かくれ里

金曜日, 6月 29, 2018

グスコーブドリの伝記


NHKラジオの「ラジオ深夜便」は結構良く聞いている。619日から23日までの午前1時台には、「俳優が語る世界の名作」というコーナーで、宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」が、仲代達也さんの朗読に宮川あきらさんのピアノ伴奏という豪華な放送があった。
 
 しかし実をいうと、宮沢賢治は知っているが「グスコーブドリの伝記」は知らなかった。19日には第一回目の放送を聞いたが、仲代達也さんの語りが素晴らしく聞きほれてしまった。続けて聞く積りでいたが次の日は聞き漏らしてしまった。
 
 ところが、便利な時代になって、ラジオ深夜便のHPでは、 聴き逃し  というのがあって、好きな時間に聞くことが出来るようになった。おかげで5日分全部聞くことが出来た。
 
 仲代達也さんの85歳とは思えない語り口には感動した。「雨ニモマケズ」の朗読も良かった。それにしても楽しい時代になったものだ。長生きしてよかった。

木曜日, 6月 28, 2018

液晶パネル


世界のテレビ用液晶パネルの生産は10.5世代になっている。と言われてもピンとこないが、一枚が畳6畳分ぐらいの大きさらしい。これを裁断してテレビ画面にするそうだ。10年ほど前、シャープの亀山第二工場の見学をしたときは、第8世代のパネルを生産していた。畳3畳分のこのパネルからは、40型クラスなら8面取れると説明していた。
 
 しかし現在、液晶パネルは生産過剰の状態で価格は低迷したままのようだ。台湾の鴻海精密工業は、米国で建設する予定だった10.5世代の工場の計画を見直す方向で動いているようだ。今後はテレビのシェアー拡大に向けてグループ総出で競争力を強化しようとしている。
 
 このため鴻海は米ウィスコンシン州には、テレビの組み立て工場を建設する可能性が高くなった。米国向けのテレビブランドメーカーからの組み立ての受注の可能性が浮上している。その上、州と結んでいる現地人の雇用確保もできる。
 
 これと並行して、日本から第6世代または第8世代の液晶パのネル製造ラインを移設して、車載用の液晶パネルを製造する計画も浮上している。ウィスコンシン州は自動車の町デトロイトにも近く、車載用パネルの需要があるため理に適っているからだ。それにしても僕の知らないところで世界は大きく動いているのだな。

水曜日, 6月 27, 2018

ホタルブクロ


今日6月27日の誕生日の花は、キキョウ科のホタルブクロで花言葉は正義。山歩きの折によく見かける植物だが、山野草として栽培されることも多い。まったく偶然だと思うが、一昨日の同期会にお越しいただいた恩師がご縁のある方のHPにホタルブクロがアップされていた。
 
 恩師が我々の学校に赴任される前には、京都府加茂の、九体阿弥陀仏で有名な浄瑠璃寺近くの学校で教鞭をとっておられた。僕も浄瑠璃寺には何度も訪れていて、門前の食堂とは懇意にさせてもらっている。数年前、この店の店主が先生の教え子の子供さんということがわかって、先生と同期生数人と訪れたこともある。
 
 この店のHPを通じてネット上で友達になった方も何人かある。店の広い庭園には四季折々の花々が咲き誇る。店主はその都度情報を発信されている。同時に浄瑠璃寺の様子もアップされている。
 
 そんなわけで、此処のHPは毎日欠かさず拝見している。今朝も開いて見たら、「浄瑠璃寺さんにホタルブクロの八重が咲いていました」との報告があったのだ。

火曜日, 6月 26, 2018

母校の歴史=テレビの歴史


昨日は心斎橋の料亭で、出身中学校4クラス合同の同期会があって出席した。この会は平成10年に初回が開かれた。この時は恩師4人を含む54人の出席があった。今回は第11回目で出席者は恩師1名と同期生15名だった。
 
 我々がこの中学校を卒業したのは昭和30年で、昭和28年創立の新設校だった。従って我々は2期生ですでに63年間が過ぎた。それぞれが違った人生をおくってこられたが、皆さんはそれなりに一病息災で元気に過ごされているようだった。
 
 僕は卒業後、おじの経営する家電店に勤め、30歳で独立して現在に至っている。最近、出身中学校の歴史とテレビの歴史が一緒だと気が付いて、昨日はそんな話をさせてもらった。昭和35年当時14型の白黒テレビが7万円ほどだった。やっと1インチが五千円になったとしてよく売れたものだ。その後色々なことがあった。今年の12月からは4K8Kの衛星放送も始まる。そんな話に皆さんは感慨深く聞いて下さった。
 
 毎度のことで趣味の写真撮影も行った。これまで僕は皆勤で、2回目以降の集合写真は僕が撮った。スナップ写真もあまり考えず無造作にシャッターを切っているが、一応記録にはなっている。今年3月には第1回目からメインで活動してくれた幹事の方が亡くなった。今回はその方の遺影を持参しての催しだった。

日曜日, 6月 24, 2018

資源ごみ


日本がタイに大量に輸出している資源ごみが環境が汚染されているとして輸入を禁止すると発表した。タイでは、ごみ処理工場周辺の住民からの苦情で警察が捜査したところ海外から大量に輸入された資源ごみが不法に処理されていることがわかった。
 
 資源ごみと、は再生資源化が可能なごみの総称で主に缶、ペットボトル、瓶、紙類、電池、金属塊などで、特定の業者にもっていくと換金できるものもある。
 
 資源ごみを巡っては、主に中国が受け皿になっており輸出していたが、その中国が輸入を禁止したことから、東南アジアが新たな受け皿になっていたのだ。
 
 東南アジアへの輸出が増加した理由は、廃棄物の処理を行う際の人件費の安さが背景にあるようだ。中国が資源制限をさらに厳しくした場合に東南アジアへの資源ごみの輸出は今後とも増加することになるだろう。

金曜日, 6月 22, 2018

拉致問題解決に向けて


米朝首脳会談を受けて、日本政府は「拉致問題」解決のための日朝会談の実現に向けて動き出している。これに対して北朝鮮はラジオ放送で拉致問題はすでに解決されたと流すなどいつも通りの揺さぶりをかけてきた。
 
 しかし、水面下では金正恩の関係者から安倍首相に接触を図ってきているという。14日、安倍総理は首相官邸で、「トランプ大統領は拉致問題を提起した。次は自分の出番だ」と拉致被害者家族に決意表明した。
 
 トランプ大統領は米朝会談で、金正恩に戦争か非核化かと決断に迫ったようだ。非核化すれば素晴らしい経済発展がある。但し、米国は金は出さない。頼れるのは日本だけだ。拉致問題を解決すれば安倍首相は応じる。解決拒否なら経済発展はない。と、まくしたてたのでは。
 
 日本はこのチャンスを絶対に逃してはならない。拉致被害者全員の帰国は日本人みんなの悲願だ。だが、問題は野党・左派の連中の動向だ。

木曜日, 6月 21, 2018

マレーシア



92歳で15年ぶりに再登板したマレーシアのマハティール首相が、12日間の日程で来日した。復帰(5月10日)後初めての外遊である。日本政府はマハティール氏を手厚くもてなした。安倍首相や黒田日銀総裁とも会談した。
 
 マレーシアは、東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を領域とする連邦立憲君主国家で、人口は約3200万人だ。イギリスより独立したのは1957年で、マレーシアの成立は1963年9月16日である。
 
 マハティール首相は、訪日期間中に多くの場で発言したが、TPP問題については「特に関心がなく、再交渉が望ましい」と述べた。また、「アジアの未来」において、中国は極めて重要な存在であると語った。
 
 マハティール首相は会議において、中国に対する自らの見解を説明し、中国とは友好交流を望んでおり、対立ではなく話し合いを望んでいると丁寧且つ忍耐強く説明した。

水曜日, 6月 20, 2018

小惑星「Sumiyoshi」


数日前に「はやぶさ2」の話題で小惑星リュウグウのことを書いたが、本日、住吉大社より 住吉っさん という冊子が届いた。その中に小惑星「Sumiyoshi」について書かれてあったので転記させていただく。
 
 この小惑星は、住吉大社の宮司のご子息、古川麒一郎氏が1977年に発見した。小惑星の命名権は発見者に与えられる。古川氏は小惑星18290番を住吉大社にちなんで「Sumiyoshi」と命名して申請していたのが昨年認定された。
 
 古川麒一郎氏は平成28年6月に86歳で逝去されたが、晩年には自身と所縁の深い住吉大社に想いを寄せられており、遺言によって小惑星「住吉」の認定書は、住吉大社に寄贈されたと書かれてあった。
 
 京都大学大学院の理学研究所宇宙物理学専攻の天文学者の古川氏は、発足時の国立天文台助教授などを歴任された。東京天文台の木曽観測所においては、小惑星を多数発見されており、その中の91個に命名権が与えられたそうだ。

火曜日, 6月 19, 2018

会期延長


明日に会期末を迎える今国会は、1ヵ月ほど延長することになったようだ。政府与党は明日の衆議院本会議で延長を議決する。
 
 当初、政府・与党は長期の延長は考えていなかった。しかし、今国会の最重要法案である『働き方改革関連法案』が参議院で審議中で野党が反対しても絶対に譲れないため、成立に必要な日数を確保する方針だ。
 
 与党の言い分は、この法律は国の発展に必要だからということだが、安倍総理はこの国会は『働き方改革国会』としてきたわけだから、秋の自民党総裁選を控え、この法案が成立しませんでしたではダメージが大きいからだ。
 
 野党は「会期を延長せず法案は廃案にすべきだ」としているが、森友・加計問題などをめぐり、今後も国会の場で追求できる点では内心、悪くないと思っているのでは。しかし、国民の側からすれば、会期を延長するのであれば中身のある議論をしてもらいたいものである。

月曜日, 6月 18, 2018

中国包囲網



中国情勢に精通するノンフィクション作家の河添恵子氏は、「トランプ政権は、12日の米朝首脳会談をもって、北朝鮮問題に1つの区切りをつけ『中国との対峙』に舵を切ったと言える」と話している。
 
 マレーシアのマハティール首相が訪日し、安倍首相と会談したが、中国を念頭に「海洋安全保障分野でも連携する方針」で、日本の考えと一致した。
 
 中国軍は4月にも南シナ海で「史上最大規模」の演習を実施したほか、台湾海峡では攻撃ヘリ部隊が実弾射撃訓練を強行した。台湾は米中双方の利害がぶつかる「発火点」として、戦略的重要性が高まっている。
 
 米国は、覇権主義の中国を「驚異の本丸」とみなし、貿易問題で対立するとともに、南シナ海での「航行の自由作戦」を展開している。トランプ政権はこれからも台湾との関係強化を進めていくだろう。

日曜日, 6月 17, 2018

小惑星について


はやぶさ2は、目指す小惑星「リュウグウ」の上空にまもなく到着する。30億キロに及ぶ宇宙の旅を続けての到達だ。
 
 「リュウグウ」は火星と地球の間にある直径が900mほどの惑星だが、有機物を含んでいる可能性が高いことから今回の対象に選ばれたのだ。
 
 小惑星は、46憶年前に太陽系が誕生したとき、惑星になり損ねた小天体だ。小惑星の場合は原始の状態が保たれているため、「太陽系のタイムカプセル」と呼ばれている。
 
 探査が成功すれば、太陽系の起源だけでなく、地球の生命誕生のなぞの解明にもつながる貴重な情報が得られる。はやぶさ2は2020年末に地球に帰還する計画だ。成功を祈る。

土曜日, 6月 16, 2018

東アジア情勢はどうなる


米朝会談の後、マスコミは様々な反応を示しているが、二人はお互い腹を割った話し合いができたのではないかと思われる。しかし年齢から言っても、多くの修羅場を潜ってきているトランプ氏は金正恩氏より一枚上手だろう。
 
 北朝鮮はこれまでアメリカと中国を股に掛けた外交を取ってきた。もし、今回の会談によって北朝鮮がアメリカの駒になるようなことがあれば、中国にとっては一大事である。
 
 金正恩氏としては、現在の体制は維持しながら経済的援助は欲しいだろう。アメリカは金銭的な援助は日韓がしてくれるだろうと言っている。日本はそれなりの腹はくくっていると思うが、韓国は南北の統一を望んでいるようだ。
 
 しかし、南北の統一は簡単ではないだろう。それよりも南北が拮抗することの方が東アジアの情勢は安定するのではなかろうか。日本の為にもその方が良い。その時には、米中の勢力も拮抗することになるのでは思うのだが。

木曜日, 6月 14, 2018

成人年齢


民法が改正され成人年齢が20歳から18歳に引き下げられた。施行されるのは2022年4月1日からだ。1876(明治9)年以来、約140年ぶりの改正とのことだ。
 
 選挙権年齢は2015年に成立した改正公職選挙法で18歳からと決まったが、この法律の付則で成人年齢の引き下げについても検討するとなっていた。
 
 今回の改正法の付則には、成人年齢の引き下げに伴い、関係のある法律の改正も盛り込まれた。飲酒や喫煙、公営ギャンブルについては、健康被害やギャンブル依存症への懸念から、法律の名前にある「未成年者」を「20歳未満のもの」と改める。
 
 僕が成人したのは1960(昭和30)年だ。1月15日に成人式を迎え、晴れて大人の仲間入りができたと喜んだものだ。しかしそれから60年近く経った現在、日本の人口構成や社会情勢は大きく変わった。だが、「成人」となるのは20歳のままで良いのではなかろうか。

水曜日, 6月 13, 2018

米朝会談


 

昨日はトランプ大統領と金正恩北朝鮮労働党委員長との直接顔合わせが行われた。ここに至るまでには紆余曲折があったが、一応穏やかな会談に終わったようだ。
 
 だが、北朝鮮の完全非核化については今後も話し合いが続くことになるだろう。日本人拉致問題も話題に上がったようだ。これに対し、安倍総理はトランプ大統領に謝意を表明した。今後、日朝の直接会談も可能になったのではなかろうか。
 
 合意文書の署名交換に際し、トランプ氏は「素晴らしい時間を過ごし良い関係を築くことが出来た」としたうえで、金委員長をホワイトハウスに招待する意向を明らかにした。
 
 アメリカ側としては、今後、金正恩委員長がどのような動きをするか注目することになるだろう。次は朝鮮戦争の終結まで持っていけるかどうかだ。万が一、北朝鮮が中国に近づくようなことがあれば、これまでの労力は振り出しに戻るかもしれない。

月曜日, 6月 11, 2018

古墳時代


 2019年の世界遺産登録を目指してスタートラインに立った百舌鳥古市古墳群だが、近畿で唯一世界遺産のない大阪府として登録は悲願だ。偶然かもしれないが、僕たちは昨年暮れから古墳と縁があるのだ。昨年暮れには、飛鳥、百舌鳥、今年になって、佐紀盾列、昨日は馬見丘陵を歩いた。
 
 日本の歴史において、古墳時代と言われるのは三世紀の後半から七世紀頃までとされている。中央集権体制の黎明期で、権力者によって前方後円墳などの大きな古墳がつくられた時代のことで、仏教伝来もこの頃である。
 
 昨日のボランティアガイドさんの説明によると、古墳時代は桜井市にある箸墓古墳が出来た頃から始まって、佐紀盾列、馬見丘陵、その後大阪平野へと広まっていったというのだ。古墳は権力の象徴だったが、時代が下って大きい古墳をつくって権力を示すことはあまり必要ではなくなってきた。
 
 古墳の形も、前方後円墳から帆立貝式や方墳や円墳に変わっていった。馬見丘陵古墳群には天皇陵とされるものはないが、良好な自然環境が残された地域にあって、公園と共によく整備されている。気軽に楽しめて歴史が学べるところだ。

日曜日, 6月 10, 2018

馬見丘陵公園の花々



天気が気がかりだったが園内散策中は大丈夫だった。菖蒲園のハナショウブたちは下見の時にはほとんど蕾だったが、今日は満開で迎えてくれた。折しも69日から11日は、「花菖蒲まつり」の催しがあってにぎやかだった。
 
 「花菖蒲まつり」の催しでは、大道芸のバルーンアートが子供たちに大人気だった。公園館前のステージではピアノやバイオリンの演奏が行われていた。
 
 昼食後、公園館前で古墳ガイドツアーの受付を済ませ、アジサイ園に向かった。入口の道標がユニークだったのでスナップする。ここの園にはかなりの数の紫陽花の花が植えられている。先日長居植物園のアジサイ園に行ったがスケールはこちらの方が大きいようだった。
 
 午後2時になったので再び公園館の前に戻り、ボランティアガイドの方たちの案内で公園周辺の古墳群を巡った。所用時間は1時間半ほどだったが色々な情報が聞けて良かった。午後4時半頃の池部駅発の近鉄電車に乗って、乗換駅の、王寺駅5時2分発のJR快速電車で帰路についた

土曜日, 6月 09, 2018

イオンエンジン



7日に開かれたJAXAの説明によると、小惑星探査機「はやぶさ2」はリュウグウに627日ごろに到着する。ミッションマネージャーの吉川真氏は「はやぶさ2」をリュウグウ近くまで導いた「イオンエンジン」について、極めて安定した運転ができたと述べた。
 
 イオンエンジンは電子レンジなどでおなじみのマイクロ波を使って燃料のキセノンガスを加熱し、イオンの粒子を静電気の力ではじき飛ばしてその反動で進む仕組みだ。4台ある3台を小さな動力で動かしても空気抵抗のない宇宙では加速が可能である。
 
 小惑星リュウグウの大きさは直径1km程度とみられているが、形や自転軸の向きはまだわかっていない。探査機から見たリュウグウを確認しつつ接近していく。到着には精密な誘導が不可欠だ。
 
 地球からリュウグウまでの距離は27億キロも離れているに遠隔操作が出来ているのには驚きだ。「はやぶさ2」は、1年半ほどリュウグウに滞在して、2020年末頃に地球に帰還する予定だ。気の長い話だが多分成功すると思う。

金曜日, 6月 08, 2018

CVID


CVIDは、①完全で、②検証可能な、③後戻りのできない、④廃棄。この四つの英語の頭文字を取ったもので、アメリカが北朝鮮に完全非核化を求めているものだ。
 
 北朝鮮にしてみれば、核を手放した後で軍事攻撃をされたり、体制を転覆されないために体制保障を求めているのだ。要するに、アメリカは信用はできないと言っていたが、6月12日の米朝会談を前にお互いの信頼関係はかなり前向きになったようだ。
 
 日本はアメリカと同じ行動をとってきたが、安倍総理は先ほどトランプ大統領と会って、詰めの話し合いをした。トランプ大統領は、日本人拉致問題は必ず議題に上げると約束したようだが、拉致問題は日朝の直接会談を開催した上での解決になるだろう。
 
 12日の会談がどんな結果になるのか判断は難しい所だが、アジア地域の為には平和的な解決が望ましい。そうなった時には、日本からの北朝鮮への経済援助は大幅に増えることになると思う。

水曜日, 6月 06, 2018

カタール


 中東の国カタールは、ペルシャ湾に面した面積が秋田県ほどの大きさで、人口200万人ほどの小国だが、エネルギー資源が豊富でLNGの輸出量は世界で一番多い。日本も発電用に大量に輸入している。カタールは近年めざましい成長を遂げている国だ。
 
 一年前、サウジアラビアなど中東の6ヶ国が突然カタールとの国交を断絶した。テロ組織を支援しているというのがサウジアラビアなどの言い分だが、背景には、中東地域でのサウジアラビアとイランの激しい覇権争いがある。
 
 サウジアラビアなどは、関係修復の条件として、イランとの関係縮小、カタールに本社を置く衛星テレビ局「アルジャジーラ」の閉鎖など13項目の履行を要求しているが、カタールはこれらの要求に対して「主権の侵害だ」として拒絶している。

  しかし、解決のカギはアメリカが握っているようだ。トランプ大統領はサウジアラビアなどと共にイランの封じ込めに躍起になっており、アラブの内輪もめは困るとして間を取り持とうとしている。だがカタールは、海底ガス田を共有するイランとの関係を断ち切れない事情もあって、関係修復は簡単ではなさそうだ。



火曜日, 6月 05, 2018

パソコン事情


東芝のパソコン事業をシャープが買収するというニュースに驚いている。シャープはメビウスブランドでパソコンを作っていたが、2010年に撤退している。東芝はダイナブックブランドのパソコンを売り出しいる。ノートパソコンでは世界シェアートツプを誇ったこともある。
 
 NEC、富士通、ソニーなどの日本のパソコンメーカーは中国などの新興メーカーの安値攻勢と、スマホ、タブレットとの競合が激しくなったため、NECも富士通も中国メーカーとの合弁会社を設立する状態である。
 
 ソニーのパソコン部門は、2014年に日本産業パートナーズに売却した。当店も一時期、ソニーのデスクトップパソコン「バイオ」を使っていた。しかし、この頃のパソコンは1セット30数万円していた。
 
 シャープは台湾のホンハイ傘下で経営再建が進みV字回復している。このたび、人気ブランドのダイナブックを手に入れることで一気に販路を広げていくことになるだろう。ITと家電の融合にも力を入れており、東芝の技術を取り込んで成長につなげる考えのようだ。

月曜日, 6月 04, 2018

タイサンボク



長居植物園には珍しい樹木が沢山植えられている。これまで名前は聞いたことがあるが、それだと分かる樹は少なかった。しかし、それぞれの樹木には名札を付けてあるので、少しずつ覚えていっている。
 
 昨日はタイサンボクを覚えた。北米原産で日本には明治時代に渡来した。枝先につく純白の花は花びらが肉厚で丸みを帯び、直径が15㎝ほどある。普通花びらは6枚だが、9から12枚になるものもあるそうだ。
 
 モクレン科モクレン属の常緑広葉高木で、漢字では泰山木と書く。放置すると樹高が20m以上にもなるが剪定がしやすいため、庭木として植えられることもある。日本では公園樹としてよく植栽されるようだ。
 
 タイサンボクはアメリカ合衆国を象徴する花木とされ、ミシシッピ州とルイジアナ州の州花に指定されている。特にミシシッピ州にはタイサンボクが多いらしい

日曜日, 6月 03, 2018

長居植物園の紫陽花


午前中にTさんと二人で長居植物園へ行ってきた。6月になってあじさい園の紫陽花も見ごろだろうと期待して行ったが、大勢の人でにぎわっていた。写生をするグループ有り。カメラのレンズ交換をしながら熱心に撮影している年配の人もいた。僕はいつも通り、コンデジで無造作にスナップする。
 
 植物園ではシーズンごとにイベントを行っている。今月中はアジサイ園で「紫陽花ウイーク」を開催している。アジサイは雨の日は特に映える。雨の日の入園料は割引があるようだ。もっとも,大阪市民なら65歳以上は無料なので僕はこれまで入園料を払ったことはない。
 
 アジサイ園を一巡し、大池の付近に来ると、ハナショウブやスイレンも見ごろを迎えていた。ハスの花はもう少しあとの開花の様だった。ハスは朝早く咲いて午後には閉じてしまうので。この期間の開園の時刻は少し早いようだ。
 
 植物園には1時間半ほど滞在した。今日も「万葉の小径」の藤棚の下でスナップ写真を撮った。毎年長居植物園へは自転車で数回訪れているが、毎回この場所に於いて自動シャッターで記念のポートレートを撮っているのだ。

土曜日, 6月 02, 2018

4K8K衛星放送


『新4K8K衛星放送』に対応したAndroid TV搭載チューナ
 
オープンプライスだが、3万円未満を想定している。
 
 今年12月から4K8Kの放送が開始する。民放キー局などでつくる「放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は、昨日東京で記念の式典を開いた。式典で野田聖子総務大臣は、4K8K放送を視聴するためには専用の機器が必要になるなど放送局に周知徹底するよう求めた。
 
 現在市場には、新4K8K衛星放送が受信できない4Kテレビが約900万台あるとされているが、放送を受信するためには放送に対応した専用のチューナーが必要だ。しかし発売はまだで値段も決まっていないようだ。
 
 ネット上では、「ピクセラ」から4K8K放送に対応したAndroidTV搭載チューナーを10月初旬に発売する予定とあった。「ピクセラ」がどんな会社か知らなかったが、OEMを中心とした販売をしている会社のようだ。だが、このチューナーは自社ブランドで直販体制を構築するらしい。
 
 4K8K放送開始まで半年を切ったが、我々の業界では今一つ関心が薄い。もっとも僕自身は、2020年のオリンピック放送は8Kテレビで観戦する積りでいる。恐らくその頃商売はやめているだろう。

金曜日, 6月 01, 2018

歩く効用


人類の歴史500万年を24時間に例えると、文明が開化して歩かなくても移動できるようになったのは最後の2秒前だと知った。それまでは,どこへ行くにもみんな歩いてたのだ。
 
 現代人は昔の人ほどは歩かなくなったので、様々な生活習慣病に悩まされるようになった。歩くということは頭脳を刺激する。頭の切り替えには身体を動かすことがいちばんである。その理由は次のようだ。
 
 () 歩いていると、目、鼻、皮膚などから様々な刺激が入ってきて脳を刺激する。() 全身の血行が良くなり血管がリズミカルに動いて新陳代謝が活発になる。() 手足の筋肉から大脳へ送られる様々な信号が、脳にとっては効果的な刺激になる。
 
 僕も、なるべく歩くように心がけているが、持病の腰部脊柱管狭窄症が災いして、以前ほど歩けていない。まあ~ そんなに若くないのだから、無理をせずにマイペースで行こうと思っている。