かくれ里

日曜日, 1月 31, 2010

正信念仏偈

 昨晩、同業者の親族の通夜式に参列した。浄土真宗本願寺派の導師による朗々たる正信偈の読経の中で焼香をさせていただいた。

 正信念仏偈は、宗祖親鸞が書き著わした「教行信証」六巻の中で、七言を一句とした120行の偈のことで、「教行信証」のエッセンスと言われていて、重要な内容が短い偈の中にすべて含まれている。したがって、浄土真宗においては、葬式の時にも、日常の勤行の時でも「正信念仏偈」が読誦されている。

 我が家も浄土真宗本願寺派の檀家である。僕は、4年前に母がなくなった頃から早朝に正信偈を唱えている。と言っても棒読みであるから五分ぐらいで終わる。その後、漢字練習帖の1頁に、鉛筆かボールペンで16行ずつ書き写している。同時に般若心経を唱えたりもするので、毎朝20分ぐらいの時間を費やしている。

 そんな訳で、正信念仏偈は大体覚えたが、だからと言って、僧侶の読経に合わせて唱えるのは難しい。あの独特の節回しはまねが出来ない。

土曜日, 1月 30, 2010

ハイチ共和国


 1月12日にハイチ共和国で起こった地震は、その規模の大きさや地質の脆弱さから空前の被害となった。死者の数は10万とも20万ともいわれている。

 ハイチの政情は長年不安定な状態が続いていて、災害に対する備えが出来てなかったようである。建設業界では手抜き工事が蔓延していて、建物はほとんどが倒壊してしまった。ハイチ政府は非常事態宣言を発しているが依然混乱状態が続いているようだ。

 ハイチでの地震発生を受けて、各国から救援の手が差し伸べられているが、災害の規模が大きすぎて並大抵では元には戻れないだろう。日本政府も500万ドルの無償援助や、援助物資の供与と自衛隊による人的支援も行っている。

 29日の鳩山由紀夫首相の施政方針演説では、「いのち」の大切さを語っていたが、ハイチでは多くの命が失われた。怪我をした人たちも医療の手が届かず、さらに死者の数が増えることだろう。この国が立ち直るにはかなりの年月が必要であろう。

火曜日, 1月 26, 2010

キャスリーン・バトル


 もう、20年以上経つだろうか。ニッカウヰスキーのテレビコマーシャルできれいな歌声が流されていた。この曲がヘンデル作曲の『オンブラ・マイ・フ』という曲で、歌っているのがソプラノ歌手のキャスリーン・バトルだと知ったのはそのときだった。

 それから彼女に関心を持つようになって、CDや日本公演の時に収録されたレーザーディスクも買った。彼女の出演している演奏会のテレビ放送などがあると必ず録画していた。

 キャスリーン・バトルは1948年8月13日生まれのアメリカの歌手で、子供のころから歌唱力に恵まれていた。1972年にイタリアのスポレト音楽祭でデビュー。輝かしい声質により有名になった。レパートリーは幅広く、英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ロシア語の歌曲を歌うことができる。過去にグラミー賞を5回受賞している。

 彼女を知った当時はよく聴いていたが、その後、あまり聴く機会がなかった。最近、ネットサーフィンをしていて、彼女の歌声が「YouTube」でアップされているのを見つけて、懐かしくなって投稿した。



月曜日, 1月 25, 2010

自動車用基本ソフト

以下は、本日のNHKテレビのニュースを転記しました。


電気自動車など次世代自動車の開発や普及に向けて、トヨタと日産、ホンダ、それにマツダの自動車メーカー4社が、経済産業省の呼びかけで、日本の技術力を結集し、高機能の技術の制御に欠かせない基本ソフトを初めて共同で開発しました。


自動車の基本ソフトは、車に搭載された多くの機能をコンピューターで制御するために欠かせないソフトウェアで、国内メーカー各社はこれまで自前で開発してきました。

 しかし、高機能の次世代自動車の開発競争が激しさを増すなかで、コストを抑えながらソフトの機能と信頼性を高める必要があるとして、経済産業省の呼びかけで、トヨタと日産、ホンダ、それにマツダの4社が半導体メーカーなどと連携して基本ソフトを初めて共同で開発しました。

  開発された基本ソフトは、衝突防止などの安全機能の強化や、走行性能の向上を図るための新しい技術に対応することができます。共同開発されたソフトは、国内のほかの自動車メーカーにも提供される見通しで、自動車各社は、基本ソフトにかけていた人と費用を、今後は次世代自動車の開発に集中できるようになります。

土曜日, 1月 23, 2010

すみよっさん


 「すみよっさん」の愛称で親しまれている住吉大社は、初詣の三が日で200万人以上の参拝者が訪れる。伝統と格式のある各種お祭りや初辰まいりなどで、大阪だけではなく全国各地から人々が訪れる。

 今日は、住吉大社の中の結婚式の披露宴会場として建てられた「吉祥殿」で同業組合の会議があった。当支部が世話役を務め、近隣七区の支部の役員が一同に集まった。総勢50名である。

 正月のことなので、会議の前に神楽殿において商売繁盛を祈念してのご祈祷を受けた。此処に上るのは孫の七五三の時以来である。

 会議は17時から始まり、18時頃から懇親会となった。20時ごろ散会して、帰路、最近新しくなってライトアップのしてある「反橋(太鼓橋)」のスナップ写真を撮った。

水曜日, 1月 20, 2010

大寒


 大寒は二十四節気の一つで、一年でもっとも寒い時期と言われている。また、この日から立春までの期間をさすこともある。

 この日は、各地で冷水に浸かって身を清める行事が行われているようだが、今年の大寒は4月上旬頃の陽気で、早くも梅が開花しているとのニュースが飛び込んできた。

 気象庁によると、1月の気温が観測史上最高になったところが各所にあって、いずれも10度前後上回っているそうだ。沖縄の先島諸島では25度を超える夏日になったらしい。しかし、この陽気もそんなに長くは続かないようだ。22日頃から寒さが戻ってくるようである。

日曜日, 1月 17, 2010

グーグルの抵抗


 中国政府はこれまで、共産党による情報独占を脅かす恐れのある「有害情報」を抑えるために、国内外のインターネット検索企業に対し、「協力」という名の下に、監視と排除の責任を負わせている。

 巨大市場・中国への参入を優先する思惑から、これに従った米グーグルやヤフーなどに対し、米議会は名指しで非難していたが、今月12日になって米グーグルが、中国語サイトの検索結果の検閲受け入れを停止して、中国から撤退する事になった。今回のグーグルの決定は、こうした批判に初めて応えるものだ。

 撤退の表明をした数時間後には、今まで検索結果に表示されなかった天安門事件や、ダライ・ラマや法輪功の写真や動画などが見れるようになっている。

 中国の胡錦濤政権は大きな衝撃を受けているようだ。米グーグルの抵抗の影響が広まれば、言論統制にほころびが生じるだけに、一層の締め付けをする構えの様だ。インターネットの問題は米中間の新たな火種になりそうである。

土曜日, 1月 16, 2010

小沢 没落近し?

 中国への巨大訪問団の実現、天皇の政治利用、外国人参政権問題、人権擁護委員会の設置等、小沢一郎民主党幹事長の動向に対しては目に余るものがあった。15日から16日にかけて、小沢氏の私設秘書だった石川知裕衆院議員と公設第一秘書だった大久保隆規氏が、「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反で逮捕された。

 小沢氏は「私自信も私の秘書も、法律に触れることは一切行っていないと信じている」と発言していたが、元秘書たちの逮捕に至っては、これは殆ど有罪と言っても過言ではないだろう。

 次の段階では贈賄側のゼネコン関係者も逮捕されるだろうが、新たな物証が出てきて、証拠が固まった段階には、小沢氏本人にも捜査が及ぶことになるのではないだろうか。

 いずれにせよ、小沢氏の民主党内での影響力がなくなるのは必至です。それどころか、場合によっては政治生命が絶たれるかも知れないだろう。今後の動静に注目しなければなるまい。

水曜日, 1月 13, 2010

スマートグリッド


 電力の供給は発電所から一方的に送電設備や変電設備を通じて需要家まで届けられているが、様々な課題が生じている。通信・ITを積極的に活用し、電力の利用を最適化しようとする構想がスマートグリッドです。

 この構想が一躍注目を浴びることになったのは、米国のオバマ政権がグリーン・ニューディール政策の柱として打ち出したことに起因する。米国では停電問題が深刻で送配電のインフラの整備が急務であって、効率的な送配電による省エネや、再生可能エネルギー導入の促進などで関連産業の成長を目論んでいるようだ。

 スマートグリッド化を進めることによるメリットとして、① 昼夜電力の移行で電力設備の有効活用と需要家の省エネ、 ② 再生可能エネルギーの導入、 ③ エコカーのインフラ整備、 ④ 停電対策、の4点が挙げられる。

 日本でも、経済産業省がスマートグリッドの実証研究を計画していて、各企業に参加を呼びかけている。大阪堺市では、シャープや関西電力が参加して、太陽光発電システムを設置した堺市内の住宅をインターネットで結び、電力を一元管理することで省エネ効果を検証するとのことだ。東京電力、日立、東京大学なども、2010年度から実証実験開始を予定しているそうだ。 

 

月曜日, 1月 11, 2010

はたちの頃


 今日は成人の日。昨年もこの日にアップしたが、僕にとっては思い出深い日である。戦後まもない頃で、当時は日本中がそんなに豊かではなかった。伯父の経営する電気店に住み込みで働いていた。そんな折に、たくさんの友が出来たのもこの日があったからだ。

 この頃の個人商店の勤務状況は、休日が月2回。就業時間12時間以上。給料は小遣い程度。それでも不服はなかった。世間一般がそうだったからである。

 「はたちのつどい」のグループに入るまでの休日は、一人で映画を見に行くぐらいでこれと言った楽しみはなかった。グループで出かけるようになってからは生活が一変した。少ない休日をやりくりして出来るだけ行事には参加するように努力していた。

 しかし、一泊旅行となるとかなり無理があった。添付画像は、唯一、小豆島に行った時の記念写真である。


土曜日, 1月 09, 2010

十日戎

 今日から三日間、えべっさんで親しまれている今宮戎神社では、商売繁盛を願う「十日戎」のまつりが盛大に行われる。宵宮の今日、何十年かぶりに参拝してきた。午後、所用で日本橋に行ったついでに立ち寄ったのである。

 商売を始めた頃は毎年参拝して、福ザサ・くま手などの縁起物を買っていたが、いつの頃からか参らなくなって数十年経っている。

 今年は連休の三が日と重り、天候にも恵まれて、大勢の人出が見込まれているようだ。しかし、時間が早かったためか、思ったほどの混雑はなかった。

 本殿の前に設えた大きな賽銭箱を覗いてみた。硬貨はかなり入っているが千円紙幣がチラホラ。これから夜半に掛けて参拝者も多くなり、賽銭の方もどんどん増えるのだろう。

水曜日, 1月 06, 2010

たい焼きブーム


 最近、「たい焼き」が人気のようだ。昔ながらの小豆のあんのほか、もち米の粉などを使って白く焼き上げた「白いたい焼き」など、変り種が出回っているようだ。たい焼きは100年以上の歴史があるそうだが、不況な時にブームが起こっていると言う。

 全国的にチェーン展開している会社も数社あって、初期投資が比較的少なくて、店舗面積も3~4坪で済むのと、みっちり研修すれば2~3日で焼き方をマスターできるで、脱サラした人や、異業種からの転職組みも多いようだ。
 
 たい焼きと言えば、1975年に子門真人が歌って大ヒットした「およげ!たいやきくん」は500万枚以上のレコード・CDの売り上げがあったが、買取り契約だったため、売り上げに応じた印税は支払われず、子門には5万円の支払いにとどまった話は有名だ。

月曜日, 1月 04, 2010

今年は金剛山へ


 恒例の初登山は金剛山を登った。メンバーは8名。コースはポピュラーな登山本道を千早城跡経由で登る。山頂には正午過ぎに到着。今年の山頂の積雪は数cm。気温は比較的高く過ごしやすい。しかし、登山者はまばらだ。

 国見城跡の広場での昼食タイム。例によって、食後には「ぜんざい」を振舞う。山上に2時間近く滞在した。一寸のんびりし過ぎたようである。

 帰路は伏見峠より念仏坂を下ることにした。この坂は一番楽なコースではあるが冬季は簡易舗装された道が凍結してよくすべる。アイゼンは持ってはいたが、アイゼンなしで何とか無事に下山することが出来た。

 9時半に登山を開始して、出発点の駐車場に戻ったのが16時丁度。今年も元気に歩くことが出来た。今日のメンバーの平均年齢からしても皆元気だった。今年も折を見て一緒に出かけましょう。

日曜日, 1月 03, 2010

エコライフ


 近年、暮らしの様々な場面において環境への負荷が顕在化している。今のままの生活を送っていたのでは将来的にも好ましくないと危惧している人たちも多く、何らかの行動を起こす必要があると訴えています。環境負荷を少なくするために何らかの行動を起こす生活スタイルを「エコライフ」と呼んでいる。

 具体的には

①エネルギーの有効利用
 日本はエネルギー資源の大部分を輸入に頼っている。エネルギー自給率は主要先進国では最も低い。そこで省エネ型の電化製品を上手に使う。低公害車の導入とエコドライブを心がけること。自然エネルギーの導入とエコ住宅の推進。

②水に関すること
 お風呂ではお湯を溢れさせない。洗濯はまとめ洗いで時間と水を大切に。キッチンでの節水。洗車は手際よく。雨水の利用も考えてみる。

③ごみに関すること
 生活スタイルの変化に伴ってごみが増加傾向にある。ごみを出さない生活スタイルを工夫する。「食」では、食べ残しをしない。生ごみから肥料を作ってみる。「買い物」時、レジ袋や包装の簡素化について考えてみる。必要以上の物を買わない。

 このほかにも、日常のあらゆるシーンにおいて、「エコライフ」を考えることが出来るのではないだろうか。  

金曜日, 1月 01, 2010

年の初めに

 明けましておめでとうございます。輝かしい2010年の幕開けです。今年も元旦から高野山に赴き、両親の墓参と、奥の院の弘法大師の御廟で一年の無事を祈念してきました。元日の高野山は15cmほどの積雪があったが、外国の団体さんや善男善女の参詣者たちが大勢訪れていました。



 さて、今年はどんな年になるのでしょうか。昨年に発足した鳩山政権はそれなりに頑張ってはいるものの、経済は昨年に引き続いて厳しいものがあるようだ。今年も我慢の一年になりそうである。

 そんな中でも、我々の業界はまだ恵まれている方だ。テレビ放送のデジタル化に向けて追い風が吹いている。家電エコポイントの延長もそうだ。但し継続するなら手続き方法等は変更しないでほしい。

 僕は、昨年古希を迎えた。現役で仕事が出来るのもそう長くはないだろう。ところが幸いなことに健康には恵まれている。現役を退いてもやりたいことは山ほどある。そのためにも健康には今以上に気をつけねばならないだろう。今年の目標は『家族の健康』それだけだ。