かくれ里

日曜日, 9月 30, 2012

水舟


岐阜県中央部にある、郡上踊りで有名な郡上八幡は、町のいたるところに湧水が出ている。この町では水の恵みを生かしたまちづくりを進めている。
 
ここでは、家々で水舟を設けて湧水を利用している。竹樋やパイプなどで引き込まれた湧水は段差のある水舟に導かれる。上段のきれいな水は飲料水として使われ、次の段で果物などを洗い、その下の段で食器を洗う。
 
食器を洗って出た残飯などは、鯉などの魚の飼ってある観賞池に落とされて魚のエサとなって残りは土に沈殿する。この水は、裏の畑で使われたのち川に流される。
 
 このような水の使い分けシステムは400年以上前に生まれた。上下水道の普及に伴い、水舟を利用する機会が減りつつあるが、水を大切に使おうという考えはこの町の人々の心には根付いているようだ。

土曜日, 9月 29, 2012

ソーシャルゲームの功罪


グリー、DeNAなどのソーシャルゲームを提供している企業は破格の業績を上げている。しかし、ソーシャルゲームを巡り批判の声が起こっている。
 
ソーシャルゲームは、携帯電話やスマートフォンを使って低額で遊べるのが特徴だが、ゲームを有利に進めるためには有料でアイテムなどを手に入れる必要がある。ゲーム提供各社は入口の敷居を低くしておいて多くの利用者を呼び込み、有料アイテムの課金で収益を上げているのだ。
 
このゲームの利用者は若者が多いようだが、ゲームがエスカレートすると、ネット上のアイテム欲しさに一回数百円のガチャを何度となく繰り返す結果、数十万円もつぎ込む者もいる様だ。ガチャとは、コンビニなどの店頭にカプセルに入ったおもちゃなどを百円程度で落とせるゲーム機のことだ。ソーシャルゲームのガチャはこれをイメージしたものである。
 
このような不健全なゲームを提供し高収益を上げている企業はやはり批判されるべきだろう。彼らも、自主規制を打ち出して健全化をアピールしているようが、利用者側にも問題があるのでないだろうか。

金曜日, 9月 28, 2012

同期


面白い動画を見つけた。バラバラに動いていた沢山のメトロノームが、しばらくすると同期して同じ動きをするようになるのだ。ある研究所が投稿したものである。
 
原理は簡単だ。メトロノームを乗せる台を同じ速度でゆっくり動かすだけのことだが、この原理は、組織作りに大いに役立つのではないかと思う。
 
企業でも、団体でも、組織によって運営される。それぞれの人間の考えがバラバラでは組織は成り立たない。初めはバラバラでも最後はきっちりまとまることが大切だ。
 
そのために、ブランコのようにゆっくりと動く台を作って、みんなの考えの同期をとることが、シンプルではあるが一番大切なことのように思える。

木曜日, 9月 27, 2012

自民党総裁選


自民党の総裁選出選挙が、昨26日に行われ、安部晋三氏が第25代自民党総裁に選ばれた。任期は20159月末までの3年間だ。総裁経験者が再び選ばれるのは結党して以来初めてである。
 
選出後のあいさつで、政権奪回に向けた重責を担うことになった。野田政権を早期の解散に追い込む体制を整えて全力を尽くすと強調した。
 
総裁選挙後の両院議員総会でも「政権奪回に向けて頑張りたい」と抱負を語った。又、谷垣前総裁には、これまでの3年間、野党のリーダーとして自民党を守ってくれたことに対して、謝意を表明した。
 
自民党は次の総選挙で政権奪還が出来るのか。それとも民主党との連立政権になるのか。今後の政情が面白くなってきた。いずれにしても日本国を良い方向に導いてもらいたいものだ

水曜日, 9月 26, 2012

有効活用


東日本大震災跡の瓦礫の処理が問題になっているが、植物生態学者の 宮崎 昭氏は、瓦礫を活用した森づくりを提案している。宮崎先生は現在84歳だが非常にお元気だ。精力的に植樹活動を指導されておられる。
 
1970年ごろから、土地本来の植生をポット苗を用いて植える方法によって環境保全の森づくりを成功させている。そして、宮崎方式と言われる森づくりが盛んになっている。
 
海外においても、熱帯雨林再生プロジェクトに参加し、マレーシアでは再生不可能とされていた森を再生させた。中国の万里の長城でも、モウコナラの植樹を行うプロジェクトを進めている。
 
東北の被災地の跡にも瓦礫を活用した大規模なプロジェクトを提案されている。細川元総理大臣も、大いに賛同されて野田総理にも進言されている様だ。野田総理も前向きに進める思考を示したと言う。
 
プロジェクトの内容は次の動画を! 

  http://youtu.be/gDOEs2_ONGM

 

火曜日, 9月 25, 2012

地球深部探査船


紀伊半島沖にあって大きな地震の発生場所と考えられている南海トラフなどを調査する目的で作られた地球深部探査船「ちきゅう」は、東日本大震災の調査が一段落したので再び調査を始めた。
 
南海トラフとは、海の底で地球のプレートとプレートがぶつかりあっている場所で、大きな地震が発生する可能性があると言われている。探査船「ちきゅう」は、船底からパイプをどんどんつなげて海底までのばし、このパイプにドリルを通し海底をどんどん掘って、試料を取り出して調べる。
 
海面から1万メートルの深さまで掘ることが出来るそうだ。1万メートルと言えば富士山を3個重ねた高さだ。この船にはものすごい設備が施しているのだろう。
 
探査船は、穴を掘る場所の海上に数ヶ月以上とどまっていなければならないので、GPS衛星からの電波と海底に沈めた音波発生装置とで、常に一定に保っている。へリボートも備えた大型船だ。国はこの計画に、かなりの予算を投入しているのだろう。

月曜日, 9月 24, 2012

鉄道用語のタブレット


タブレットと聞くと携帯型タッチパネル式のPCを想像する。タブレットの語源は英語 table から来ていて、携帯できる石板や木板のことらしい。
 
鉄道マニアの間で話題になっているのは別の物だ。列車の衝突事故を防ぐ通行証のことである。真鍮で作られた直径が約10センチのドーナツ型の円盤で、単線の一定区間に複数の列車が同時に入らないようにするためのものだ。
 
駅と駅の間には一つのみのタブレットが存在し、この区間を通過する列車はタブレットを持っていないと通過できない仕組みになっている。
 
  かっては、全国の旅客鉄道で使われていたが、信号機に置き換えられてきて、段々と姿を消していった。9月22日には、福島県のJR只見線で、最後のタブレットの受け渡しが行われ、大勢の鉄道ファンが詰めかけた。

日曜日, 9月 23, 2012

1000回目の投稿


2006年正月に初めて投稿してから6年余りになるが、今回が1000回目の投稿になった。思えばよく続いたものだ。初めは面白半分で始めたものだが、ここまで続くとは自分でも驚いている。
 
最初は、孫のこととか、日常の出来事を日記の積りで投稿していたが、関心のあった時事問題なども、書くようになった。公になると思うと無責任なことは書けないので、色々調べているうちに僅かずつだが知識が増えてくる。
 
仕事が忙しいときは、苦痛に感じることもあったが、続けていてよかった。社会情勢が変化して、仕事の量が極端に少なくなった。しかし、これが返って好都合だった。読書や、パソコンと付き合う時間が多くなって、ブログの更新もほぼ毎日出来るようになった。
 
最近は、社会の動きに興味旺盛になり、知識もいくらか増えたような気がする。出来ることなら、これからもずっと続けたいと考えている。
 
2006年正月に初めてアップしたのは↓の画像だ。浩登6歳2ヶ月、裕果3歳7ヶ月の時である。今年、浩登は中学生、裕果は小学校高学年になった。幼い時のように頻繁に訪れなくなったが、ブログを通して、コミニュケーションが取れればいいなと思っている。

土曜日, 9月 22, 2012

お彼岸


暑さ寒さも彼岸までと言われるが、今年は秋の彼岸に入っても暑い日が続く。今日は彼岸の中日で秋分の日だ。国民の祝日に関する法律ではこの日は、「先祖を敬い、亡くなった人を忍ぶ」とある。
 
彼岸(ひがん)とは、煩悩を脱した悟りの境地のことで、煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸「此岸」(しがん)に対して向こう側の岸のことだと、辞書には書いてある。
 
浄土系のお寺で彼岸の期間法要を続けるのは、太陽が阿弥陀如来の浄土のある真西に沈む。つまり、阿弥陀浄土を観じ、迷っている者を進むべき道に導くためである。
 
明治維新は武家の政治を終わらせ、近代民主国家への道を開くものだったが、宗教界にも大きな変革があって、昭和22年までは、春・秋のお彼岸は、春季皇霊祭・秋季皇霊祭として祭るようになっていたそうだ。

金曜日, 9月 21, 2012

民主党代表選挙


今日21日午後から、民主党の代表選が行われ、野田佳彦氏が圧勝し再選された。任期は3年である。野田佳彦氏は、民主党政権になってから、鳩山、菅氏に続く3人目の総理大臣だが、先の二人より良かったということになるのだろうか。
 
自民、公明との3党合意によって、社会保障と税の一体改革法案を成立させたが、多数の離党者を出してしまった。3党合意では近いうちに衆議院の解散を約束したが、支持率の低迷で、解散先送りを視野に、党の立て直しを図るのが急務だ。
 
その際に重要になるのが、内閣改造と党役員人事だ。次期衆議院選に向けて、万全の体制を敷くことが出来るのか。2期目にこそ野田首相の力量が問われることになるのだろう。
 
経済界では、野田氏の代表再選については評価している様だ。経団連の米倉会長は、「野田首相は国政を担うにふさわしい優れたリーダーだ。今後は野党の協力を得ながら決断し実行する政治を進めてほしい。」との談話を発表した。

 

木曜日, 9月 20, 2012

集団的自衛権


最近、集団的自衛権と言う言葉をよく耳にする。気になって調べてみた。この権利は1945年に発効した国連憲章で承認された権利で、他の国家が武力攻撃を受けた場合に、第三国がこれを援助し、共同で防衛を行う国際法上の権利のことだ。
 
日米安全保障条約においては、その前文に日本が集団的自衛権を保持していることが明記されているが、その行使は、政府の憲法解釈で禁じられている。
 
自民党総裁選挙で、5人の候補者たちは、民主党政権が認められないとしている集団的自衛権の行使を認めるべきだと主張している。沖縄県の尖閣列島を巡って日中関係が悪化しているのも、野田政権の最重視すべきアメリカとの同盟関係が揺らいでいるためだと批判している。
 
新党「日本維新の会」代表の橋本大阪市長も、「基本的に行使は認めるべきだ。権利があれば行使できるのは 当然だ」と言っている。その上で「行使のあり方については憲法9条の観点からルール化すればいい」とも言っている。

水曜日, 9月 19, 2012

金融政策


日本の中央銀行である日銀が、景気対策の一環として、金融引き締めや金融緩和を行う。その手段としては、公定歩合や預金準備率を変更したり、市場操作を行ったりする。
 
金融政策の最終的な目的は、経済を持続的に拡大させることであるが、物価の安定と雇用確保のどちらを優先するかは、日銀の金融政策決定会合で決めている。
 
日銀は、19日の金融政策決定会合で、追加の金融緩和策を決定した、とのニュースが入ってきた。国債などを買い入れる基金を10兆円増やし、総額80兆円として、市場により多くのお金を供給できるようにするとの事だ。
 
  日本経済はデフレスパイラルに陥って久しい。金融緩和をすることによって雇用の確保が可能になるとよく言われていて、デフレの解消も出来ると言われるが、正直理解に苦しむ。経済のことは難しい。

火曜日, 9月 18, 2012

浄瑠璃寺


僕の好きな寺社の一つに、浄瑠璃寺がある。現在の本堂の建立は12世紀初めと伝えられているが、このお堂には9体の阿弥陀如来像が安置されている。この発想は「九品往生」(くほんおうじょう)思想に由来する。極楽往生の仕方には、仏の教えを正しく守る者から、極悪人まで9つの段階があるという考えからである。
 
浄瑠璃寺と言う名前にひかれて初めて訪れたのはもう10数年前になる。その後、何度も訪れている。昨日は近くの瓶原(みかのはら)地区を8人で歩いた。ここには奈良時代の一時期、都(恭仁京)があったところで、恭仁京跡に駐車して、海住山寺や恭仁神社などを巡って、帰路浄瑠璃寺に立ち寄った。
 
いつものように、国宝の本堂に安置された、これも国宝の9体阿弥陀如来坐像をお参りした。そこへ若者の団体が入ってきた。あとでわかったのだが、若者たちは、多摩美術大学の学生たち一行だった。
 
我々は、池を巡って本堂の向かい側の三重塔を拝観した。この三重塔も国宝に指定されていて、薬師如来像(重文・秘仏)が安置されている。御開帳の日ではなかったので秘仏を見ることは出来なかったが、このお寺へはこれからも何度も訪れることになるだろう。

月曜日, 9月 17, 2012

検索エンジン


この所、商売が暇で店に居る時間が長くなった。いきおい、パソコンで戯れる時間が多くなって、ネットサーフィンで遊んだりしている。ブラウザは「IE」を主に使っているが、検索エンジンは、Googleを使うことが殆どだったが、近ごろはマイクロソフトのBingを使うことも多くなった。
 
最近、中国の大手検索サイト、Baidu(百度)の日本語のサービスが始まった。試しに使ってみたら素晴らしい。他のエンジンよりよくヒットする。これは中々の物である。
 
Baidu社は、中国国内でサービス展開しているポータルサイト「hao123」を日本でも展開するようになった。これは、有名なサイトを分類して表示し、簡単に検索できるようになっている。
 
日本語バージョンのhao123は、日本市場に特化して、超人気サイトはアイコンで、アイコンなしの便利サイトもよく考えられている。ユーザーの傾向を予測して常に更新する予定のようだ。

日曜日, 9月 16, 2012

100歳人口


厚生労働省が、敬老の日を前にして全国の100歳以上の高齢者の数が5万人を超えたと発表した。調査を開始した1963年は153人だった。半世紀たって、実に300倍以上に増えている。
 
男女の比率は、女性が87%で圧倒的に多い。やはり女性の方が長生きだ。国内の最高齢は京都在住の男性で明治30年生まれの115歳。男性の長寿世界一としてギネス認定されている。女性の最高齢者は114歳だ。
 
ちなみに、大阪府は1694名。10万人当たりの数は高知県と島根県が80人と多い。大阪府は30人余りである。沖縄県は10万人当たり60人で意外だが、若者の人口が他府県に比べて増えているからだそうだ。
 
高齢者は、老化に伴い衰えボケや寝たきりになり、巨木が倒れるように死んでいくと思われていたが、実はそうではないことがわかってきた。最近の調査によると、ボケ人口が増えるのは85歳位までで頭打ちになって、100歳を過ぎると亡くなる直前までボケないと言うのだ。健康に100歳を迎えている人を見ると、みんな自信がついて自分にもやれると思うようになるのだろう。

土曜日, 9月 15, 2012

中国、政変?


中国の次期主席候補の習近平さんが、2週間消息不明との報道が流れている。10月開催予定の全国人民代議員大会も延期になるのではとのうわさが流れている。
 
中国を訪問中のクリントン国務長官との会談がキャンセルになったとの報道もある。何か異変が起こっているのではないかとつぶやかれているが、共産党一党独裁の中国からの報道は、必ずしも全部が信用できるわけではないが。
 
中国国内には、色々な派閥があって、お互い足の引っ張り合いをしているようだ。次の全国人民代議員大会で、実質ナンバー1になる習近平さんにも様々な政敵があるようだ。最後の大切な期間に大事をとって、表に出ないのではないかと読んでいる人もある。
 
  このところ、尖閣列島問題などで、反日運動が激しくなっているのも、中国内部の抗争を、反日運動を利用して国民を欺瞞するためのガス抜きの手段かもしれない。

金曜日, 9月 14, 2012

ドロップボックス


ドロップボックスを使い始めて数か月になる。店のパソコンのドロップボックスにホルダーを作って写真やExcelデーターを保存した。2階のデスクトップやノートパソコンにもドロップボックスをダウンロードした。
 
案外簡単に同期がとれて、写真やデーターの閲覧や編集が出来る。反対の作業をしても上手くいく。ところが、タブレット端末に同様のことをやったが同期が取れない。色々試した結果、インストールするときのアカウントが違っているのに気が付いた。
 
アカウントの変更の仕方がわからず、アンインストールしようとしたが、アンドロイドOSの削除の方法がわからない。試行錯誤の末、昨日やっとわかった。改めてダウンロードをしたら今度はうまくいった。
 
タブレット端末でクラウドが使えるようになると、ドロップボックスのホルダーに必要なファイルを入れて持ち歩くことが出来るので非常に便利になる。顧客先で商品のより詳しい説明が出来る。これを活用しない手はない。早速実行してみよう。

木曜日, 9月 13, 2012

恭仁京


奈良時代、聖武天皇の御世、数回にわたる遷都があった。遷都の背景は様々に論議されているが、何かの政変があったものと思われる。
 
天平12(西暦740)、唐突に、30年あまり続いた平城京から恭仁に都が移された。当初は平城京をしのぐ大規模な都を作る計画だったが、内裏の完成半ばの3年余りで、再度、難波京へ遷都してしまった。          

わずか3・4年の都でしかなかったが、歴史の一場面として語り伝えられている。一度この付近を訪ねてみたくなった。次の休日にでも行ってみようかと考えている。
 
この付近には浄瑠璃寺がある。何度も拝観している国宝の九体阿弥陀仏もあるし、一日ゆっくり散策するも良かろう。浄瑠璃寺の門前には、思い出の多い「あ志びの店」もある。ここにも立ち寄りたいと思っている。

 

水曜日, 9月 12, 2012

熱発電チューブ


パナソニックが、6年後の発売ををめどに開発中の、超小型の発電装置を発表した。名前は「熱発電チューブ」で、長さ10センチ、直径1センチのチューブを4本組み合わせた構造で、発電出力は16W/h。
 
原理は、チューブにお湯を流し、その温度の変化で発電をする。工場やビルなどの排熱を有効活用をしたり、温泉地などでの活用を考えているようだ。二酸化炭素を出さないから地球にやさしいエネルギーだと説明している。
 
パナソニックの開発チームは、将来、照明や、セキュリティーカメラの電源などに利用できると言っているが、もっと画期的な活用法がほしい。
 
問題は価格だが、そんなに安くはならないだろう。発電量がこの程度だと、実用的にもあまり期待できないと思う。

火曜日, 9月 11, 2012

映画「喝采」


ちあきなおみの歌「喝采」で思い出したのだが、二十歳ぐらいの時に封切映画館で観た外国映画の「喝采」は、今でもはっきり覚えている。出演は、グレース・ケリー、ビング・クロスビー、ウイリアム・ホールデン、いずれも大スターだ。
 
グレースはこの映画でアカデミー主演女優賞を貰っている。映画のあらすじは、かっては、名エンターティナーとして名を馳せたフランク (ビング・クロスビー) は、酒に溺れた生活を送っている。そんな彼を、妻のジョージー (グレース・ケリー) が必死に支えて立ち直させるのだが、演出家のバーニー (ウイリアム・ホールデン) が絡んで話が複雑になる。
 
この映画は、テレビででも何度か放映されている。VHSテープに録画したものも持っているが、もう見ることはないだろう。
 
 グレース・ケリーは、その後、モナコ公国大公 レーニエ3世と結婚したが、交通事故で不慮の最期を遂げている。現モナコ大公アルベール2世は、彼女の息子である