LNGで動く船
LNG(液化天然ガス)を燃やした時に出るCO2は石炭の6割、化石燃料では一番少ない。そこで船の燃料にシフトを始めている。
重油ではなくLNGを燃料にする大型運搬船が建造された。全長200m、幅38mで、乗用車なら7000台運べる。この船のCO2排出量は従来の重油に比べて43%削減できたそうだ。
脱炭素という点からいえば、LNGもC02は出る。将来的にはCO2を出さない船に変えなくてはならない。その為には水素燃料などのクリーンエネルギーだ。しかし、再生可能エネルギーから作った電気を使って水素を作ろうとすると、今はまだコストが高くつく。
とすると、しばらくはLNG燃料船が現実的だろう。日本郵船は今後10年に作る約40隻の自動車運搬船は、すべてLNG燃料船にする計画だ。果たして2050年までには、水素燃料などのクリーンエネルギーに切り替わるだろうか。