かくれ里

月曜日, 7月 28, 2008

低炭素社会


 原油価格が史上最高値を更新している。ガソリンや電気・ガスなどの値上げが相次ぎ、四苦八苦の毎日です。政府は、国際価格の安定に向けて、先の北海道洞爺湖サミット等で、国際協調への取り組みを各国首脳に働きかけている。

 化石燃料の枯渇に加え、地球温暖化防止という観点からも、石油などの化石燃料に依存しない「低炭素社会」の実現が不可欠であると、福田首相は力説している。

 しかし、この問題を根本的に解決するには、国民一人一人の行動が大切だと言っている。社会全体を低炭素化していくには、ライフスタイルの見直しも含めた意識の改革を国民が共有する必要がある。国民の意識改革を促すためにクールアースデーの設定も考えているようだ。

 昔から、もったいないの精神を大切にして来た日本人にとって、省エネ型の「低炭素社会」はそんなに難しいことではなかろう。毎日の生活の中でちょっとした工夫をするだけで、省エネの実現は可能である。「ちりも積もれば山となる」と言うことわざもある。我々一人一人の行動が地球を救うことになるかも知れない。

日曜日, 7月 27, 2008

エコカー


 エコロジーカー、略して「エコカー」が注目を浴びている。エコカーには、少量の燃料で走れる車や、ガソリンの変わりの燃料で走る車などがあって、エコカーにすることによって、有害な温室効果ガスを出さず省エネ効果を発揮します。 

 エコカーには国土交通省に認定されたランクによって保険料が安くなる特典がある。トヨタのプリウスなどのハイブリット車もエコカーとしての地位を確立している。普及が進めばコストが低くなって価格も下がるでことしょう。

 電気自動車も電気を充電させて走るエコカーだが、モーターの回転が弱く長距離を走れないのが弱点です。燃料電池自動車の開発も進んでいます。固体高分子型燃料電池を燃料としたエコカーで、排気ガスを出さず水だけを出して、エネルギー効率が非常に良い。今後の研究が待たれるところです。

 温室効果ガスの排出を減らすことを考えて運転することをエコドライブと言うが、一定速度で走ることを心がけ、急発進や急停止をしないようにする。こうしたことを広める活動も始まっているようだ。エコカーの普及と同時に、エコドライブをすることも環境汚染の防止、そして事故防止にもなるのではないか。

土曜日, 7月 26, 2008

モーダルシフト


 あまり聞きなれない言葉だが、CO2(二酸化炭素)削減の一つとして最近世界中で話題になっています。モーダルシフトとは、トラックによる幹線貨物輸送を、海運や鉄道に転換することだそうです。

 これによってCO2排出量の抑制のほか、道路の混雑の解消にも効果がある。そして大量輸送による単位当たりのエネルギー消費効率が良いことだ。

 国土交通省では、モーダルシフト推進に向けて、海上輸送活発化のための規制の緩和と、利用しやすい港湾の整備、船舶運行費用の低廉化などについて調査・研究を進めている。

 JR貨物でも、大阪・東京間に深夜の高速列車を運行したり、積み替え時間短縮のために貨物駅を改良して,少しでもモーダルシフトのしやすいダイヤに編成しようとしているが、近年貨物輸送量が減少し続けていて鉄道貨物を取り巻く環境は非常に厳しい。日本の現状では、モーダルシフトはあまり進んでいないようである。

土曜日, 7月 19, 2008

教職員採用汚職

 まったくやりきれない気持ちである。人を指導する立場の者が何をするのだ。

 大分県の教職員採用試験を巡る汚職事件が大きな波紋を呼んでいる。聞くところによると特定の受験者の得点の改ざんは以前からも行なわれていたようだ。得点のかさ上げをしてもらう為に金銭が動くことが問題で、そうでない受験者は成績が優秀でも合格できない。教育に携わる者がこれでは困る。10倍以上の競争倍率のところで、何とか自分の子供を合格させたいと思う親の気持ちは分からないではないが、その親も教育者なのだから軽率だったといわれても仕方あるまい。いずれの場合も不正の口利きの窓口は政治家でないだろうか。依頼を受けた政治家は試験を実施する側に圧力をかけているのだと思う。今回発覚したのは氷山の一角かも知れないが、同様のことは、大分県のみならず、他の自治体でもあるのではないだろうか。できることなら正直者が馬鹿を見ないような世の中にしてほしい。

金曜日, 7月 11, 2008

不法投棄


 ハイキングの途中で林道脇に冷蔵庫などの電化製品が不法投棄されているのを見かけることがある。廃棄物処理法に違反した行為であるが、近年、処理費用が高騰していることから、悪質処理業者による不法投棄が増えているようだ。

 不法投棄されている物の大部分は建築廃棄物だが、法律では,廃棄した者の責任だけではなく、適正な監督を怠った事業者(排出者)に対しても撤去などの措置命令や罰金が課せられることになっている。

 先日、天然記念物に指定されているサンショウウオの生息場所の近くの沢に大量に不法投棄された建築廃材が見つかったというニュースが報道されていた。不法投棄の回復には多額の費用が必要だが、その費用を当事者に求めることは殆ど不可能で、結局は税金を使わざるを得ない。従って、不法投棄を早急に見つける監視体制が必要なのだ。各自治体では、警察とチームワークを組んで、産廃Gメンを設置したりして対策が行われるようになってきた。

 大掛かりな不法投棄は行政に任せるとして、我々個人は、ポイ捨てはやめなければならない。「ポイ捨て」などと言われて犯罪意識が低い場合があるが、これも不法投棄であって廃棄物処理法違反である。不法投棄防止は一人一人の意識が大事なのではなかろうか。

土曜日, 7月 05, 2008

ENKA


 アメリカ出身の演歌歌手が、多数のメディアに取り上げられ大ブレークしている。1981年生まれの26歳のジェロ君だ。祖母が日本人で、幼い頃から『美空ひばり』の歌を聞いて育ったとのこと。大学卒業後の5年前に来日。『NHKのど自慢』や各地のカラオケ大会で賞を獲得するなどして、演歌歌手を目指していた。

 2005年にレコード会社からスカウトされ、2年間の訓練期間を経て、今年2月『海雪』でプロデビューした。彼は礼儀正しく、何を歌っても感情がこもっていて、独特のこぶしがすばらしい。近ごろ低迷している演歌の世界を盛り上げてくれるのではないだろうか。

 彼は、演歌歌手でデビューはしたものの、そのスタイルはヒップホップ調である。一見しただけでは演歌歌手とはわからないが、歌を聴くと日本人のそれとしか思えない。デビュー曲の『海雪』が大人気で、発売当初から記録的な売上げとのことである。オリコン総合ランキング第4位を獲得するなど数多くの記録を更新している。

 僕たちの年齢は、ヒップポップ・ミュージックのような最近の曲はなじまない。やはり演歌がいい。そんな意味合いからもジェロ君の今後の活躍を期待して応援してあげたいと思っている。

木曜日, 7月 03, 2008

風呂敷


 最近、環境問題への効果から、風呂敷が見直されるようになった聞いている。買い物に際し、レジ袋の利用を止めて風呂敷への転換すると、二酸化炭素とゴミの削減に貢献できるというのだ。日本では、一年間に300億枚ものレジ袋が使われているそうだ。

 風呂敷は日本独特の文化で、古くから使われていたようである。一枚の布ではあるが様々な形状や大きさのものを包むことが出来て便利なので広く普及していった。しかし、明治時代に外国から鞄類が入ってきて、風呂敷の利用が段々と減っていった。

 室町時代の風呂は、蒸し風呂のようなものだったので、床に布が敷かれていた。湯上りの際にこの布で衣類などを包んで運んだのが風呂敷の語源との説もあるが、他にも諸説あるようだ。

 風呂敷の包み方はインターネット上でも公開しているので覚えておけば便利だと思う。大きさもいろいろあるが、外出時に一二枚持参すると重宝するだろう。