かくれ里

月曜日, 5月 30, 2022

生涯医療費

 

ひとりの人が生まれてから亡くなるまでにかかる医療費を「生涯医療費」と呼ぶ。厚生労働省の推計によると、日本人の平均額は2500万円で、70歳以上が半分以上を占めているそうだ。もっとも国民皆保険のおかげ平均自己負担額は500万円前後という計算もあるようだ。

 僕は70歳のころから医療機関のお世話になりだした。これまでに府立病院の心臓内科・消化器外科・整形外科などに10数回入院し手術を受けた。幸いなことに術後はすべて良好だ。

 この治療・手術に費やされた費用はかなりな額だと思う。しかし、健康保険のおかげで、自己負担額はわずかで済んでいる。皆保険制度のお蔭だ。日本はありがたい国だとつくづく思う。

 もっとも僕も、70歳以前はほとんど医療機関のお世話になっていなかった。自然治癒力の信奉者でもあったのだが、やはり歳には勝てなかった。今後は健康に留意して、100寿人生を謳歌しようと考えているのだが。

日曜日, 5月 29, 2022

比良登山

 

比良は琵琶湖西岸に連なる山地で、大部分が琵琶湖国定公園に属し、京阪神からの交通の便もよく訪れる人が多い。比良山へは独身の頃からよく登っている。

 心臓その他の不具合で手術が続いて、比良へ訪れるのは随分遠のいている。しかし、今回の心臓手術後の経過がよく、先日の二上山の体力試しでも自信がついたので、比良山も大丈夫かと思い出した。

 添付写真は、大津市在住の九里さんのホームページ「三人八脚」から拝借したものだ。このサイトは20数年前から拝読しているが、ここの記事を参考にして比良山地を歩いたことが多い。

 比良にはたくさんの登山コースがあるが、正面谷から金糞峠へ登るコースがポピュラーだ。これまでに何度も歩いているので、このコースを計画してみようかと思い出した。もっとも健脚な同行者が一緒でなければ実現しないのだが。

土曜日, 5月 28, 2022

GI値

 

糖化について調べる中で、GI値についても分かった。この値が高い食材を食べると血糖値が急上昇するが、GI値が低い食材を食べると血糖値は緩やかに上昇するそうだ。

 高GI食品はご飯やパン・麺類などの炭水化物。低GI食には肉・魚などのたんぱく質、デンプン質以外の野菜などが挙げられる。しかし、炭水化物はエネルギー減としての重要な栄養だ。GI値が 気になっても値の低いものだけを食べるのは難しい。

 いくつかの研究結果では食べ方の工夫を言われている。① 食物繊維と一緒に摂取する。特に海藻やキノコ類には水溶性食物繊維が多く含まれている。② 食べる順番は野菜などから先に食べる。③副菜に酢の物を付け足すことがおすすめだ。

 GI値の低い食べ物で食生活を組み立てた場合には、糖尿病と心臓病のリスクが低くなると報告された。僕は自分が食べるものは自分で調理している。糖化のことやGI値などは知らなかったが、これからは留意して調理と食事をしよう。

金曜日, 5月 27, 2022

糖化予防で健康寿命

 

かかりつけの薬局で「糖化」という言葉を知った。糖化とは体の焦げのことで、糖化したたんぱく質は、時間がたつと細胞や臓器に炎症を誘発し老化を促進するとのことだ。

 慢性の高血糖が続く糖尿病では糖化が進みやすく、網膜症や腎炎などの合併症を招く。糖尿病の診断基準の「ヘモグロビンA1c値」は、糖化の程度を表すそうだ。

 糖化は高血糖状態のときに進む。抗糖化生活は血糖値を上げない食生活が大切だ。朝食は抜かず間食はしないことだ。空腹状態のときに甘い菓子などを間食すると血糖値が急激に上がる。

 生活習慣を見直すだけで糖化を抑えられるという。すなわち、①睡眠を十分にとる。②アルコールはほどほどに。③筋トレなどで筋肉量を増やす。④食後1時間以内に軽く体を動かす。⑤禁煙。やはり、毎日の規則正しい生活が大切のようだ。

火曜日, 5月 24, 2022

トルコの対応

 フィンランドとスエーデンのNATO加盟にトルコだけが反対している。新規加入には30か国すべての同意が必要だが、トルコ一国だけがあまりにも強硬な態度を貫くと孤立を招くことになるだろう。

 しかし、トルコには賛成できない事情があるのだ。フィンランドとスエーデン両国がトルコの反政府武装組織PKKを支持していることだ。

 トルコはNATOの一員でありながらロシアからミサイル防衛システムを導入したが、これに対してアメリカはトルコに制裁を科している。

 トルコのエルドアン大統領としては、来年の大統領選挙を控え、両国の加盟を認める代わりに、欧米諸国から最大限の譲歩を引き出したいのだろう。この問題はいずれ早晩に決着がつくと思う。

月曜日, 5月 23, 2022

取水トラブル

 

愛知県豊田市にある明治用水の取水施設「明治用水頭首工」で、大規模な漏水が発生し、矢作川からの取水が出来なくなった。そこで、仮設のポンプを設置するなどして対応にあたっている。 

ここからの水道は三河地域の事業所と4500ヘクタールに及ぶ田畑にも利用している。今が田植えの時期で、「水が来ないと苗が枯れる」と大騒ぎだ。

 明治用水は、明治維新後の国策により、明治12年に着工、同17年に完成した。用水完成により開田が進み、この地域の農業は目覚ましく発展した。

 漏水の影響がどれほど続くかについて関係者は、「今の時点ではわからない」としたうえで、「原因を追究することも大切だが、最後の整備から40年以上使われている施設なので老朽化は原因の一つだろう」と指摘する。

土曜日, 5月 21, 2022

ビーバー

 

ビーバーは土木工事をおこなう変わった生態をもつ生き物とのことで、興味があって調べてみた。もっとも僕は実物を見たことはないのだが。

 ビーバーは、河川や湖・池・沼などに生息し、夜行性である。ペアと子供たちで家族群を形成して生活する。草食性で草や水草、木の葉や根、皮などを食べる。

 生息に適した川があればその土手に巣穴を掘る。巣はドーム状になっていて、出入口は水中にあり天敵の侵入を防いでいる。

 適当な場所がない場合、木をかじり倒して得た枝や小さな幹などで川をせき止めてダムを作る。ダムは代々引き継がれ巨大化することがあるようだ。このダムによって水の量を安定させ、巣が川の流れや水の増減によって破壊されるのを防いでいるのだろう。生息環境をこれほど大規模に作る動物は人間以外では唯一であると言われている。

火曜日, 5月 17, 2022

生姜

 

この季節、スーパーなどには新生姜が売られている。見つけたら必ず買って帰り、甘酢漬けにして食べている。

 根茎が小指程度の大きさまで成長した段階で葉がついたまま収穫したものを葉生姜と言って、味噌をつけて生食したり、魚の付け合わせなどにすると美味だが、スーパーなどではあまり見かけない。

 生姜は地下の根茎部分を食用とするもので新生姜を貯蔵して一年中出荷している。香りと辛み成分が高まる11月ごろが旬とされる。

 熱帯アジアが原産と言われており、わが国へは奈良時代に中国より伝わったとされている。別名「はじかみ」とも呼ばれていた。

月曜日, 5月 16, 2022

NATO加盟

 
 北欧の国フィンランドとスウェーデンがNATOへの加盟をするようだ。これに対してロシアは強く反発している。

 フィンランドはこれまで軍事的に中立を保ってきた。スウェーデンも同様だ。ところが、ロシアのウクライナ侵攻後に国の世論は、NATO加盟を支持する動きが加速し始めた。

 14日フィンランド議会では加盟申請の支持を表明した。スウェーデン議会でもこれまで反対してきた与党が立場を覆し、加盟申請の方針を打ち出した。

 しかし、加盟するには30か国すべての議会承認が必要だ。通常は1年近くかかるようだが、NATOの事務総長は「極めて迅速に承認できるだろう」と述べている。

金曜日, 5月 13, 2022

沖縄県

 

5月15日、沖縄が本土に復帰して50年になる。その記念式典が東京と沖縄で同時開催される。2会場での同時開催は復帰の年(1972年)以来だ。 

沖縄県の面積は2,281で、南西諸島の島々から構成されている。人口は150万人程で、その9割が沖縄本島で暮らしている。 

日本では数少ない南の島であるため、日本屈指のリゾート地となり、夏の観光先として定番化した。県内には多数の在日米軍基地が存在する。 

現在、政府と沖縄県は普天間基地の移転問題で対立しているが、50年前の復帰当時も同様で、「基地のない平和の島」という要望とはかけ離れた復帰だった。

木曜日, 5月 12, 2022

戦術核

 

 ロシアによるウクライナ侵攻は泥沼化してきた。ロシアの戦勝記念日におけるプーチン大統領の演説も中身が乏しい。プーチン大統領は、戦術核を用いるのではないかと言われ出した。

  戦術核は戦場単位での使用を想定した核兵器だ。射程距離が500㎞未満のものを戦術核兵器と定義されている。

 ロシアはこのままでは兵力に限界があり、戦術核兵器を使用することになるのではなかろうか。しかし、核兵器が使われると大変なことになる。ロシアはNATOに対して宣戦布告したことになるだろう。

 これまで核兵器が実戦に使われたのは日本だけだ。その後各地で紛争が起こったが核兵器は使われたことはない。核兵器は抑止力として機能しているだけなのだ。

水曜日, 5月 11, 2022

シラス

  

 シラスとは、イカナゴ、ウナギ、イワシなどの稚魚の総称だが、これを塩ゆでにして干したものはチリメンジャコと言われる。今が旬だ。骨を強くし、DNAで脳神経を活発にする効果が期待できる。

 最近朝食時に、木綿豆腐の上にチリメンジャコを乗せて、塩少々とごま油をたっぷりかけて食べている。動物性と植物性のたんぱく質が取れて良い。これが結構口に合っているのだ。

 シラスや小魚は酢と合わせるとカルシームの吸収がよくなる。胡瓜もみにチリメンジャコを混ぜることが多い。鯵の南蛮漬けにも酢をたっぷり使う。

 我が家の冷蔵庫にはチリメンジャコが常備してある。スーバーでチリメンジャコの新鮮なものを見つけたら必ず買っているのだ。

火曜日, 5月 10, 2022

今後の日韓関係

 

韓国では新しい大統領が誕生した。就任式に出席した日本の林外相は、韓国の新大統領尹錫悦氏に岸田首相の親書を手渡した。そして、元徴用工、慰安婦問題などで冷え切った日韓関係の改善に向け、対話を重ねる方針を確認した。

 林外務大臣は、「日韓関係の改善は待ったなしだ。」と指摘し、「日韓、日韓米の戦略的連携がこれほど必要な時はない」と発言した。

 尹錫悦大統領も「日韓関係を重視しており、関係改善に向けともに協力したい」と表明し、その上で「岸田首相と早期に会えることを期待する」とも述べた。

 今回の大統領選では革新候補との差はごくわずかだった。国会では政権与党は少数派だ。保守と革新の対立は激しく政権運営は容易ではなさそうだ。今後の韓国の政治に注目だ。

木曜日, 5月 05, 2022

かしわ餅

 

今日は子供の日で端午の節句。菖蒲やよもぎを風呂に入れて無病息災を願う習わしがあるようだが。我が家では全く行ったことがない。

 しかし、この日には“かしわ餅”や“ちまき”は買って食べている。かしわの葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないので、「子孫繁栄」「家計が絶えない」と縁起をかついでいるそうだ。

 かしわ餅の餅は、上新粉を練ったものだが、ちまきは中国から伝わったようで、もち米やうるち米などで作った餅を茅(ちがや)などの葉で巻いてイグサで縛ってある。

 どちらもそんなにおいしいとは思わないのだが、この時期の習慣だ

水曜日, 5月 04, 2022

リニューアルオープン

 

改修中だった長居植物園が4月1日にリニューアルオープンした。今日は午前中にTさんと二人で行ってきた。これまでに何度も訪れている長居植物園だが、いつもTさんと一緒だ。

 昨年の秋は工事中だったので自然史博物館を見学した。そんなわけで結構長い期間の工事だったようだ。改装場所は現場に立て看板が立てられていた。

 ゴールデンウイーク中で天気も良く、来場者も多くにぎわっていた。例によってカメラのシャッターを無造作に押しながら園内を一周した。

 恒例の、万葉の小径の藤棚の下での記念撮影は先客があってパス。別の場所で撮る。1時間余りの散策で退散したが10000歩近く歩いた。でも、しんどさはなかった。

火曜日, 5月 03, 2022

道の駅

 

道の駅の制度が開始されて30年以上になる。道の駅は、地域の文化・名所・特産物などを活用したサービスを提供し、道路利用者や地域の人々との情報交流を促進し、地域の活性化を図りたいというニーズによって誕生した。

 現在、全国各地に1200ヵ所近くあるようだ。最近はドライブで遠出をすることがないので道の駅を利用することは少ない。しかし、農産物などの食料品の買い出しには和泉市にある道の駅「いずみ山愛の里」へは月に1回は行っている。

 ここの道の駅は、近郊の生産者が野菜や果物を名前入りで出品している。形は不揃いでも新鮮なものが割安で買えた。ところが、先日来改装工事で休業中だったが本日行ってみたら、新しい建物が出来て、これまでの販売スペースはレストランに代わっていた。

 新築の売り場に入ってみると、都会のスーパー並みの商品陳列で値段もそんなに安いと思えない。新式のレジも数台並んであった。心なしか来店客の平均年齢は低く思えた。併設のレストランは繁盛しているようだった。駐車場は満車状態で、僕にとってこの道の駅は、あまり魅力を感じなくなった思いだ。