ISSの運用延長について
国際宇宙ステーション(ISS)は アメリカが中心でロシアを含む15か国によって2011年に完成した。これまで宇宙実験などが行われてきたが、老朽化もあって2024年までの運用とされていた。
アメリカは、これを2030年まで延長する計画を発表し、各国へ同意を求めている。これに対し、日本政府内では議論が始まっている。2025年からの月探査計画にも参加を決めている関係上、経費の追加の問題が発生する。
ところで、中国が独自の宇宙ステーションを打ち上げた。現在3人の宇宙飛行士が滞在して、ステーションの建設を行っている。アメリカとしては、地球の低軌道上に中国の拠点だけというのは避けたいと思っているのだ。
そして、今後大きな焦点となってくるのがロシアだ。ISSの運用にはロシアなしでは困難なのだ。ウクライナ問題で米ロは激しく対立しているが、宇宙ステーションの協力は継承できるのだろうか。