かくれ里

土曜日, 9月 27, 2008

『瞳』


 5月ごろ、里親制度の項で少し書いたが、NHKの朝の連続ドラマ「瞳」が、今日最終回を迎えた。3月から始まったこのドラマだが、4月頃から見初めて最終回まで欠かさず観てしまった。

 内容は、東京下町での人生模様を描いたものだが、出演者の方たちの熱演が素晴らしくて、ぐんぐん引き付けられていった。ヒロインの祖父役の西田敏行や、前田吟、木の実ナナ、菅井きん、近藤正臣などのベテランに混じって、子役たちの演技もよかった。ショートステイでやって来た元気な子、さらちゃん役を演じた松本春姫ちゃん(5歳)は、特に目立った。

 このドラマで気になった役者が一人いる。篠井英介である。木の実ナナと同じアトリエ・ダンカンに所属している石川県出身の俳優だが、現代演劇の女形として有名である。このドラマでも、ローズママ役は適役で、何ともいえない魅力があって良かった。

 まったく無知だったダンスのことも少し分かったし、連綿と引き継がれている東京下町の祭りの素晴らしさと、祭りを盛り上げる人たちの心意気が実感できた。ところで、このドラマの視聴率は余り良くなかったと聞くが、僕としては、今まで見た朝ドラの中では一番良かったと思っている。

金曜日, 9月 26, 2008

麻生内閣と総選挙

 自民党の総裁に麻生太郎氏が選ばれ、臨時国会での首班指名を受けて麻生新内閣が誕生した。8月初めに第二次福田内閣が出来て2ヶ月しかたっていないのに。福田前総理の突然の辞任は、内閣解散と総選挙を視野に入れてのものだと思う。恐らく自分では総選挙は戦えないと思ったからだろう。

 そのあたりのことは、麻生氏を幹事長に選んだときからある程度話が出来ていたのではないだろうか。ポスト福田には麻生氏が一番近いと思っていたがやはりそのようになった。自民党 麻生総裁が決まるまでには色んな演出(?)があったが、これらは民主党を意識してのものだろう。国民的人気のある麻生新内閣で総選挙を有利に戦おうと考えたからであろう。

 さて、その総選挙のことだが、11月の初めに行なわれそうだ。結果は開いてみないとわからないが、新しい内閣の課題は山積している。その中でも景気対策を最優先にしなければなるまい。我々はそれを望んでいる。

 昨日、小泉元首相が政界を引退するとの表明があった。このことが総選挙にどのように作用するのだろうか。今後、小泉氏は悠々自適の生活を考えているのか。それとも黒幕として自民党に影響力を与え続けるのか、僕の知るところではない。

日曜日, 9月 21, 2008

大和川を歩く


 『大和川を上流から下流へ歩こう』と言う計画の第3弾。今回は法隆寺から大阪柏原市辺りまで歩く計画だ。台風一過、快晴に恵まれた一日と思いきや、天気予報はあまり芳しくなかった。それでも13名の参加があった。 

 午前中は法隆寺界隈を歩いた。龍田公園の中の三室山で少し早めの昼食を摂る。食後、大和川本流を大阪に向って歩き始める。予報に反しての晴れ模様で真夏並みの暑さだ。1時間半ほど歩いた頃、雨が降り出してきたが暫らくして上がる。気温が少し下がって歩きやすくなった。

 行程の9割ほど歩いた所で、激しい雷雨となった。暫らく雨宿りしていたが止みそうにないので、最寄のJR高井田駅より帰阪することにした。

 予定では次の柏原駅まで歩くことになっていたが、次回の計画に加えることにしよう。それにしても今日一日よく歩いた。万歩計の数値は3万歩を超えている。

金曜日, 9月 19, 2008

NHKオンデマンド


 NHKが今年12月からVOD(ビデオオンデマンド)サービスを開始するようだ。見逃した番組や、もう一度見たい番組などがインターネットを通じて配信される。最近発売のテレビは、殆どVODに対応しているので、VODサービスが利用できる。
 
 NHKが放送している番組の中からドラマやニュースなどを,放送後1週間ほど配信するサービスだ。利用料金、利用方法等は随時知らせるとのことだ。多少料金がかかっても、好きな時間に好きな番組を選んで見ることができるようだ。

 しかし、現時点では、このサービスを利用するものは、全視聴者の1パーセントにも満たないだろうと思う。それよりも、HDD付きのDVDレコーダーでお気に入りの番組を録画しておいて、さらにDVD-Rなどへコピーしてタイトルをつけて保存した方が合理的かとも思うが、これも結構手間がかかるので趣味の域を出ないだろう。

 結論として、VODが広く普及するのには、まだまだ、時間が掛かるように思われる。放送技術はどんどん進歩している。アナログ波が停波する3年後には、果たしてどんな世の中になっているのか楽しみである。

木曜日, 9月 18, 2008

ナショナル坊や


 松下電器産業㈱は10月1日からパナソニック株式会社に社名を変更し、長年親しんで来た「ナショナル」ブランドも廃止して「パナソニック」に統一されることになった、と、このブログにも書いたが、いよいよ現実になってきた。関連会社の社名もすべてパナソニック〇〇になるようだ。小売店の看板も、逐次取り替えていくようだが、当店のような零細店はいつになることやら。

 Nationalブランドのエアコン、冷蔵庫、洗濯機などの白物家電と言われる商品も、すべてPanasonicブランドになる。先日、10月より発売されるPanasonicブランドのエアコン、冷蔵庫、洗濯機、掃除機の新製品の発表があった。市場にはNationalブランドの商品もまだかなり残っているようだが、これらはどうなるのだろうか。

 世界経済がグローバル化して、企業も先を見越しての経営を思考しているであろう。中村前社長からの松下電器の大改革も、今回の社名変更が、中村改革の総仕上げになるのであろうか。

 それにしても、ナショナルの名前がなくなるのは寂しい。回顧の意味も兼ねて「ナショナル坊や」を添付しよう。

月曜日, 9月 15, 2008

釆女祭


 毎年、中秋の名月の日に猿沢池で執り行われる「釆女祭」を見物に行ってきた。今年は、日曜日だったので、いつもの年より多くの人出があって大変賑わっていた。

 午後5時から花扇奉納行列があって、天平衣装をまとったミスうねめ、ミス奈良や数十人のお稚児さんたちが市内を練り歩いた。猿沢池畔の釆女神社では、花扇奉納の神事が執り行われていた。やがて北東の空に満月が輝く頃、厳かな雅楽の調べと共に2隻の管弦船が猿沢池を巡った。 
 
 同行のTさんとJR奈良駅に着いたのが2時半過ぎだ。祭りまでの時間に、ならまち界隈を散策した。こちらも初めての場所だったのでスナップ写真を撮ったり、資料館で昔懐かしい展示物を見ながら時間を過ごした。

 ならまちの散策も、釆女祭の見物も、機会があったら行ってみたいところだったので、思い切って出掛けて大変楽しかった。半日程だったが、結構歩いたので、心地よい疲れもあって、昨夜は早寝をした。

金曜日, 9月 12, 2008

体調のこと


 新しい体重計(カラダスキャン)で、毎朝晩、記録をとっている。以前にも書い たように、この体重計は、BMI(肥満度)、基礎代謝、体脂肪率、内臓脂肪が計れる。

 この数値を、毎日、EXCELで作った表に記録し、さらに月ごとの平均を出している。EXCELは本当に便利なツールだ。この体重計を使い始めたのは、2月の初めからだったが、月ごとの数値が全て下降線をたどっている。この数値が良いのかど うかの判断は別にして、最近の体調は非常に良い。風邪等ひいたこともない。

 食事については、食べたい食材を買ってきて、我流の調理をして食べている。野菜中心の献立が多いが、肉、魚なども時々混ぜて、バランスよく食べるように心が けている。

 運動は特別に何もしていないが、最近、自転車に乗ることが多くなったのも作用 しているのかもしれない。9月5日で満69歳の誕生日を迎えたが、ともかく、こ の調子で生活しておれば、健康が維持できるだろうと思っている。

火曜日, 9月 09, 2008

健康保険組合


 西濃運輸などの大手企業が、健康保険組合を解散して、政府管掌健康保険に移行するケースが増えていると言う。従業員が700人以上の単独企業の場合、健保組合を持つことができる。国庫からの給付金はないが、保険料を法定内で自由に決められる為、政府管掌健保より料率を低く設定出来る等のメリットがあった。しかし、新しい高齢者医療制度により、組合の負担が大幅に増えることになったのが最大の原因らしい。

 新高齢者医療制度では、前期高齢者(65~74歳)の医療費を支える仕組みが変わって、すべての前期高齢者の医療費の面倒を見なければならない国民健康保険を救済することが最大の目的である。

 その結果、健保組合の高齢者医療費負担が増加、殆どの組合の保険料率は、政府管掌健保より高率に設定しなければ赤字になってしまう。そんな訳で、今後も健保組合を解散して政府管掌健保への加入者が増えるのは間違いないだろう。

 政府管掌健保の加入者が増えると、国庫の負担額が膨らむ。国庫負担の削減を狙った高齢者医療制度の改革が裏目に出ることになる。今後の状況を注目しなければなるまい。

木曜日, 9月 04, 2008

動画解像度


 テレビ放送のデジタル化に伴い、薄型テレビへの買い替えに拍車がかかっている。各社から新製品が発表されているが、機種選びの決め手の一つに動画解像度がある。

 動画を表示したときに動画解像度が低いと「動画ボヤケ」が起こり、残像が出てしまう。大画面化していくほどこの動画ボヤケが目に付くようになる。特に、液晶方式のテレビは動画解像度が弱点と言われてきた。この原因の一つには応答速度の問題がある。液晶体に電圧をかけて実際に光るまでには一定の時間がかかる。応答速度を速めるために、画面が変わるときに高い電圧をかける「オーバードライブ技術」を採用している。

 液晶方式に力を入れている各社は、画面の1秒間の書き換え回数を、60Hz回から整数倍の120Hz、180Hz、240Hz、と増やしている。又、映像のコマ間に、黒の表示データーを書き込んで、擬似的に映像をリセットする効果を狙っている。  

 現在は、30V型以上の大半がパネル倍速駆動を採用し,「動画ボヤケ」現象の改善をしている。液晶テレビ購入の場合は、倍速パネル搭載機種を選んだ方がいいだろう。

火曜日, 9月 02, 2008

白川郷


 岐阜県の庄川流域に合掌造りの白川郷集落がある。富山県の南西端にある五箇山の合掌造り集落と共に、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。

 10月の連休に、いつもの仲間と白川郷で一泊することとなった。目的は、白川郷近くの「籾糠山」の紅葉を愛でるハイキングである。僕は、この方面のことはまったく知らなかったが、京都在住のWさんのお誘いを受けて行く事になった。

 10月12日出発で,一日目は北陸自動車道の小松ICから、白山スーパー林道を走る。林道からの雄大な景色も楽しみである。参加メンバーは15名となって、ワンボックスカー2台で定員いっぱいだが、かえって賑やかでいいだろう。運転手さんにはご苦労をかけるが、出発時間を早めにして安全運転で走行しよう。

 二日目は、天生峠(あもうとうげ)から籾糠山(1744.3m)へ登る。天生峠が標高1290mなので、標高差は450mあまりである。ハイキングコースは約10km。途中に湿原があったり、ブナの探勝路があったりで、心を癒してくれる楽しいハイキングとなろう。10月の連休が待ち遠しい。

月曜日, 9月 01, 2008

防災の日


 今日9月1日は防災の日。全国各地で災害に備えるさまざまな訓練が行なわれている。大阪では、今世紀の前半に東海から四国にかけての沿岸て起きるかも知れないと言われている巨大地震を想定して国の総合防災訓練が行なわれた。

 「災害は忘れた頃にやって来る」と言うが、戦後凡そ50年間は大きな地震は起こらなかったが、阪神淡路大地震があってから、大型の地震が頻繁に発生しているように思う。近い将来に巨大地震が大阪近郊で起こらないと言う補償は何もない。

 大阪 岸和田市の訓練会場では、住民が参加する大規模な防災訓練が始まり,福田総理大臣を団長とする政府調査団が、岸和田の訓練会場の視察にやって来た。大阪府の橋下知事も訓練の様子を見守っていた。

 毎年、9月1日には、防災について色々考えるが、もしもの時のために,身の回りの整理整頓はきっちりやっておかなくてはなるまい。具体的には色々マニュアルがあるので、それ等を参考にすればいいと思うが、となり近所との人間関係を、密にしておく必要がある。