かくれ里

日曜日, 5月 31, 2015

残薬について



医師から処方される薬は複数あって、患者自身が管理しながら飲んでいると思うが、飲み忘れたり、自分の判断で飲むのをやめたりして、余った薬のことを残薬と言っているが、これが半端な量ではないらしい。
 
現在、国の医療費は39兆円を超えているが、薬剤費は約2割の8兆円を占めている。実際に調査していないのでよく分からないが、残薬は1000億円分を遥かに超えているという専門家もいる。
 
こうした残薬が生まれる背景には、医師が処方する薬の種類と量が多すぎるのと、薬の管理が患者任せになっているということがある。処方された薬を患者が実際に飲んだかどうかまでは医師も薬剤師もチェックできない。

 厚生労働省は、薬局を中心に薬の管理を徹底する「かかりつけ薬局」の普及に乗り出そうとしている。残薬を減らすには医療機関が薬局と連携して薬を処方する仕組みが作れるかが課題だが、「かかりつけ薬局」が残薬を削減した場合には報酬を加算するなどして普及をめざす方針との事だ。

金曜日, 5月 29, 2015

マイナンバー制度



平成27年10月から、住民票を有する国民に12桁のマイナンバーが通知される。マイナンバーは原則として一生変更はされない。又、法人には1法人1つの法人番号が指定される。
 
平成28年1月からは、社会保障、税、災害対策の行政手続きでマイナンバーが必要になる。国や地方公共団体、勤務先、金融機関、年金、医療保険者などに提供される。
 
マイナンバーは導入検討の段階で、外部に漏れないか、他人のマイナンバーで成りすましが起こらないか、と言った懸念があったが、制度面とシステム面の両方から個人情報の保護するための措置を講じているとの事だ。
 
今年10月から配布が始まる通知カードには顔写真が入っていない。来年1月以降は申請することで、個人カードの交付が受けられる。個人カードには氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバーが記載され、本人の写真が表示される。身分証明書としても利用できるとの事だ。

水曜日, 5月 27, 2015

空き家対策



今にも潰れそうな空き家を見かけることがある。所有者が解体して更地にすると固定資産税が高くなるので放ってあるのだ。この様な倒壊する恐れのある空き家を、地方自治体が強制的に撤去することが出来る法律が今の国会で全面的に施行された。
 
所有者は勧告や命令を受けても放っておくと税の優遇措置が受けられなくなって最大で6倍の税金を払うことになる。又50万円以下の過料も科せられる。そして最後は市町村で解体するが、かかった費用は持ち主に請求することになる。
 
所有者にとってはかなり厳しい内容だが、全国には820万戸の空き家があるそうだが対象になるのはごく一部だけとの事だ。対象にならないものも早めに対処を促すのもこの法律の狙いの一つだ。

中古住宅でも一寸手を加えれば十分使えるものもあるだろう。政府は新築の優遇から、中古・空家の活用を促す方向に政策を替えて行くことが必要ではないのだろうか。

火曜日, 5月 26, 2015

ヤマダ電機


かって、ヤマダ電機の年商は2兆円の売上げをキープしていたが、このところの業績はさっぱりだ。地方では過疎化が進み、計画通りには行かない。これからは家電商品の販売だけでは限界があり、新たなビジネスモデルの構築が求められている。
 
ヤマダ電機は住宅分野に目を付けた。従来の家電量販店の枠を超えた「スマートハウス構想」を描き始めた。グループ全体における住宅関連事業の売り上げを20%まで高める計画だ。
 
この度、今月末までに37の店舗を閉鎖すると発表した。郊外の店舗を中心に採算の悪い店を閉鎖する一方、都市部に大型店の新規出店を計画している。狙いは海外からの観光客の増加による、外国人向けの商売への転換をもくろんでいるようだ。
 
政府は、外国からの観光客の数を2020年のオリンピックの年に2000万人を目標にしていたが、今年に入って急増し始め、数年のうちに2000万人を越えそうだ。観光客の増加は、旅行業を始めあらゆる業界に影響を及ぼし始めている。ヤマダ電機はこの動きに素早く反応しているのだろう。

月曜日, 5月 25, 2015

中国経済の現状



中国の住宅事情については、販売不振でゴーストタウン化していると先日書いた。今度はこれまで好調だった自動車もマイナスに転じたようだ。中国の自動車メーカーはここ最近積極的な設備投資を行ってきた。年間の生産能力は3000万台と言われているが、メーカー在庫が溜まりだしているようだ。
 
中国の経済が停滞局面に入ったことは明白だが、それでも中国のGDP統計は相変わらず7%成長をうたっている。しかし、どう考えてもおかしい。
 
今の中国の、対GDP比の債務の増え方は日本のバブル期よりはるかに大きい。今後20~30年間、バブル崩壊の後遺症として停滞局面に苦しむだろうと言われている。
 
バブル崩壊後の経済は何処の国も同じで,中国だけが別だというはずはない。中国の成長の時代は終わった。おごれる者は久しからずか。

日曜日, 5月 24, 2015

プラネタリウム



中之島の大阪市立科学館に、直径26.5mの立派なプラネタリウムの設備があって、星空だけでなく映画などの上映もやっている。此処にはこれまで3回ほど訪れている。
 
大阪のプラネタリウムは、以前、四ツ橋の電気科学館にあった。中学生の頃、天体に興味があってここへはよく行った覚えがある。この頃、宇宙は未知の世界だった。映画館で空想科学映画などもよく観たものだ。
 
川崎市にある「かわさき宙と緑の科学館」では、82歳で現役のプラネタリウム解説員が生で解説しているそうだ。現在全国には300ヵ所ぐらいプラネタリウムの設備があるそうだが、解説員から直接説明が聞けるのはここだけらしい。催しは毎月第3木曜日の13時から行われているが、毎回長蛇の列で、チケットはすぐ売り切れてしまうそうだ。
 
今朝のラジオの番組に82歳の河原先生が出演されていた。「子供のころから星に興味があってこれまでずっと天文にかかわってきた。とにかく楽しい。私にとっては生きがいです。長生きして解説を続けられるのはプラネタリウムのお蔭じゃないかと思います」とおっしゃっていた。

金曜日, 5月 22, 2015

太平洋・島サミット



日本は、3年に一度パラオやパプアニュウギニアなど南太平洋の14の島国の首脳や、オーストラリア、ニュージランドの閣僚級を招いて「太平洋・島サミット」を開催している。今回は本日22日より福島県で開かれている。

この地域は、先の大戦で激戦地になった島々もあったが、多くの日系人から大統領や政財界のリーダーを輩出している。そして伝統的に親日国が多い。国連の常任理事国入りの為にもまとまった投票行動が期待できる。

この地域は、陸地面積は小さいが、排他的経済水域で見ると広大な面積になり、安全保障上非常に重要な地域である。海洋進出を活発化している中国は、この地域へも影響力を強めようとしている。
 
安倍総理は、今回の島サミットで災害に強いインフラ整備の支援や、人材育成の協力などを表明するようだ。又、個別の会談も行い、それぞれの国との関係を深めたい積りだ。だがこの地域を巡る他国との競争は激化しているのが現状だ。国際社会の太平洋地域への関心が高まる中、安倍総理の手腕が問われている。

 

水曜日, 5月 20, 2015

橋下氏争奪戦


維新の党は新代表に松野幹事長の就任が決まった様だが大変混乱している。「結束するためには、橋下氏の引退撤回と国政への転身などを真剣に考えるべき」と維新の議員たちは話している。
 
大阪維新の市議団や府議団も、我々はどうなるのか。「橋下氏が簡単に辞めますと言われても、はいそうですかとはならない」と言い、今後の善後策を橋下氏に詰めるようだ。
 
永田町でも、与野党ともに橋下氏の利用価値は高いと評価している。憲法改正などで一致する安倍首相周辺は複雑だ。引退宣言を額面通り受け止める向きと、来年の参議院選で国政に来て維新の党をまとめてもらうよう働きかけるべきとの動きある。一方民主党も若手議員のグループが動き出した。
 
しかし、橋下氏が今すぐに国政に打って出るのは無理だろうとする意見もある。国政は地方自治とは違う。根回しも必要だ。これまでのやり方では通用しない。マクロ経済や金融政策をきっちり学んだ上で国政にチャレンジすれば政治家として成功するだろうと言っていた。

火曜日, 5月 19, 2015

政局への影響


大阪都構想の賛否を問う住民投票の結論は出た。橋下市長は任期いっぱいまで務めて政界から引退をすると言った。大阪維新の会はどうなるのだろうか。
 
維新の党にとっても党の存亡にかかわる大問題だ。橋下氏は維新の顔だ。そして、江田代表も辞意を表明した。党の看板政策の大阪都構想が頓挫し、リーダーを失った維新の党はこれから先どうなるのか。
 
住民投票の否決で目算が狂ったのは安倍総理もそうかもしれない。大阪の自民党が反対する中でも安倍総理は大阪都構想に理解を示す発言を続けていた。後半国会の焦点、安全保障法制関連法案の審議などを考えれば、橋下氏が勝利した方が良かったのではないのだろうか。
 
「大阪春の陣」ともいえる選挙戦は終わった。民主主義社会では結果を尊重しなければならない。千葉の山崎次郎氏は、「大阪は今後緩いカーブで衰退していくだろう。京都と同じような観光都市化する以外に生きるすべはないのでは」と言っている。

月曜日, 5月 18, 2015

シャープの再建はなるか



シャープの15年3月期の最終赤字が2223億円だという。アベノミクスによって円安が進み、80円が120円になった。これほどの好環境の中で赤字を計上するのはやはり経営陣が無能ということか。

  経営危機は関連企業にも影響が大きい。シャープの連結会社はそれぞれ多くの取引先を持っている。取引先の従業員数は400万人以上に及んでいるという。これ等に与える影響はどれほどになるのだろうか。

シャープの危機は2006年8月に稼働を始めた亀山第2工場の建設から始まると言われている。第8世代液晶を月産3万枚(1枚で40型8枚分)の生産能力があった。僕は当時、この工場の見学にいって感心したものだ、
 
しかし、自社でさばける量以上の生産能力を持ってしまった。にもかかわらず、4200億円かけて堺工場を建設した。シャープは 元々無借金会社だったが、借金漬けの経営になってしまった。これまでずっと技術重視の姿勢がつらぬかれてきて、営業を軽視することになったのでなかろうか。シャープは今大変難しい局面を迎えている。

日曜日, 5月 17, 2015

住民投票


昼過ぎに校区の小学校へ大阪都構想の賛否を問う住民投票に行ってきた。町内では、「投票所では反対と書いてください」と云うスピーカーからの声が聞こえてきた。これまでの選挙では、投票日には一切の選挙運動は出来なかったが今回は違った。
 
確かにこのような投票は今回が初めてだと思う。大阪市の有権者200数十万人の考えは果たしてどのような結果になるのか気になるところだ。今夜は9時頃から開票の報道があるようだ。
 
今度の住民投票は、都市経営に於いて適正サイズを求めるものだと思う。行政サービスを行う上での適正規模についてはある程度の人口があった方がコストが安くなる。これまで市町村合併が行われてきたのもそのためだろう。
 
だが、大阪市の人口は多すぎる。色々な条件を考えた場合30万人から50万人位の規模の自治体の方が効率が良いという研究結果もあるようだ。大阪市を五つの特別区に分けるという橋下市長の考えは間違っていないように思うのだが。結果を注目しよう。

土曜日, 5月 16, 2015

クラウド時代



世の中はクラウド時代になった。企業はほとんどがクラウドを利用しているようだ。個人も無料のオンラインストレージが色々あって利用している人も多い。僕も3年ほど前からDropboxを使っている。Evemoteは2年前から使い始めた。
 
GoogleMicrosoftからも無料のオンラインストレージが紹介されていた。最近、OneDriveをダウンロードして使い始めたが意外と使い易い。写真やファイルが簡単に保存できる。編集も楽なようだ。
 
無料で利用できる容量も  Dropboxよりも大きい。しかも、WordExcelなど、OfficeOnlinが付いているのでワープロや表計算も出来る。大変お得なオンラインストレージだ。Dropboxも便利だが、OneDriveはそれ以上に便利な様だ。
 
  GoogleChromeBookというノートパソコンを発売している。ChromeOSを搭載し、クラウドに特化したパソコンとの事だが、数秒で立ち上がり、バッテリーも8時間以上持つらしい。しかも安価なのだ。一度試してみたい気分だ。

金曜日, 5月 15, 2015

2045年問題



30年後の近未来に起こるだろうと言われている2045年問題について興味があって調べてみた。最近のコンピューターの性能は10年前には考えられなかったことが出来る様になった。30年後には人間の知能を越えるのではないかとの予測がある。
 
コンピーターの処理能力は指数関数的に増加する。インテルの創業者のムーア氏が1965年に提唱した「ムーアの法則」によるものだが、現実にコンピューターはこの法則に従って処理能力を向上させてきている。
 
現在グーグルで人工知能の研究に携わっている著名な発明家のカールワイツ氏によると、2045年以降は人工知能の能力が人間を上回るので、人口知能が考え出した知見について人間が理解できなくなると予測している。
 
僕は30年後まで生きてられるかわからないが、予測通りになればSF映画の世界のようにコンピューターに支配されるかもしれない。ここまで考えると妄想の世界かもしれないが、人間の頭脳にコンピーターを移植すれば身体に寿命が来てもコンピーターの中で生き残れるかも・・・・・

木曜日, 5月 14, 2015

デジタル教科書



情報化時代の現在、教育現場でも「デジタル教科書」の導入に向けた検討会議が5月12日に文部科学省に於いて発足した。
 
既に、一部の学校でのデジタル化は急速に進んでいる。小学校でも先生は電子黒板を使って授業をおこない、子供たちにはタブレットを活用してもらって教科書に沿った教材をインストールして利用している所もあるようだ。
 
だが、これらはあくまでも副教材であり、教科書となったなら国の検定を受けなければならない。検定作業でチェックが可能なのか。そして、端末を無償で配布することが出来るのか。予算上のハードルも高い。他にも多くの課題があるようだ。
 
デジタル教科書を使うと教育的な効果はあるという意見が多い一方で、子供の健康面への影響を懸念する識者もいる。経済界は経済的効果を期待している様だが、検討会議では、子供たちへの教育的な効果という教科書本来の役割を見極めながら議論を進めてほしいと思う。

水曜日, 5月 13, 2015

ピラカンサ


 

今日、光明台にお住いのお客様宅にお伺いした折に、お庭のピラカンサの白い花の写真を撮ってきた。1月ごろにお伺いした時には真赤な実がたわわになっていた。その時撮った写真も添付する。
 
ピラカンサをネットで検索すると、一般にピラカンサと呼ばれているのはヨーロッパ南部から西アジア原産のバラ科のトキワサンザシ属の植物で、ラテン名のピラカンサ属と呼ぶこともあると書いてあった。
 
日当たりの良い場所を好む植物だが、日陰でも成長はするが花付きが悪く殆ど実を付けないそうだ。ふやし方はさし木で増やすことが出来るようで、今年伸びた枝の先端を10~15㎝の長さに切り取り土に刺せば育つそうだ。
 
  光明台のお客さんは「このピラカンサは自分で植えた覚えがない。多分小鳥が種を運んで来たのだろう」とおっしゃっていた。ピラカンサの実をそのまま植えても発芽しない。小鳥が食べて糞に混ざった種が発芽したのだろう。

火曜日, 5月 12, 2015

産業革命遺産登録の行方



ユネスコの諮問機関イコモスが、世界遺産に登録がふさわしいと勧告した「明治日本の産業革命遺産」は、幕末から明治にかけての短い期間に日本の近代化に重要な役割を果たした23の産業遺産である。
 
これらは、製鉄や造船、石炭産業といった重工業の分野で急速な産業化が進んだ道程を、イコモスは妥当なものと評価したようだ。これまでにイコモスが勧告したものはほとんど世界遺産に登録されている。
 
しかし今回はすんなりとはいかないようだ。世界遺産委員会のメンバーの中で韓国が、「朝鮮半島の人々が強制的に徴用された悲しい歴史の場がある」などとして登録に反対していて、委員会の他のメンバーに働きかけているそうだ。
 
日本政府は、産業革命遺産はイコモスから「世界遺産として価値がある」と評価されたので、その意義を各国に説明して納得してもらうよう努めているのだが果たしてどうなるのか。

月曜日, 5月 11, 2015

鬼城


 

中国では今、「鬼城」という言葉が注目されている。不動産投資の過熱で各地に巨大都市開発がすすめられたものの、建設途中でストップしたり、完成しても入居者はなく、建物だけが立ち並んでゴーストタウン化した地域を「鬼城」と呼んでいるそうだ。
 
100万人都市として巨大マンション群が開発されたのに実際に居住しているのは3万人程度というところもあるらしい。先日の日経新聞の記事によると「1軒購入すればもう1軒おまけします」という嘘みたいな広告が出ていたそうだ。
 
日本で大規模な不動産開発が行われるときは、徹底的に市場調査を行い、需要と供給のバランスを考えた上で開発を進める。ところが中国は全く違う。中央政府も地方政府も出鱈目で、最初の開発がうまくいかないと、さらに大々的な開発を繰り返しこのような結果になったのだ。
 
しかし、こんなことが永遠に続くはずがなく、1~2年前から破綻が始まっていた。ところで、このような中国政府が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)は上手くいくのだろうか。

 

日曜日, 5月 10, 2015

長岳寺



関西花の寺第19番霊場の長岳寺へは10数年前「山の辺の道」を歩いた時に立ち寄った。この寺の主たる花は平戸つつじとカキツバタだ。桜井市在住のスターアニスさんのブログに長岳寺の写真がアップされていたので一枚拝借した。
 
スターアニスさんは、お勤めの会社を定年退職されてからブログを立ち上げられて、お住いの近くの風景写真を紹介されている。僕は立上げ当時からずっと拝見しているのだがスターアニスさんは行動力が抜群だ。いつも楽しませてもらっている。
 
スターアニスさん本人にはお会いしたことはないのだが、コメントのやり取りなどで親しくさせてもらっていた。しかし、最近はご無沙汰だ。
 
関西花の寺でこれまでによく訪れているのは浄瑠璃寺と岩船寺だ。先日は石光寺と船宿寺に行った。長岳寺へも折を見て訪ねたいと思っているのだが、何時の事になるだろうか。

土曜日, 5月 09, 2015

アスパラガス


この季節、グリーンアスパラガスが美味しい。サット茹でてマヨネーズで食べる。豚のばら肉と炒めても美味だ。天ぷらにしても良いと何処かのレシピで見たことがあるがまだやったことがない。
 
テレビの番組で、香川県特産のアスパラガスとして「さぬきのめざめ」を紹介していた。甘味が強く太くやわらかで、収穫直後の新鮮なものは生で食べられる。リポーターは自分でちぎってかじっていた。
 
香川県では、平成8年からオリジナル品種の開発がスタートし、平成17年に品種登録されたのが「さぬきのめざめ」で、他の品種より収穫時期が早く収穫期間が長いのが特徴だと言っていた。
 
今、「さぬきのめざめ」の流通は全国展開しているそうだが、僕はまだお目にかかったことがない。普通、スーパーなどでは20㎝ぐらいのものを数本束ねて売っているが、「さぬきのめざめ」は40cmから50㎝ぐらいになっても収穫可能というから一度食べてみたいものだ。

金曜日, 5月 08, 2015

安全保障法制の論議



政府与党は、戦後日本の安全保障政策を転換する新しい安全保障法制の検討を進めている。現在自衛隊が武力行使できるのは日本が直接攻撃を受けた場合のみだ。
 
憲法9条の下で、従来個別的自衛権の行使しか認められてこなかったのを、今回、政府と与党の自公が自衛隊やPKOに関わる新たな安全保障法制の基本方針について正式合意した。
 
新たな法制では、他国への攻撃でも、日本国民の生命、自由、幸福追求の権利が脅かされる「明白な危険」があると政権が判断すれば、集団的自衛権による武力行使が出来るとしている。
 
政府は法案の要綱を作成し、5月中旬にも関連法案を国会に提出する。国会では、色んな論点が争われるだろうが安全保障政策の大転換になるわけだ。安保法制論議の先には憲法改正問題があると思う。国会では視野の広い慎重な議論を期待する。

木曜日, 5月 07, 2015

クリンソウ



何年か前に金剛山のカトラ谷で野生のクリンソウを見た。この季節、植栽されたクリンソウは時々見るが野生のものはその後見ていない。先日訪れた船宿寺にも植えられていたのでスナップした写真を添付する。
 
クリンソウはサクラソウ科の多年草で、サクラソウ科の中では最も大きい。花は数段に重なって咲く。その姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから花の名前になったと聞いた。
 
この花は山野草の中でも人気があって庭に植えられることが多い。NHKのラジオ深夜便の終了前には、その日の誕生日の花と花ことばを放送する。今日5月7日の誕生日の花はクリンソウだった。花言葉は物思いだそうだ。
 
僕は、クリンソウに限らず山野草は好きだ。昔、何種類か苗を買って育てたことがあった。しかし、買った年はきれいに咲いたが手入れが行き届かず全部枯らしてしまった。その後は育てたことはない。