果物がついていた。昼食に一度卵とじうどんがついていたことがあるが。退院近くなって釜揚げうどんが無性に食べたくなった。
 
 手術跡も順調に回復し、気分も爽快になっての退院だった。帰宅後早速、冷凍庫にあった讃岐うどんを温めて特製のつゆで食べた。

金曜日, 10月 12, 2018

入院生活(2)


 入院時に持参する衣類や食器などと一緒にポケットラジオ、デジカメ、スマホ、タブレットとデジタルプレーヤーも持参した。5年ほど前に求めたWalkmanだ。当初少し使っただけで引き出しにしまっていた代物だが、好みの曲と共に正信念仏偈の読経の音声も録音してあった。 

 傷口の痛みも和らいだころより朝食前にこの読経を拝受する毎日が続いた。もっとも自宅では毎朝仏前で正信偈を唱えてはいるが、まさか病室で聞くことになるとは思ってもいなかった。
 
 9階の病室からは南側の風景が望める。天気の良い日には窓ガラス越しにスナップ撮影した。デジカメ以外にスマホやタブレットでもシャッターを切った。時間はタップリあるのでズームカメラなどのアプリをダウンロードして色々試してみたら、結構良い写真が撮れることがわかった。
 
 娘の佳美とは「LINE」で連絡を取り合っていたが、スマホでの文字入力も練習を重ねるうちに大分上達した。このようなことをしていると退屈せずに毎日を過ごすことが出来て、入院生活もまんざらではないように思えた。

木曜日, 10月 11, 2018

入院生活(1)


手術は担当の先生たちを始め大勢のスタッフによって施術されたようだ。術後数日間は自由に動けず,はがゆいこともあった。しかし、病室に戻ってからもスタッフからは至れり尽くせりの世話をしてもらった。
 
 以前から、かかりつけの医師より糖尿病の薬を処方されていたので、血糖値を一日3回測定し、基準を超えた場合はインスリンの投与も受けた。3食の食事も糖尿病食の様だった。
 
 担当の先生たちも何回も覗いてくれて傷口の状態を確認してくれた。リハビリ場へ最初は車椅子で行ったが、次からは歩行器、そして杖となって5日目過ぎからは自力で歩いて行けるようになった。
 
 退院時、半月ほどの入院で支払った費用は10万円弱だったが、実際にはそれの何倍もの金額を健康保険などで負担してもらっているのだ。思えば国民皆保険の日本は良い国だと今回も思った。

水曜日, 10月 10, 2018

退 院


脊柱管狭窄症の手術で入院していたが、昨日やっと退院できた。手術は5時間に及んだ様だが、全身麻酔の為病室で気が付いた時は終わっていた。

 手術後しばらくは身体を動かすことが出来なかった。手術前の脚のしびれは無くなったが切開した傷口が痛くてその晩は眠れなかった。痛み止めの投薬もしたがあまり効果がなかった。とにかく早く朝になってほしいと祈るのみだった。
 
 5日ほど経って車いすなどの補助具もいらなくなり、自力で歩けるようになった。リハビリも順調に進んで傷口もほぼ回復したようだ。抜糸も終わって入浴も済ませた。コルセットは当分の間着用するように言われている。
 
 退院直前の血液検査も問題ないと言われて、半月ばかりの入院生活にピリオドが打たれた。入院前の気分とは雲泥の違いだ。あまり無理をしないで普段の生活に戻そうと考えている。