かくれ里

土曜日, 2月 29, 2020

マスク


新型コロナウィルスの感染拡大でマスクの品薄が続いている。経済産業省はインターネットオークションでの出品を自粛するよう、サイト運営各社に通達した。
 
 ネットオークションに高値で出品している業者は、相当数の在庫を抱えているケースもあると思われるので、今さばかなければ売れ残ると認識させ流通量を増やす狙いもあるのだろう
 
 政府はマスクの品薄解消に向けて、輸入も含めて月間6億枚まで増やしたいとしている。こうした中シャープが三重の工場でマスクを生産することになったようだ。3月中に生産ラインを作って段階的に一日50万枚の生産量を目標に稼働するようだ。
 
 シャープとしては、工場には液晶ディスプレイを生産するためのクリーンルームがあり、衛生環境が整っていることからマスクの生産に活用することになったそうだ。こうした異業種による生産が品薄の解消につながるのではないのだろうか。

水曜日, 2月 26, 2020

クルーズ紀行


 新型コロナウイルス関係のニュースで毎日にぎやかだが、大型クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号のことも盛んに報道されている。自分にはあまり関係ないと思っていたクルーズ船のことが知りたくなって調べてみた。
 
 世界には350隻以上のクルーズ船が存在していると言われているが、いずれも豪華船で運賃も非常に高価だ。とても庶民が乗れるような代物ではないが、それでも需要はあるらしい。
 
 日本には「飛鳥Ⅱ」が就航しているが、全長が241m、5万トンクラスの船で、乗客定員は872名だ。4月から7月にかけて世界一周のクルーズが計画されているが、この旅行料金はクラスによって、500万円から3000万円ぐらいまであるそうだ。
 
 他にも、数日間のツアーが目白押しだがいずれも高価だ。ところが、コロナウイルスの蔓延によって、今年のツアーはすべて中止になったようだ。予約料金を支払っている人たちには全額払い戻すそうだ。関係者にとっては大きな負担になってしまったようである。

月曜日, 2月 24, 2020

いよいよ開通


阪神高速大和川線が329日に全線開通する。当初2016年末の開通と聞いていたので3年余り遅れたことになる。大和川線は全長9.7kmのうち、ほとんどの区間が地下トンネル構造だ。
 
 開削した土地に箱型のトンネルを造り、元の地面まで埋め戻す開削工法で施工される区間と、シールドマシンで掘り進めるシールド工法で施工される区間がある。双方のトンネルの表情が全く違うので、形が切り替わるポイントの所を見てみたい。
 
 26号線の鉄砲出入口と大阪高石線(ときはま線)の常盤出入口と大阪狭山線の天見出入口の3ヵ所が新しくオープンする。料金は鉄砲入口から松原JTCまでが570円だ。開通したら話の種に走って見ようと思っている。

金曜日, 2月 21, 2020

野生動物による農業被害


 アフリカでのバッタによる被害のことを書いたが、日本ではイナゴの被害は時々あるが規模はそんなに大きくない。ところで、野生のシカが増えて、食害による農作物の被害額のうち、シカがしめる割合が年々大きくなってきているそうだ。  

 シカは樹皮をはぎ取って食べるため、林業への影響も甚大だ。草も大量に食べ、若い芽から食べられるので森はどんどん荒れていく。
 
 シカが増えたのは、シカ肉やシカ皮の需要が減り、ハンターたちも高齢化で捕獲数自体が減ったことも原因の様だ。温暖化などの影響で積雪が少なくなったため広範囲に歩き回って餌を求めることが出来るので、生存率が上がったこともあるのだろう。

 日本にはシカの天敵のオオカミもおらず、クマもシカを捕まえて食べないために自然淘汰は難しいが、アメリカのイエローストン国立公園で、実験的に公園内にオオカミを放ったところ、食物連鎖が正常な状態に戻り始めたと言う報告がある。人が絶滅に追いやったオオカミが、森の環境に作用していたのではと言われているようだ。

水曜日, 2月 19, 2020

蝗害(こうがい)


  アフリカ東部のケニアやソマリアで、バッタの襲来による農作物の被害により食料不足が深刻化しているようである。バッタの大量発生による深刻な被害のことを「蝗害」と呼ぶそうだ。
 
 このバッタは、日本にもいるトノサマバッタとは同じ科で、分類的に近いサバクトビバッタで体長は5センチほどだ。一日に自分の体重と同じ量の植物を食べる。これまでにも時々大発生して農作物に壊滅的な被害を与えてきているようだ。
 
 ケニアでは、1千億匹から2千億匹のバッタに主食の穀物類が食い荒らされ、過去最悪の被害を被っている。大量発生は気候変動が原因とみられている。専門家は、インド洋の海面温度の上昇による大量の雨やサイクロンの襲来が大発生を招いたのだろうと言っている。
 
 各国で殺虫剤の散布をしてきたが駄目で、国連はドローンを使った殺虫材散布を計画している。現地では穀物の植え付けがまもなく始まるが、バッタの孵化も始まり、今後飛躍的に増えることが予想されるので、早急に制圧しなければなるまい。

火曜日, 2月 11, 2020

観梅


午後から家内と二人で泉北の荒山(コウゼン) 公園の梅見に行ってきた。天気も良かったからか、駐車場はほぼ満車状態だった。例によって家内は車から降りないので僕一人で散策することにした。
 
  堺市が管理する17haのこの公園には50品種1200本の梅が植樹されているそうで、観梅スポットとしてこの季節は訪問者が多い。本日も家族ずれなどが大勢来ていた。
 
  広い園内を1時間ほど散策したが、景色は期待したほどのことはなかった。いつものようにカメラのシャッターを無造作に切ったけれども、満足のいく写真は撮れてなかった。しかし、最近全然歩いていないのだが、今日は久しぶりによく歩いた。

日曜日, 2月 09, 2020

緊急対策


  自民党の岸田政調会長らは、新型コロナウィルスの感染拡大に対し、検査体制の整備や観光業をはじめ中小企業に対し、緊急の資金繰り対策などの提言書を安倍総理に提出した。
 
 これに対し安倍総理は、「国民の命と健康を守ることを最優先に決断していく。政府としても緊急対応策をまとめ,予備費を活用して速やかに実行して、地域経済への影響に目配りしながら万全の対応をしていきたい」と述べた。
 
 菅官房長官も記者会館に於いて、安倍総理の指示に触れたうえで、「予備費の活用も視野に入れて必要な対策を早急に取りまとめ、感染防止に全力で取り組んでいきたい」と語った。
 
 菅官房長官は又、WHOからの感染対策に関する資金面での協力要請を受け、WHOに対し、10億円を拠出することになったと明らかにした。

土曜日, 2月 08, 2020

感染拡大

 新型コロナウィルスが中国で大流行する中、政府は水際対策に懸命だが、日本でも感染が広まるのか。日本国内では、観光関連をはじめ様々な企業に影響が出ている。関西地方 特に大阪は、その影響が顕著なようだ。一方、マスクを製造する会社では、24時間フル操業しても追い付かないほどの注文が舞い込んでいるらしい。
 
  この度、大変迷惑を被っているのが豪華クルーズ船のようだ。横浜港に入港予定だったダイヤモンドプリンセス号の3700名もの乗客乗員が上陸できなくなっている。14日間は船室から出られないそうだ。
 
  中国武漢では、新型コロナウィルスが流行する前に、いち早く警告した医師が逮捕され隔離されていたが、この医師はウイルスに感染して亡くなっていたため、政府の対応の遅れが問題視されだした。秘密を旨とする共産党政権にほころびが出てきたようだ。
 
  今回の対処失敗で、習近平国家主席は「強力な指導者」の虚像が完全に崩れたようだ。習近平氏に対し、共産党幹部や国民の不満が暴発しつつある。新型肺炎の収束がある程度収まった時期に今回の失態の責任を問う声が上がるのではという評論家の意見もある。

火曜日, 2月 04, 2020

医療制度改革


政府は、75歳以上の人が窓口で支払う医療費について一定以上の所得がある人は、現在の1割から2割に引き上げる方針のようだ。社会保障費が増え続けている中、たとえ高齢者であっても所得の多い人に対して「応能負担」を考えている。
 
 この医療制度は、75歳以上の後期高齢者の医療を国民がみんなで支える仕組みで、医療費のうち窓口負担を除く分を、公費と現役世代からの支援金と被保険者からの保険料によって負担することになっている。その比率は、本人が1割、現役世代の支援金が4割、公費が5割だ。
 
 僕も後期高齢者になって5年が過ぎたが、所得が少なくなった今、窓口1割負担は大いに助かっているが、後期高齢者が増え続けている中で、医療制度改革の議論がなされることになったのだ。
 
 しかし、どの範囲の人だったら2割負担が可能かの判定は難しいと思う。厚生労働省の部会では、生活状況を分析し検討している。高齢者と言っても、経済状況や健康状況は様々だ。この線引きは簡単ではないだろうが今後を注目したいと思う。

月曜日, 2月 03, 2020

テレワーク


テレワークとは、「一定の場所に縛られずにどこでも仕事ができる」ということで、世界的に普及促進が進んでいる。日本でも、テレワークには交通渋滞や大気汚染などの社会問題の解決の手段として有効だとして推進している。又、パンデミック対策の一つでもある。
 
 インターネットの普及でテレワーク作業が可能になって、① 自宅利用型のテレワーク、② 外出先や移動中にパソコンや携帯電話を使った働き方、③ 勤務先以外のオフィススペースでパソコンを使った働き方などがある。
 
 テレワークを導入している企業では、育児期や介護等でも働きやすい環境を作って優秀な社員を確保する目的。退職したベテラン社員の新規採用の創出。営業職などが顧客への迅速対応が図れる等、計画的に様々な課題の解決を図っている。
 
 今年はオリンピックの開催などもあって、来日する外国人も多く、交通量も多くなるだろう。その為にもテレワークを検討している企業もあるのではなかろうか。しかし、企業にとってはメリットもあるだろうが、バックヤード縮小により、社員の労働量増加などのデメリットもあるのでは。

土曜日, 2月 01, 2020

元日桜


新しい年が始まったと思ったらもう二月だ。3日の節分の次の日は立春だ。今年の冬は暖かく、もうそこまで春がやって来ている様だ。浄瑠璃寺門前の「あ志び乃店」からのTwitterに「元日桜」が開花したとの報告があった。写真を拝借して添付する。
 
 元日桜は旧暦の正月あたりに咲くことからそのように呼ばれているが、別名ヒカンザクラと呼ばれることもある。学名は、寒緋桜(カンヒザクラ)で桜の原種の一つだそうだ。
 
 「あ志び乃店」の元日桜は、毎年この季節に見事に咲くようだ。20年ほど前から、浄瑠璃寺・岩船寺のある「当尾の里」へはよく行っている。その折には必ず「あ志び乃店」へも立ち寄ることにしている。
 
 昨年は2月10日にお邪魔したが、「元日桜」は盛りを過ぎていた。しかし、「あ志び乃店」の広い庭園には、四季折々の花々が咲き誇る。どの季節に行っても満足させてくれるお店だ。今年もいつもの皆さんと行きたいと考えているのだが・・・・・。