かくれ里

金曜日, 5月 28, 2021

LNGで動く船

 

LNG(液化天然ガス)を燃やした時に出るCO2は石炭の6割、化石燃料では一番少ない。そこで船の燃料にシフトを始めている。

重油ではなくLNGを燃料にする大型運搬船が建造された。全長200m、幅38mで、乗用車なら7000台運べる。この船のCO2排出量は従来の重油に比べて43%削減できたそうだ。

脱炭素という点からいえば、LNGもC02は出る。将来的にはCO2を出さない船に変えなくてはならない。その為には水素燃料などのクリーンエネルギーだ。しかし、再生可能エネルギーから作った電気を使って水素を作ろうとすると、今はまだコストが高くつく。

とすると、しばらくはLNG燃料船が現実的だろう。日本郵船は今後10年に作る約40隻の自動車運搬船は、すべてLNG燃料船にする計画だ。果たして2050年までには、水素燃料などのクリーンエネルギーに切り替わるだろうか。

水曜日, 5月 26, 2021

水素が脱炭素社会を支える

 

地球温暖化対策推進法の基本理念として「2050年脱炭素社会の実現」を目指すことになった。そして、2030年には温室効果ガスを46%削減するといった目標が打ち出されている。

 脱炭素社会を実現するには、CO2を出さない再生可能エネルギーを増やしていく必要がある。しかし、太陽光や風力などの再エネの割合が増えると電力供給が不安定になってしまう懸念がある。

 そんな中で、「水素」が注目されている。水素は燃やしても二酸化炭素を出さないクリーンエネルギーだ。燃料電池車と呼ばれる自動車は水素と空気中の酸素を反応させて走るが、CO2は出さない。この逆に、水に電気エネルギーを与えて電気分解することで水素を作り出すこともできる。

 再エネの発電量が需要より多い時は、その余った電気を使って水素を作り貯めておく。逆に再エネの発電量が足りないときはためておいた水素で発電する。つまり、水素を利用することで「電気を貯める」役割としても注目されているのだ。脱炭素社会に向けて注目されている水素だが、今後グローバルな再エネ供給網を作っていく一つの流れではなかろうか。

月曜日, 5月 24, 2021

コロナワクチン接種

 

国は、コロナワクチンの接種に関して秩序ある計画を立てて臨んでいるが、今のところ大きなトラブルもなく順調に行われているようだ。

 僕は大阪市の集団接種を申し込むことにした。80歳以上は5月24日9時から受け付け開始と聞いていたので、早朝よりパソコンから申し込んだ。

 手続きは、まず接種券番号とパスワード(生年月日)を入力してログインする。あとは指示通りに入力していくと完了。6月5日13時30分、住吉区民センターの予約が取れた。

 家内の予約も同様にするつもりだが、彼女の予約受付は5月31日の9時からだ。本日と同じ要領で行えば多分予約はできることだろう。

金曜日, 5月 21, 2021

新田開発

 

江戸時代、淀川水系の治水と同時に、大和川付け替えの跡地や大阪湾岸の河口の浅瀬で次々と商人による新田開発が行われた。

 大阪平野の多くの土地は、この時期に水辺から陸地になった場所が多く、こうした新田の名は開発した商人の名前が付けられ、現在でも土地の地名に商人の名に由来するものが多く残っている。

 しかし新田開発は、巨額の利益が期待できる半面、リスクも大きかった。新田に投資した商人には破産した者もあったようだ。

 これら新田には「会所」と呼ばれる管理事務所があり、小作人から年貢米徴収・貯蔵や、新田の堤防・水路などの維持管理業務、役人への対応などを行っていた。現存しているものとして、昨年秋Tさんと行った「加賀屋新田会所跡」がそれだ。

木曜日, 5月 20, 2021

自律神経失調とは

 

このブログでは、自律神経に関する話題を何度か書いたが、今の世の中はストレス社会だ。昨年来のコロナ騒動で余計にストレスがたまる。ストレスや生活の乱れなどに対し、からだが発するサインが自律神経失調だ。

 めまい、肩こり、頭痛、手足のしびれや痛み、顔がほてる、胃がおかしい、眠れないなど、日常起こりがち症状で病院を訪れて検査を受けても、これといった原因がわからなかったり、自分が考えていた病気の程度より軽かった場合もある。

 自律神経失調症という病名は、医学的には正式な病名ではないそうだ。しかしこの病名が多用されるのは暫定的に自律神経失調症と診断して適切にストレス管理し、対処的治療をすれば症状が軽快することが多いからだ。

 自律神経には“交感神経”と“副交感神経”があって、この二つがバランスよく働くことで健康を保っている。日々の規則正しい生活を続けることが、自立神経を整えることになるのだ。

水曜日, 5月 19, 2021

大和川

 
   依網池のことを調べていて、大和川のことについても知りたくなった。現在我々が目にしている大和川は、300年前に人工的に作られたものだ。それ以前の大和川は、柏原あたりから北に向かい淀川につながっていた。

 ところが、度重なる洪水などの被害を避けるために、住人達が長年にわたり江戸幕府に掛け会って、紆余曲折があって施工されたものだった。しかし、この工事によって流域の住民たちの生活も大きく変わったようだ。

 大和川の付け替え工事が竣工してからは、旧川筋などで新田開発が始まった。新田では綿などが栽培された。明治時代には紡績産業が盛んになったようだ。

 戦後の急速な経済発展で、大和川流域でも急激な都市化が進んだ。ところが、大和川は流域の排水路と化し河川環境が悪化した。しかし現在はかなり良くなったようだ。近年、地域を壊滅させるような水害も少なくなった。


火曜日, 5月 18, 2021

依網池(よさみのいけ)

 

 同業のUさんにお借りした古文書に依網池の事が書かれてあった。古墳時代からあった人工池で江戸時代に大和川が作られた結果、水源がなくなり、次第に縮小していき、現在は完全に埋められている。

 ウイキペディアによると、古事記の仁徳天皇の段にも依網池を造りと記されているとあって、築造当時は広さ50~60ヘクタールだったと推定される水深の浅い池だったと思われる。水田の灌漑に用いられたものと推定され、住吉大社の門前まで導かれたものと思われるとも書かれてあった。

 Uさんに借りた古文書には、昔の住吉村のことがいろいろ書かれてあって興味深いものだ。コロナ騒動が落ち着いたら、この界隈を散策するのも面白いのではないかと考えているところだ。


土曜日, 5月 15, 2021

ゲンキレシピ

 

大根と豚バラの中華風煮物

材料・調味料

大根、豚バラ肉、ネギ、ショウガ、豆板醤、オイスターソース、酒、醤油、ゴマ油

作り方

  大根は皮をむいて乱切り。豚肉は小口切。生姜は千切り。

  厚手の鍋にゴマ油を入れ、豆板醤と生姜・ネギを入れ炒める

  香りがたってきたら豚肉と大根を入れて炒める。

  豚肉に火が通ったら、出汁を加えて調味料で味を調える。

  弱火で15分ほど煮込んで出来上がり。

金曜日, 5月 14, 2021

ゲンキレシピ

 

鶏ムネ肉とアスパラガスのソテー

材 料

鶏ムネ肉(皮ナシ) ジャガイモ アスパラガス

調味料

マヨネーズ 塩 コショウ

作り方

  鶏肉は1cm暑さにそぎ切りして、1.5cm幅に切り、マヨネーズで和えて、下味をつけおく。

  アスパラガスは 下の固い部分の皮をピーラーなどでむいてサッと茹で斜め切りにする。

  ジャガイモは皮をむいて細切りにして茹でる。

  フライパンに鶏肉、水気を切ってアスパラガス、ジャガイモを入れて炒める。

  鶏肉の色が変わってきたら、塩、コショウで味を調える。

 

木曜日, 5月 13, 2021

ゲンキレシピ

 

ほうれん草とインゲンのゴマ和え

 材 料・・・豚薄切り肉 ほうれん草 インゲン

 調味料・・・砂糖 塩 醤油 いりごま ゴマ油

 フライパンにごま油を熱して豚肉を炒め、火が通ったら4~5センチに切ったほうれん草とインゲンを加える。

 次に調味料を加え、最後に炒りごまを指でひねりながら加えて混ぜる。

火曜日, 5月 11, 2021

2021年宇宙の旅

 

映画「2001年宇宙の旅」が初公開されたのは1968年だ。この頃には宇宙SF映画は色々あった。この映画は地球人が木星へ行く物語だが、残念だが僕は見ていない。

 さて、今年は2021年。この映画の想定から20年経っている。木星への有人飛行は実現していないが、宇宙ステーションとの間では何度も人の往来がなされている。スペースX社製の商用有人宇宙船「クルードラゴン」によって宇宙ビジネスも成立している。

 一方日本が誇る「はやぶさ2」は6年間で50億キロに及ぶ旅を成功させ、昨年暮れに小惑星リュウグウでの採取物を持ち帰ってきた。

 今年の宇宙ビジネスは27兆円規模だが、今後は数倍に拡大すると見られているようだ。「2001年宇宙の旅」ならぬ「2021年宇宙の旅」がスタートしようとしているのだ。

月曜日, 5月 10, 2021

ロケット残骸の落下

 

4月29日に中国が打ち上げた宇宙ステーション建設のためのコアモジュールは、地球を回る軌道への投入に成功した。

 通常、星打ち上げ用のロケットの多くは多段式で、まず1段目のエンジンを噴射して飛び、使い終わったら切り離して2段目エンジンで飛ぶ、といった方式で飛んでいく。そのため軌道上には上段のロケットと衛星のみが軌道上を回る。

 今回中国が打ち上げに使用したロケットも軌道上をしばらく回ってやがて大気圏に再突入するのだが、このロケットの機体が非常に大きいため、再突入時の加熱ですべてが燃え尽きず、一部が地表にまで到達する恐れがある。

 NASAの関係者からは、「宇宙開発を行う国は、宇宙物体の大気圏再突入が地上の人々に及ぼすリスクを最小限にする一方、運用の透明性を最大限に高めなければならない」と発表した。中国側の発表によると、ロケットの残骸は、9日11時24分(日本時間)に大気圏に再突入し、その残骸はモルディブ諸島西方の海上に落下したようだ。

 

土曜日, 5月 08, 2021

スエズ運河事故の顛末

 

スエズ運河で、超大型のコンテナ船が座礁した事故で、エジプト政府は、船主である日本の会社に高額な損害賠償を請求してきたため、物価などくらしへの影響が心配されている。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、去年の夏ごろからコンテナ運賃が急上昇していたが、今回の座礁で世界的なコンテナ運賃に影響が出ている。

 今回のような事故の再発が懸念されている。それは、コンテナ船の超大型化が急速に進んでいるからだ。ちなみに最近建造中の超大型タンカーには、2万以上のコンテナが積める。

 事故が起きた場合、損害の大部分は保険で賄われるが、多額の損害賠償が先例になれば、年間の保険料にも影響するだろう。関係者の間では早くも、保険料の上昇分などを上乗せする、「スエズ割り増し」が必要との見方もでているようだ。

金曜日, 5月 07, 2021

温室効果ガスの排出削減

 

菅総理はオンラインの首脳会談で、2030年度の温室効果ガスの排出削減目標を13年度比、46%減にすることを決定した。これは従来の削減目標からは大幅な上積みとなる。

 菅氏は「この目標は容易なものではない」としたうえで、「野心的な目標を掲げることで世界の議論をリードしていきたい」と述べだ。

 政府は再生エネルギーを最大限導入する方針だが、2030年まではあと9年しかない。洋上風力発電は効果が期待できるが、調査や工事に時間がかかるので太陽光発電のように簡単にはいかない。だが、太陽光パネルを大規模に設置できる平坦で広い場所が少なくなった。

 そこで政府は、新築住宅に太陽光パネルの設置を義務付けることを検討しているようだ。しかし、初期投資が高いなど、いろいろな問題があって簡単ではなさそうだ。設置を義務化するなら思い切った助成制度が必要だろう。

日曜日, 5月 02, 2021

中国の宇宙ステーション

 

  日米欧ロが参加する国際宇宙ステーション(ISS)に中国は参加していない。ロシアも2025年以降にISSから離脱する意向を表明している。

 この度、中国が独自の宇宙ステーションの建設に着手したとのニュースだ。4月29日に基幹施設のロケットによる打ち上げに成功したとのことだ。今後さらにロケットを10回打ち上げ、宇宙ステーション「天空」を2022年に完成させる計画だ。

 集近平指導部は、2030年までに米国、ロシアと並ぶ「宇宙強国」になる構想を掲げている。中国のハイテク産業育成政策では宇宙開発を科学技術の研究開発の重点分野としている。

 米中対立は宇宙分野にも広がった。中国の宇宙開発は人民解放軍と表裏一体で、軍が宇宙開発を主導していると見られるので、今後の計画も国有の軍系企業などが宇宙ステーションの基幹設備を開発するのだろう。

土曜日, 5月 01, 2021

今日は八十八夜

 

今年のゴールデンウイークは緊急事態宣言によってどこの行楽地も静かだろう。今日5月1日は八十八夜だ。立春から数えて88日目にあたる日で、この頃から夏の準備が始まる。

 八十八夜は日本だけの行事で「雑節」と言われている。他に、雑節には節分、彼岸、入梅、半夏生、土用、二百十日などがある。

 節分を基準に1年を24等分して、約15日ごとに分けた暦のことを二十四節気というが、この暦は2600年前の中国の黄河地方の気候に基づき作られたもので、実際の日本の気候とは多少のずれが生じる。

 だが、半月ごとの季節変化に対応できることから、農業の目安として便利なため日本に導入されたようだ。現在では二十四節気はなじみが薄いが、時候のあいさつ等、無意識のうちにあらゆる場面で使っている。