福島第一原発事故で、東京電力は3号機に新型のロボットを投入する。3号機の内部には大量の冷却水がたまっているので、水中を泳ぐロボット「マンボウ」が開発された。水中を移動しながら容器の底に落ちていると思われる燃料を撮影する計画だ。
これまで1号機と2号機では解けた燃料を確認できていないので、今回はうまくいくか注目されている。これまでのロボットがうまくいかなかった原因は、強い放射能によるカメラの劣化がある。しかし今回は水が放射線を遮るので長時間の調査ができるとみられている。
政府と東電は、2021年から溶けた燃料をとり出すことを目指しており、3回目となる今回こそは何としてもとり出しの方針を示さねばならない。
廃炉にはこれから先何年かかるかわからない。費用もどれだけかかるかわからない。原子力発電はクリーンなエネルギーを作り出す素晴らしい施設だと思っていたが、ひとたびトラブルが起こると大変なことになるのだ。やはり原子力は恐ろしいものだ。核廃絶も絶対必要だろう。