かくれ里

日曜日, 2月 28, 2021

くたいじ

 

浄瑠璃寺(九体寺)は僕の好きな寺社の一つだ。本堂の建立は12世紀はじめと伝えられているが、このお堂には九体の阿弥陀如来像が安置されてある。ただ今は一番大きな中尊像が修理のためにお出かけになっておられる。

 先日、“あ志び乃店”に行った際に浄瑠璃寺を参拝したのだが、中央には灌頂堂のご本尊の大日如来が座しておられた。大日如来像は中尊像の百分の一くらいの大きさの仏さまだが、そのようなことを感じさせない存在感があった。

 次の阿弥陀像の修理は100年先のことと思われるので、大日如来像が本堂中央にお座りになられるのはおそらく寺の歴史上めったにないことだろう。本当に貴重な時にお参りすることができた。

 実は、5年前の1月10日に、ドライブを兼ねて家内と二人で、瑠璃寺を訪れて、灌頂堂の大日如来像を拝顔している。尚、添付した色紙画像は、浄瑠璃寺住職の佐伯功勝さんと、前住職の佐伯快勝さんのものです。

土曜日, 2月 27, 2021

ワクチン接種情報

 

コロナワクチンの医療従事者向けへの先行接種が始まったが、これまでのところ接種直後に重いアレルギー反応が出たりするケースは報告されていない。我々一般市民への接種はいつ頃になるのだろうか。

 一般市民が接種を受けるまでの手順は、各自治体から接種券が送られてくることからスタートする。受け取ったら電話等で予約した上、同封された予診票に必要事項を記入し署名して持参し、接種会場に向かう。

 予診票に基づいて医師が確認してからワクチンを接種してもらうのだが、今回のワクチンは筋肉注射の為、肩に近い場所に接種する。接種後15分程度待機して異常がなければ終了。

 接種時期が気になるところだが、高齢者の接種に向けては4月下旬から始まるが、その後のことは今のところまだはっきりとは確定していないようだ。

木曜日, 2月 25, 2021

マイナンバーカードの普及

 

 政府はマイナンバーカードの普及を急いでいるが、現在の普及率は4分の1程度にとどまっていて、総務省は交付申請の促進にさらに力を入れる方針のようだ。

 マイナンバーカードが健康保険証に代わるということだが、今後、病院にかかる時には、保険証の代わりにマイナンバーカードを見せればいいという病院が徐々に増えているそうだ。

 このメリットは色々あるが、最大のメリットは、自分がどういう治療を受けたのか、どんな薬を処方されたのか、マイナンバーカード専用のサイトで見られるようになる。病院側のメリットはよくある“なりすまし”対策にもなる。

 しかし、いろんな情報と結びつくと、カードを持ち歩くのが不安になるのではというような意見もあるかと思うが、マイナンバーカードそのものには、その様な情報は記録されないから安心してほしいと説明している。


火曜日, 2月 23, 2021

観梅に行ってきました。

 

終日快適だった一日、丁度見ごろの梅の花を見に行ってきました。


  荒山(こうぜん)公園の梅林

 

屯倉神社の枝垂梅

 

 あ志び乃店、庭園の元日桜


月曜日, 2月 22, 2021

お花見

 

お花見と言えば、ソメイヨシノの開花時期を想像する。関西地方では3月の終わりごろから4月の初めのころだ。毎年各地の花の名所と言われるところはさくらの下で宴会が始まる。しかしコロナで一変した。昨年はどこも静かだった。今年の花見も同様だろう。

  ところで、今の時期は梅の花が見ごろの頃だ。明日23日は今年から祝日になったので、いつものメンバーに声掛けして11名で観梅に行くことになった。

  午前中に近場で結構見ごたえのある泉北の荒山(こうぜん)公園と松原の屯倉神社の枝垂れ梅を愛でて、そのあと、当尾の「あ志び乃店」まで足を延ばしてお昼にしようかとなった。 

「あ志び乃店」の元日桜が丁度満開のようなので、お花見のつもりで屋外で食事をしようと思っているのだ。

金曜日, 2月 19, 2021

特殊な注射器

 新型コロナウイルスワクチンの効果的な接種のために、特殊な注射器の増産に大阪の医療機器メーカーの「ニプロ」が着手することになったことが分かった。

 ファイザーのワクチンは、一般的な注射器では1瓶から5回しか打てないが、「ニプロ」の注射器だと6回打つことができる。「ニプロ」は国からの要請を受けて、生産能力を5倍から6倍に増強することを検討している。

 増産体制を整えるのには4カ月から5カ月かかる見通しのようだが、「ニプロ」では前倒しできるよう調整している。この注射器はタイの工場で生産している。

木曜日, 2月 18, 2021

ワクチン接種始まる

 

いよいよワクチン接種が開始した。17日、都内の病院で、米ファイザー製ワクチンが医師に接種された。まず全国100ヵ所の病院で同意を得た医療従事者4万人に先行接種して安全性を確かめる。その後、新型コロナ患者の診療や搬送にかかわる370万人の医療従事者にも摂取する予定だ。

 次に、優先される65歳以上の高齢者3600万人については、4月からの接種開始を予定している。接種期間は2カ月と3週間を想定しており、遅くとも7月には接種を終える見込みのようだ。

 続いて60~64歳の人や、糖尿病や慢性腎疾患などの基礎疾患のある人、高齢者施設のスタッフなどへと対象を広げていく。

 優先対象でない人は、接種までに4~10ヵ月程度かかりそうだ。今後様々な問題が起こることが想像される。五輪が開催される7月より前に全員の接種が終わるとした自治体はわずかだ。               

水曜日, 2月 17, 2021

次世代型リチュームイオン電池

 

JAXAと日立造船所は、日立が開発した「全固体型のリチュームイオン電池」の実用化に向けた実験を国際宇宙ステーション(ISS)で行うと発表した。

 まずは、日本の実験棟「きぼう」に設置された船外カメラや通信機器の電源として利用し、将来は人工衛星などへの搭載を目標にしている。

 宇宙空間の真空状態や厳しい低温下でも性能を発揮できるかを検証する。従来のリチュームイオン電池は、低温下では液体の電解質が凍ってしまうため設置場所が限られる。

 これに対し、日立が開発した全固体電池は、電解質が元々固体の為,セ氏120度~マイナス40度の環境で動作が可能だ。将来的には人工衛星や月面・火星探査機などの用途での活用も視野に入れている。

月曜日, 2月 15, 2021

ワクチン接種

 
 新型コロナウイルスワクチンの接種について、菅首相は「一日も早く国民に有効なワクチンを届けるよう全力で取り組む」と強調し、「必要な費用は国がすべて負担する」と述べた。そして、17日には医療関係者への開始を始めたいと述べている。

 ワクチンの対象は16歳以上で、3週間の間隔で2回接種する。妊婦や身体の弱い高齢者、腎臓や肝臓などに疾患がある場合は、医師の判断と本人の同意があれば接種が可能だが、重症患者や発熱者等は対象外とするなどと、このあたりの判断が複雑だ。

 ワクチンは、米ファイザー、英アストロゼネカ、米モデルナから供給を受けることになっているが、当面はファイザーのワクチンのみで接種を進める。ファイザー社は、「日本にワクチンを速やかに供給し、安全に摂取が行われるよう努める」とのコメントを出した。

 それにしても関係者は大変な作業に携わることになると思う。どうか、このプロジェクトが無事に終わってほしいと願う。

日曜日, 2月 14, 2021

好きな花

 

数日前のこのブログに、誕生日の花をEvernoteにアップしていると書いたが、2月13日の誕生日の花はキク科のキンセンカで花ことばは“自愛”だ。子供の頃から大好きな花だ。この花を見ていると気持ちが落ち着く。

 キンセンカの原産地は地中海沿岸で、ヨーロッパではハーブとして珍重されている。この花の軟膏は、皮膚トラブルの治療薬としても用いられている。

 日本では、主に観賞用として花壇などに植えられる。種まきは秋だ。開花時期は春先から初夏にかけてだが、弱アルカリ性の土壌を好んで日当たりを好む。栽培は簡単なようだが、実際に育てたことはない。

 キンセンカは、仏花などにも用いられることもあるが、多くの日本人に親しまれている花だ。

土曜日, 2月 13, 2021

森喜朗氏のこと

 

東京五輪大会組織委員会の森会長(元首相)が、一寸した失言で辞任する羽目になった。個人的に僕は好きなタイプの政治家だったので残念でならない。

 実は森氏は年前にも失言している。その時のことはこのブログにもアップしてある。ソチオリンピックでの浅田真央選手へのメッセージで、「あの子は肝心な時にいつも転ぶ」と発言し、あれこれ弁解している。

  この発言に対し、記者会見で浅田選手は、森会長を批判する言葉は使わずに、「一寸違うかなと思う。でも森さんはそういう風に・・・・」と大人の対応をした。自分は何とも思っていないと言いながら、“後悔していらっしゃるのでは”と、本音をちらつかせていた。

  今回のこともそんなに目くじらを立てることではないと思うので本当に残念だ。もし、五輪が昨年に開催されていたならこんなこともなかったのではと思ったら、やはりコロナが憎い。

 

金曜日, 2月 12, 2021

東京五輪

 

東京五輪まで半年を切ったが、大会組織委員会の森喜朗会長の辞任を受けてこれからどうなるのだろうか。森氏は、問題発言以前に、あらゆる事態を想定しているとしていたが、開催自体は実施するとの決意だった。

IOCのバッハ会長は、IOC委員全員の総意として、東京五輪を新型コロナの終わりの明かりにすると述べている。菅義偉首相も五輪を新型コロナに打ち勝った証しにすると、国会の施政方針演説で述べていた。

要するに、コロナ禍であっても無観客にすれば、感染拡大のリスクは少ないので五輪運営はできるだろう。無観客を最低ラインにして、観客をどこまで入れることができるかだ。今後、コロナワクチンがどの程度普及するかにかかっていると思う。

僕としては、選手たちの為にも是非実施してほしいと望んでいる。これまでのオリンピックとは違って、かなり地味な大会になるだろうが、それでも構わないと思っている。

木曜日, 2月 11, 2021

ゲートウェイ

 

NASAは、アポロ計画以来となる有人月探査「アルテミス計画」における月周回軌道上の拠点「ゲートウェイ」ステーション建設で、最初のモジュール打ち上げをスペースXのロケットで打ち上げることになったと発表した。

 地球から月へ直接往復した50年前のアポロ計画の時と違い、アルテミス計画では、月周回軌道上に建設した宇宙ステーション「ゲートウェイ」を拠点とし、そこから月へ往復するのだ。 

 ゲートウェイの規模は、国際宇宙ステーション(ISS)の 約6分の1で、アメリカだけではなく、日本のJAXAをはじめ、ヨーロッパ・ロシアも建設に協力することになっている。

 計画では、2024年5月以降にケネディー宇宙センターから打ち上げられるようだ。この打ち上げに関する予算は、総額で3億3180万ドル(347億円)としている。

月曜日, 2月 08, 2021

宇宙寺院

宇宙にお寺を作る計画があると聞いた。この計画は、地球規模の目線で世界の平和を祈願しようと京都にある醍醐寺がベンチャー企業と進めることになり、その成功を祈る法要が営まれた。

 この計画は、大日如来のミニチュアを乗せた20×30㎝ほどの箱型の人工衛星を打ち上げて、地球からおよそ500㎞離れた軌道を周回させ「浄天院ごううん寺」と名付けた「宇宙寺院」にするようだ。

 打ち上げの詳細は未定とのことだが、この寺の在り方などについて醍醐寺側は、寄せられた願い事などをデーターとして人工衛星に送り宇宙空間を巡らせることや、衛星の位置情報をスマホなどに配信することができると言っている。

 そして、「宇宙から見た世界には、国境も人種もなく様々な人たちが心を寄せてもらう場所にしていきたい」と語っていたが、それにしてもどれぐらいの費用が掛かるのだろうか。

土曜日, 2月 06, 2021

ヒメオドリコソウ

 

誕生日の花を毎日Evernoteにアップしているのだが、今日の花はヒメオドリコソウだ。早春、野山にはオオイヌノフグリなどに混じって沢山咲いている。花の形が、笠をかぶった踊り子の姿を思わせることからついた名前だ。

  ヨーロッパ原産の越年草で、明治中期に渡来した帰化植物だ。ハイキングなどで近郊の野山を歩いていてよく見かけて、ついカメラを向けてしまう。でも、いつの場合も満足のいく写真は撮れていない。

  ハイキングと言えば、昨年は新型コロナウィルスのことがあって、2回しか出かけていない。今年はどうだろうか。体力も衰えてあまり無理はできないのだが、それでも機会を作って出かけたいなぁ~。

 

金曜日, 2月 05, 2021

ミャンマーのクーデター

 

アジア最後のフロンティアと呼ばれていたミャンマーで、軍が政権を奪取するというニュースが報道された。ミャンマーについてはこのブログでも何度か書いたが、長年の軍事政権下にあったものをアウンサン・スーチー党首が率いる野党が選挙で勝って政権を把握していた。

  21日早朝、軍はアウンサン・スーチー氏と党の幹部らを拘束し、非常事態を宣言し、国軍の司令官が全権を把握したと発表した。

  ミャンマーの今の政治は、政権トップのスーチー氏と軍という2つの権力のバランスで成り立っていた。しかし、民主的な改革を目指すスーチー氏と権益を維持したい軍の間にはほとんど意思疎通のない状態だったという。

  今後、ミャンマーはどうなるのだろうか、民政移管の後、着実に経済が成長し、人々の生活も向上した。その民主化のプセスが大きく揺らごうとしている。民主化を後戻りさせるなといったメッセージを、日本を含む国際社会が一致して送る必要があるのでなかろうか。

木曜日, 2月 04, 2021

ボトルネック

 

昨日、味の素のABFが半導体製造のボトルネックになっていると書いたが、元々ボトルネックとは、瓶の首にあたる一番細い部分を指す言葉だと思う。しかし、ビジネスシーンにおいては、目的を達成する際に問題になる部分のことを指すようだ。

  自分にはあまり関係はないことだが、ボトルネックについて勉強した。ビジネスにおいて効率化を追求するのには、ボトルネックを探すことから始まる。おススメの方法は、問題点を全部書きだして、一番問題点の高い点がボトルネックだという。

  ボトルネックを発見したら改善作業を行い、その箇所が改善されたら、ボトルネックでなくなる。しかしこれで解決したわけではない。新たなボトルネックができる。

  改善後に発生する別のボトルネックに気が付き、より改善を重ねていくことが大事だ。ボトルネックを発見して改善していくことが利益アップにつながると書かれてあった。

水曜日, 2月 03, 2021

ABF

 

数日前に半導体不足の話題で、日本の半導体はほとんど海外から調達していると書いたが、意外なことが分かった。味の素の子会社が供給している層間絶縁材料のABF味の素ビルドアップフィルム)が、半導体不足のボトルネックになっているのだ。

  ナノレベルで回路が構成される現代のCPUでは、複数の回路が何層にも重なった多重構造になっており、その層の間を絶縁するためにABFが使われている。味の素によれば、世界の主要なPCのほとんどに使われていると述べている。

  ABFに限らず、フッ化水素なども含め半導体を製造する材料のほとんどを日本企業が提供している。日本の産業界はこれからも優れた素材や製造装置を開発し続けるだろう。

  半導体、パソコンなどの製造は、主に台湾、中国が担っているが、そのための材料や製造装置の技術は日本が持っている。世界の工業生産は日本の産業界が握っていると言っても過言ではないのだろうか。

火曜日, 2月 02, 2021

キャッシュレス化の推進

 

政府が進めるデジタル化においては、サラリーマンの給料をデジタルで受け取れるようにする議論が本格化している。具体的には、会社は従業員のスマホにキャッシュレスで入金できるようにすることのようだ。

  現在は、ほとんど銀行振込だが、〇〇ペイと呼ばれるようなスマホ決済アプリが出回っているが、会社はそんなものを使って給料を入金する。利用者はわざわざ銀行まで出向かなくてもよくなる。

   政府は、今年3月までに制度の基本的な仕組みを作る予定のようだが、アプリの安全性など、厚生労働省の審議会で議論をしているそうだ。

  いずれ、世の中はキャッシュレス化に進むと思うが、もうしばらく先の話だろう。 しかし、自分としてはキャッシュス化はどうしてもなじまない。

月曜日, 2月 01, 2021

節分

 

 新しい年になって早くも一ヵ月が過ぎた。しかし、コロナ騒動は終息の兆しが見えてこない。ところで今年の節分は例年より一日早く2日になる。124年ぶりのことらしい。

  これは、暦と地球の動きとのずれが原因だ。地球が太陽を1周するには365日と6時間弱かかる。そこで修正のために4年に1度うるう年を入れて調整しているが微調整のためうるう年を入れない年もある。

  こうした調整の繰り返しで、例年2月4日の立春が今年は124年ぶりに3日になるのに伴い節分も一日早くなるのだ。

  ところで、今年はコロナ禍の巣ごもりで家庭での豆まきも多いとみられるが、豆はじかにまかずに、個別に包装されたまままくなど工夫し、幼児が豆をのどに詰まらせる事故の防止を、消費者庁が注意喚起しているそうだ。