福島の原発事故以来、日本のエネルギー問題は大きく転換した。国は電力発電のウエイトを原子力で50%まで増やす予定だったようだが、それがゼロになるかもしれない。
代替エネルギーとして太陽光発電などの再生可能エネルギーが叫ばれているが、いずれも効率は良くない。わが国のような人口密度の高いところでは無理だろう。
電力各社は節電を訴えているが、こちらの方もあまり効果がないと思う。いずれにしても必要最低限の電力は確保しなくてはならなぃ。
かといって大規模な水力発電は無理だろうし、火力発電は化石燃料の枯渇の問題と、大気汚染のこともあってそんなに増やせない。一体どうすればいいのだ。
ここで注目され出したのが、古くて新しい「コ・ジェネレーションシステム」である。通常の発電機は電気だけを作る。コ・ジェネレーションシステムは発電機に余った(捨ててしまう)熱を回収する装置をつけたものです。この熱を給湯や暖房に利用しようということだ。
最近、コ・ジェネレーションシステムの経済性を求めるユーザーが増えていて、これを提案する業者も増えている様だ。現在はまだ高価だが普及すると安価になると思う。最近話題になっている燃料電池も家庭用の物は、コ・ジェネーレーションとして利用できるだろう。