かくれ里

日曜日, 11月 30, 2008

記録メディアの世代交代



 記録メディアといえば、かってはフロッピーディスクが主流だったが、その役割はCDやDVDが取って代わった。しかし、これらも早くも下降期に入ったと言われている。

 新世代DVDの規格争いが終結してブルーレイに統一されて、テレビのアナログ放送停止が近づいて、記録方式もデジタル移行の最終段階に入ったことで、関連企業は新たな戦略をとり始めたようだ。

 ただ、記録メディアの世代交代の早さに消費者は困惑しているのも事実だ。VHSで慣れている人たちは面倒な作業はしたくないといっている。市場調査によると、VHS・DVD一体型のモデルが売れているそうだが、これなどは手持ちのVHSテープをデジタル化したい人が購入した結果だとも言っている。

 シャープは、ブルーレイ駆動装置を備えた液晶テレビを売り出したが、これなども、VHS並みの簡単な操作で、ブルーレイを使えるようにしたいといい、VHSから一足飛びでブルーレイに乗り換える消費者にターゲットを当てているようである。

月曜日, 11月 24, 2008

曽爾の山々




  奈良県の東北端の曽爾村は、村の大半を占める山地が室生火山群に属し、鎧岳、兜岳、屏風岩などの柱状節理の美景は、国の天然記念物に指定されている。鎧岳・兜岳はハイキングコースが整備されていると聞いていたので一度行ってみたいと思っていた。
 
 友人のN君の誘いもあって、実現することが出来た。この日の天気は余り芳しくなく、午後から雨の予報だったので、出発を早めにして、午前8時半ごろから登山を開始した。想像していた以上に急な坂道を登って、まず兜岳頂上に到着した。 
                                                                      
 ここから鎧岳に向う。距離は1.6キロmほどだが、一旦峠に下って再び登りになる。こちらも先程と同じような急勾配の下りと登りである。ガイドブックにはハイキングコースとしてよく整備されていると書いてあったが、初心者には一寸無理なようだ。天気予報の為かも知れないが、今日は最後まで誰とも出会うことはなかった。
                                                                    
 兜岳から少し下ったところで、鎧岳の雄姿が眺められる場所がある。岩肌に張り付いた木々の紅葉が見事である。天気が良ければいい写真が撮れるのだが残念だ。鎧岳には11時過ぎに着いた。早々と昼食を済ませて、再び今来た道を登山口に向った。午後1時半過ぎに登山口の駐車場に到着。この頃から雨は本降りになってきた。

日曜日, 11月 23, 2008

書道展 2008


 浩登と一緒に裕果も習字を習っている。今日は初めての発表会があって、みんなで見に行ってきた。浩登は4年前から習っているので大分上手になっている。裕果も、幼稚園児としてはうまく書いているようだ。

 来春には裕果も小学一年生だ。浩登は4年生になる。子供の成長は早い。その分、自分も歳をとっているのだが。それでも、家族がみんな揃って元気なのはありがたいことである。

 健康なことも大事だが、思いやりがあって、笑顔が素敵な、誰からも愛される子供であって欲しいと願う。

日曜日, 11月 16, 2008

淀川を歩く


 組合本部の福利厚生部主催のハイキングの催しがあって参加した。支部では有志で何度も歩いているが、本部の行事としては初めてである。今回のコースは、淀川の河口付近を凡そ11kmを歩く。
 
 この日の朝は雨模様だった。天気予報によると、まもなく回復とのことだったので予定通り集合場所のJR海老江駅へ向った。定刻に集ったのは13名。その内、我が支部のメンバーが8名だった。行事の案内が雨天中止となっていたので仕方ないが、本部行事としては一寸寂しい。

 午前9時40分に出発。淀川大橋を北へ向って歩き始める。大和川を何度も歩いているが、大和川と比べると淀川は流石にスケールが大きい。河川敷を河口に向って2時間ほど歩いて「矢倉緑地公園」に到着。ここは水辺の景観が楽しめる緑地で、野鳥や水辺の生物の観察、潮だまりでの水遊びなど、自然とのふれあいの場として、大阪市が整備を進めている。

 ここで昼食と休憩をしたあと、午後1時過ぎより帰路に着く。復路は、市民の憩の場としてよく整備されている「大野川遊歩道」を、JR御幣島駅まで歩いて解散となった。今回は、図らずも我が支部が主導する事になったが、次回はもっと賑やかな催しになればいいと願う。

木曜日, 11月 13, 2008

定額給付金


 政府は、国民の大部分に一人当たり1万2千円から2万円の給付をすると言う。一体目的は何なのか。総額で2兆円というが結局は国民の税金で賄うことになる。野党は、選挙目当てのバラマキと批判をするが、そういうこともあるだろう。しかし、今、その日の生活にも困窮している人たちが多数いることも事実である。働きたくても働く場所がない人も多い。そんな人達にとってはありがたいことだ。

 給付金を実際に支給するには、予算関連法案の成立が不可欠だ。法案を国会に提出しても野党の反対などですんなり行かないだろう。支給は年度末ギリギリの3月ごろになるのではなかろうか。年度末はどの自治体も忙しい時期だ。事務手続きは出来るだけ簡素化すべきであろう。給付金以外にも支給に要する事務費用もバカにならない。

 今回の給付金については、様々な問題点が指摘されている。所得制限についてもいろいろ議論されたが、高額所得者は辞退してもらうが、結果的に各地方自治体の判断に任せることになったようだ。支給方法についても議論があった。結局、自治体において本人確認をした上でそれぞれの口座に振り込むようだが、口座を持たない人や、住所不定の人はどうするのか。外国籍の人はどうなのか。問題は山積している。

 経済効果についても疑問視されている。内閣府の試算では、「大部分が貯蓄に回り、個人消費の押し上げ効果は0.1%程度だろう」と言っている。これは、あくまでも独断と偏見であるが、今度のことで一番潤うのは、パチンコ屋ではないかと思う。

土曜日, 11月 08, 2008

国内排出量取引制度


 今朝のNHKテレビのニュースで報道されていたが、先月から始まっている「国内排出量取引制度」の初めてのケースとして、4つのグループから申請がなされたようだ。排出量取引については、以前このブログに書いたことがあるが、わが国でもいよいよ始まったようである。

 この制度の第1号案件として申請したのは、東京大学、ローソン、静岡ガスなどで、東京大学は教室などで使う、照明器具や空調設備などを節電型に替えて、年間4000トンの二酸化炭素を削減し、これをローソンが買い取る。又、静岡ガスは地元の食品メーカーに工場で使用する燃料を重油からガスに転換するなどの支援をして、削減できた二酸化炭素を買い取るとしている。

 政府は、これらの計画が妥当かどうかを判断するために、第三者の認証機関を定めて審査するようである。国内排出量取引制度へは、鉄鋼や電力などの主要産業が参加する意向を示している。今後、取引が活発化して、二酸化炭素の削減に繋げることができれば良いと思う。

木曜日, 11月 06, 2008

My 事務所


 事務所の模様替えをした。僕の仕事場兼プライベートルームである。面積は10㎡ほどあるが、最近、OA機器が増えて手狭になっている。何しろ新しい物が出るとすぐに欲しくなる性分なので困る。

 現在、メインに使っているパソコンのほか、デスクトップPCが2台、ノートPCも2台、プリンターが3台、スキャナーが1台、ダビング用にDVDレコーダーが2台、いずれもすぐに使えるようにしてある。

 プリンターは連続伝票用のドットプリンターのほか、インクジェットの複合機と、モノクロのレーザー機があるが、いずれもA4までしか印刷できない。たまには、B4やA3の印刷がしたいこともあるので、A3タイプがもう1台欲しかったが、設置スペースがなかった。今回の模様替えの目的は、その場所を確保するためでもあった。

 一人で贅沢だと言われるかもしれないが、自分自身では、「僕の道楽だ」と勝手に納得しているのだが ・・・・・

水曜日, 11月 05, 2008

アメリカ大統領


 注目の米大統領選は民主党のバラク・オバマ氏の圧勝だった。「変革」を旗印に戦ってきたオバマ氏は、アメリカ国民の広い層から支持されたようだ。米建国史上 初の黒人の大統領が誕生した訳である。

 オバマ氏は47歳。この若さで、大国のリーダーに選ばれたのだから、やはり只者ではないのだろう。ジョン・F・ケネディー氏が47年前に第35代の大統領に就任した時が43歳だったので、それに次ぐ若い大統領だろう。

 選挙直前の金融危機がオバマ氏にとっては追い風になったのだろうが、アメリカ経済は今大変なことになっている。経済の建て直し、イラクの駐留部隊の撤退等、問題が山積しているが、公約どおりの政治ができるのだろうか。今後の情勢を注目しなければならない。日本への影響も大きいからだ。

 日本では、福井県小浜市が、オバマ氏と発音が同じということで、「オバマ候補を勝手に応援する会」なるものが結成されて、大いに盛り上がっていると聞く。当選の報を受けて一層にぎやかなことであろう。

月曜日, 11月 03, 2008

三洋電機


 パナソニック㈱が三洋電機㈱を買収し、2009年4月までに子会社化すると報道されている。三洋電機は昭和22年にパナソニック(旧松下電器産業)から暖簾分けする形で設立した企業で、創業者の井植歳男氏は松下幸之助氏の妻の弟である。

 自社ブランドの家電製品のシェアーは小さいが、ニッカド電池やリチューム電池の商品化など、世界初、業界初といった商品を多く投入していて、開発技術力は高いものを持っている。デジタルカメラなどのOEM供給では世界トップシェアーを誇っている。

 2004年の新潟県中越地震で工場が被災して、500億円を超える損害を出したが地震保険には入っていなかった。この年、デジタルカメラなどの単価下落などもあって、大幅な減収減益となった。その後、長年続けてきた同族経営の殻を破って再建を試みたが、結果的にこのようなことになったようだ。

 三洋電機は、どちらかと言うと、地元密着型の街の電器店を優遇する傾向があったので、当店などは、サンヨーの商品を好んで販売したものだ。三洋電機の佐野社長は、ブランドや雇用の維持など、統合後も経営の独立性が維持できるよう要請したという。パナソニックとしても、大筋で要請を受け入れたようである。

土曜日, 11月 01, 2008

日本の紙幣


 今日から11月。今年も2ヶ月を残すだけとなった。ところで、現在流通している紙幣が最初に発行されたのが、平成16年11月1日で、これをE号券というそうだ。それなら、A号券からD号券までもあるのだろうと、興味があって調べてみた。

 日銀は戦後すぐにA号券を発行したが、これはインフレを乗り切るための、暫定的役割しかなかった。昭和25年から28年にかけて、順次50円、100円、500円、1000円のB号券が発行された。

 昭和30年の前半からは、C号券として、5000円券と10000円券も発行された。この頃、B1000円の偽造紙幣が大量に出回るようになった為、昭和38年11月に1000円のC号券を発行した。

 昭和59年11月に1000円、5000円、10000円券が新しくなった。これがD号券である。平成12年にはD2000円券が発行されたが、あまり普及流通していない。その後、印刷技術の進歩と偽造札の増加に対応するため、20年ぶりに千円券、五千円券、一万円券が一斉に変更され、現在に至っている。