ビキニ事件
70年前の出来事だが、マーシャル諸島ビキニ環礁で、アメリカがおこなった水爆実験により被爆したマグロ延縄漁船の第五福竜丸が死の灰を浴びて、乗組員23名全員が被ばくした事件だ。
僕は、広島原爆の「きのこ雲」を見ているが、この水爆は、広島原爆の1000倍の破壊力があるものだった。放射能を帯びた死の灰は、周辺の海や島々も汚染した。
マーシャル諸島は、太平洋中西部に浮かぶ沢山のサンゴ礁からなる国だ。アメリカはここを核実験場として、67回の実験を行った。いくつかの環礁では、住民たちが故郷の島に戻ることが出来なくなった。