大震災

 

２８年前の平成７年１月１７日の早朝、大きな揺れで目が覚めた。すぐにテレビを点けると、阪神高速道路が崩壊した映像が写し出されていた。これはただ事ではないぞと飛び起きた。我が家は前年に、店舗と居宅部分の改装工事をしていたのだが、幸い異常はなかった。

　その後のニュース報道で、兵庫県内での被害の様子が分かった。大阪市内でも西区方面の顧客から被害の連絡が入ったが比較的軽度のようだった。

　数日たって被害の全容がわかったが、静観するしかなかった。何かとお世話になっている尼ケ崎の知人の店が半壊したとわかったので、２週間ぐらいにたってから訪問した。

　２８年たった現在、震災の出来事は風化されつつあるが、毎年この日にはいろんな行事が執り行われている。今後、このような自然災害がいつ発生するかもしれない。しかし、これも運命と考えるしかなかろう。

成人の日

 

僕が大阪市主催の成人式に赴いたのは６３年前の１月１５日だった。中の島の中央公会堂には２０００名ほどが集まった。この時に沢山の友人ができて、そのうち数名とは現在もお付き合いしている。

　現在、成人の日の祝日は１月の第２月曜日になっているが、今年の「成人の日」は今日９日で、孫の裕果が成人式を迎えることになった。今日は阿倍野市内での成人祝賀式が終わったら、振り袖姿の裕香がやってくることになっているのだ。

　我が家は夫婦とも何とか平凡な生活が送れている。佳美家族も４人とも健康だ。次は孫たちの結婚だが、もうそんなに遠くはないだろう。

　それにしても６０年という年月の間にはいろんなことがあった。時代は大きく様変わりした。しかし、何とかこれまで無事にこれたのは喜ばしことだ。今後もこの状態が続くことを願う。

年賀状

 

　６３年前の成人式では多くの友ができた。そのうちの何人かからは毎年年賀状が届く。貝塚君からは今年も届いた。当方は暮れに野暮用があって発送出来ていなかったので、今朝書いて発送した。

　貝塚君とは随分あっていない。しかし、数年前に僕が入院した折にはお見舞いを送ってくれた。そのお返しもしていない。コロナが落ち着いたら是非会いたいものだ。

　玉中同期会の椎木君と奥村君からも届いた。２年ごとに開いていた同期会も１１回目で途切れた。昨年暮れには平田先生の奥さんから喪中はがきが届いた。しかし、できればもう一度同期会を開催できればと思っているのだが。

　和歌山県在住の森下先生からも頂いた。先生とは高野山町石道でお知合いなったご縁からいろんなことを教わった。先生の賀状には、「SNSもあり、本年をもって年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます」と書かれてあった。世の中はどんどん変わっていく。僕も、来年の年賀状の作成はどうしようかと考えているところだ。