かくれ里

火曜日, 4月 30, 2013

七福神





民間信仰として室町時代に始まったとされる七福神を構成する神々は、恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、布袋尊、寿老人、福禄寿の七神とする説が一般的だが、初期のころは必ずしも一定していなかったようだ。
 
このうち、恵比寿神のみが日本固有の神で、大黒天と弁財天と毘沙門天はインド、布袋尊と福禄寿と寿老人は中国からの伝来で、布袋尊だけがお坊さんだ。唯一の女の神様が弁財天である。
 
七福神の話題を書く気になったのは、今年の初めTさんから、大阪の七福神めぐりしないかと誘われていたがこれまで実現できてなかった。ゴールデンウイーク後半の休みの間に実行しようかと思って七福神について下調べしていたのだ。
 
 大阪の七福神めぐりは、中央区、天王寺区、浪速区あたりに集中していて、歩いて巡っても4~5時間で回れる。距離的にも手ごろだ。足ならしの為にも行ってこようかなと考えている。

月曜日, 4月 29, 2013

立里荒神








今朝9時ごろから家内と二人で高野山へ墓参に行った。奥の院の御廟にもお参りしていつもは帰路につくのだが、今日は立里荒神迄へ行くことにした。
 
立里荒神へは大分前に一度だけ行ったことがある。荒神社は奈良県野迫川村にあって以前は狭い道を通ったが、今はきれいな道が出来ていて凡そ1時間で到着した。鳥居のある長い急な階段を上りきったところに荒神社が鎮座している。
 
この社には、火産霊神が祀られている。三宝荒神とも称して、火の神、かまどの神として、火を使う職業の人々に信仰されている。交通の便は決して良くないが参詣者は絶えない。
 
 参拝を終えて、ここからはカーナビ任せで帰ることにした。カーナビの指示通り大阪向けに走ったら、土砂崩れの通行止めにでくわしてリルート。結局旧道を通ってやっと高野山にたどり着いた。近道が出来るかと思ったのが誤算だった。

日曜日, 4月 28, 2013

静止軌道と宇宙ゴミ



放送衛星などの静止衛星はこれまでに数千個打ち上げられているそうだ。その衛星や燃料タンクは使い終われば宇宙空間に放置され宇宙ゴミになる。今静止軌道上にある宇宙ゴミは11万個にのぼると言われている。
 
地球と静止軌道との距離は約36,000kmで軌道上の人工衛星や宇宙船に宇宙ゴミが衝突すると新たな宇宙ゴミになる。関係者は宇宙ゴミの問題を適切に解決できなければ今後20年間で静止軌道が使えなくなる恐れがあると言っている。
 
ところで、宇宙について少し勉強してみよう。静止軌道上の衛星は地球から見て相対的に静止している衛星のことだが、実際には地球の自転速度と同じ秒速3.08kmで動いている。
 
地球の直径を12cmのボールに例えると、静止軌道は36cm離れたところになる。ちなみに地球から月までの距離は3m80センチ離れたところにあって、直径3.5cmのボールで、太陽までの距離は凡そ1,500m先にあって、直径14mのボールになる

土曜日, 4月 27, 2013

靖国神社参拝





中国と韓国が靖国神社参拝に抗議するのはなぜだろうか。中国の検索サイト「百度」の掲示板には中国人ネットユーザーから様々なコメントが寄せられている。
 
麻生副総理ほかの閣僚や、160余名の国会議員団の集団参拝についての抗議の様だが、東南アジアや欧米からは、一切抗議されていない。
 
中国、韓国が強く抗議する理由について、掲示板のコメントには「国内の矛盾から目をそむかせるためだ」、「中韓の抗議も日本の参拝も政治的な必要からだ」などの意見もあったそうだ。
 
靖国神社のルーツは明治政府が出来た時までさかのぼるが、過去の戦争で亡くなった人たちを英霊として祭っている。その点、一般の神社とは少し違うそうだが詳しいことは知らない。

金曜日, 4月 26, 2013

マチュピチュ遺跡





ペルーの世界遺産「マチュピチュ遺跡」はインカ帝国が栄えていたころの空中都市だ。先住民族の言葉で「年老いた峰」を表す言葉がマチュピチュで、その広さは5平方キロに及ぶ。
 
この天空の都市は、古代インカ人が高い建築技術を持ち合わせていたことを物語っている。こうした高度な建築技術を一目見ようと観光客が年々増えているそうだ。
 
ところで、日本にも天空の城跡があった。兵庫県朝来市和田山町にある竹田城跡がそれだ。築城は室町時代?だが、凡そ170年ほどで廃城になったそうだ。現在は国の指定遺跡になっている。
 
 この竹田城跡が日本のマチュピアとして人気が沸騰している。天守閣などがない石垣のみの状態だが、城マニアからも高い評価を受けている。あまりの人気の為に、最近入場料を取っているそうだ

木曜日, 4月 25, 2013

同期会


中学校の同期会は2年ごとに開催していた。一昨年の秋に催しがあって、1年半たった昨日、第8回目の会があって参加した。15年前に卒業後43年ぶりに4クラス合同で始まった同期会だが、今回の出席者は16名だった。
 
僕は、全回出席している。恩師もお一人だけ毎回来られている。初回からお世話してもらっていた人も病気などで、一人減り二人減りして、いつの間にか僕も世話人の一人になっていた。
 
毎回、カメラを持参して記録写真を写しているのだが、思い通りの写真は撮れないものだ。前回はフラッシュの同期がうまくいかず、ホワイトバランスの悪い仕上がりで苦労したが、その点今回は上手くいった。
 
出席された皆さんはお元気そうだった。僕たちより10歳以上年上のH先生もお元気だった。先生と席が近くだったので色々お話することが出来た。僕たちが卒業後に数校転勤されているがそのうちの一校の教え子が意外な人だとわかった。「じぇ、じぇ、じぇ」!!

水曜日, 4月 24, 2013

消費税のこと





消費税に関する話題は、このブログで何度も書いているが、来年の4月から現在の5%から8%になるようだ。安倍内閣は「デフレが脱却して景気が回復にむかったなら」と言っているが、今後一年間で果たして景気が良くなるだろうか。
 
確かに最近の、円安、株高で世間一般、なんとなく明るい雰囲気が見えてきたように感じる。僕は株式投資には縁のない人だが、数日前、洗濯機などを買い替えて戴いたお客さんは、手持ちの株がかなり値上がりしたと言っておられた。
 
しかし、当店のような零細な商売人が実感できるようになるのはいつになるのだろうか。公共料金や諸物価の高騰が先に来るとやはり面白くない。サラリーマンも所得が増えなければ同様だろう。
 
消費税は、いずれ値上げはせねばなるまいが、一年先の3%アップは見送って、2~3年後に10%にするのがベターのように思う。事務処理もその方がすっきりしていいのではないだろうか。

火曜日, 4月 23, 2013

レコード鑑賞




最近、レコード盤の音が聞きたくて仕方がない。再生装置は一通り持っているのだが長らく使っていないので、一度試してみようと思っているのだが、そんなに忙しくないのに思い切りがつかない。
 
本当のことを言うと、SP盤を蓄音機で聞いてみたいのだ。あの針の音が懐かしい。だがLPレコード盤は様々なジャンルの物を相当数保管してあるが、SPレコードは一枚も持っていない。
 
SPレコード盤は、マニアの間では流通している様だが、結構いい値段で売買されているようだ。ビクターのニッパ犬の看板のような蓄音機で聞いたらさぞ郷愁を誘うことだろう。そんなことを考えていても実現は不可能だ。
 
 デジタル音源に囲まれて便利な世の中になったものだが、アナログの音を懐かしむのは歳をとった証拠だろうか。早急に手持ちのレコードが聞ける環境をつくることにしよう

日曜日, 4月 21, 2013

みかじめ料


暴力団が飲食店などから徴収するショバ代や挨拶代などを指すようだが、昨日書いたように、北朝鮮が挑発・威嚇して、日本にみかじめ料を要求していると言う意見がある。
 
日本には、拉致問題がある。拉致被害者の返還をカードにしているのは間違いない。また、核攻撃も視野に入れているからだろう。北朝鮮は暴力団と同じような行動をとっている。
 
日本は今、戦後体制が揺らぎ始めてきている。国会の予算委員会での質問においても日本の核武装についての野党からの質問もあって、安倍総理は、日本は米国の核の傘に守られていると答えている。
 
いずれにしても北朝鮮の行動は理不尽極める。あの国の体制が変わるのは、内部からの崩壊しかないだろう。そのことに北朝鮮国民が自覚することが出来るだろうか。

土曜日, 4月 20, 2013

朝鮮半島




第2次世界大戦で日本の敗戦によって、それまで日本に併合されていた朝鮮半島は、連合国軍によって北緯38度線を境に南北に分割統治された。その後、南に韓国、北に北朝鮮が建国された。
 
1950年には、北側から統一をめざして朝鮮戦争が勃発した。しかし、統一はならず現在に至っている。同じ民族でありながら全く異なった国になった。
 
韓国の国民は自由を謳歌しており経済は大きく発展した。一方、北朝鮮の国民の生活水準は低く、独裁政治に苦しんでいるようだ。ここ最近の北朝鮮の挑発・威嚇は異常だ。核兵器と長距離ミサイルを持った自信がそうさせているのだろうか。
 
 大胆な威嚇によって、米国に対しては核保有国として扱うことを求め、韓国や日本にはカネを要求する積りなのか。日本には大きな影響はないだろうが、韓国の金融市場が動揺しはじめている。3月中旬からウオン安ドル高に転じている。これから先どうなるのだろうか。

金曜日, 4月 19, 2013

中田喜直





尾瀬をうたった江間章子作詞の「夏の思い出」という歌がある。作曲は中田喜直で、他にも良い歌を沢山作曲されている。この歌によって尾瀬と水芭蕉が広く知られるようになった訳だが僕もその一人である。尾瀬にはツアーで2回行っているが、尾瀬の一部しか見ていない。
 
僕の大好きな歌に、高英男が歌った「雪の降る町を」とザ・ピーナッツの「心の窓にともし灯を」があるが、どちらも中田喜直の作曲だ。ほかにも「めだかの学校」「ちいさい秋みつけた」「手をたたきましょう」などの童謡や唱歌もよく知られている。
 
平成12年5月3日に76歳で亡くなられるまで、作曲の傍ら、女子短期大学の講師を40年にわたって務め上げている。彼の兄も音楽家だが、父親は「早春賦」を作曲した中田章である。
 
 中田喜直が生涯に書いた作品は3000以上と言われているが、その全貌は明らかになっていない。校歌や社歌や自治体の歌も多く作曲している。毎年彼の命日5月3日は「水芭蕉忌」として、各地でコンサートが開かれている。

木曜日, 4月 18, 2013

クレソン





いつも行くスーパーでクレソンを見かけたので衝動的に買った。普段も置いていたのだろうが気が付かなかった。クレソンはよく聞く名前だがあまり関心がなくこれまで料理に使ったことがない。
 
ヨーロッパ原産でミズガラシやオランダガラシとも言われるクレソンだが、一般的には肉料理の付け合せとしてパセリのような使い方をするようで、何処かのレストランで食べたことはある。
 
ピリッとした辛みがあるが、ワサビなどと同じ「シニグリン」という成分によるもので、肉料理で脂っこくなった口の中をさっぱりする効果がある。この成分は食欲増進、胃もたれ解消の効果があるとの事だ。
 
 ネットでクレソンのレシピをチェックしたら、付け合せ以外にも色々な利用法がある。身体にも良いとの事なので、これからは色んな料理で試してみようと思っている。

水曜日, 4月 17, 2013

スー・チー氏の来日




ミャンマーの民主化運動のリーダー、アウン・サン・スー・チーさんが日本を訪れている。今夜のクローズアップ現代に出演されていた。彼女にとっての27年ぶりの来日は、日本政府が招待したものだ。
 
ミャンマーは民政移管後、改革が進み日本の企業の関心は大いに高まっている。日本としては内外に発言力のあるスー・チーさんを通して、ミャンマーとの関係を強めたいためだ。
 
彼女は68歳。英国からの独立運動を成し遂げたアウン・サン将軍の長女である。1985年から1年間、京都大学で研究生活を送っている。今度の来日中に京都を訪れ、友人たちとの再開を楽しみにしているそうだ。
 
 スー・チーさんは、ミャンマー民主化のシンボルから2年後の大統領選挙も視野に入れているようだ。年齢的にも最後のチャンスであろう。今回の訪問は、ミャンマーの改革の為に、日本との関係を良好に持って行きたいと考えているようだ。

火曜日, 4月 16, 2013

朝ドラ


NHKの朝のテレビ放送「連続テレビ小説」は、昭和36年から始まっている長寿番組だ。これまで放送されたものはほとんど観ている。と言い切れるかどうかは別にして、印象に残っている番組はいくつかある。
 
今年の4月から始まった「あまちゃん」は面白そうだ。ドラマは北三陸の架空の田舎町が舞台だが、ヒロイン「アキ」が祖母に魅せられて海女になって、地元のアイドルになると言う設定だ。脚本が宮藤官九郎と言うことだが、僕は初めて聞く名前だった。
 
宮藤官九郎は1970年生まれの42歳だ。脚本家、俳優、作詞家、作曲家、放送作家、映画監督、演出家、ミュージシャンと多彩な顔を持った人物だ。業界では広く知られている様だが、認識不足だった。
 
ハイテンポで展開する今回の朝ドラだが、びっくりしたときに思わず口から出る「じぇじぇじぇ」等、細かなギャグが随所にあって面白い。ヒロインのアキを演ずる能年玲奈さんはオーディションで選ばれたが、宮本信子や小泉今日子などのベテランが、がっちりわきを固めている。これからの放送が楽しみだ。

月曜日, 4月 15, 2013

外食産業








外食産業を定義すると家庭外で食事を提供するサービス業で、食堂、レストラン、喫茶店、ファーストフード店などの一般に飲食店と呼ばれるものがこれに当たる。
 
1960年代中ごろから日本でもフランチャイズ形式の店舗が登場してきた。ケンタッキーフライドチキン、マクドナルドなどの外資系に加えて、1973年に吉野屋チェーンがオープンした。
 
同じころファミリーレストランも、多くのチェーンが展開している。1990年代にはバブルが倒壊して成長が鈍化したが、地価が下落して出店環境が良くなり店舗数は増え続けて行った。
 
 しかし、いずれの業界も需要を上回る出店で経営環境は芳しくなく、ファミリーレストランチェーンは和食専門のチェーンも手掛けるようになった。先日、同業組合の会合で利用した「源ぺい」はフレンドリーが経営するチェーン店だった。別のファミリーレストランでも同様な店舗を展開している

日曜日, 4月 14, 2013

大阪府チャレンジ登山大会






快晴の一日、二上山を登って来た。今回は孫の裕果と娘の佳美も一緒だった。総勢10名で、当麻寺から登り、二上山駅までの一般コースを歩いた。期待していたさくらの花は今年もハズレだった。
 
この日は、二上山から葛城山、金剛山をまたがった「ダイヤモンドトレール」36キkmを走破するチャレンジ登山大会の日だった。出発は当麻寺付近で、僕たちのコースと一部重なっていて、最後のランナー数人が我々を追い抜いて行った。
 
この大会は、大阪府山岳連盟の主催で、今回が39回目になる。毎年2000人以上が参加しているそうだが、僕はこのこと自体知らなかった。ダイヤモンドトレールは、全コースを数回に分けて歩いているが、高低差がかなりあってこれを走破するのは並大抵ではないだろう。
 
前回のデーターがあったので掲載する。優勝者は30歳の男性で、タイムは3時間15分だった。女子の部では34歳の女性が4時間44分の記録を出している。10時間以内にゴールした人数も1000人近くいた。今回はどうだろうか。

土曜日, 4月 13, 2013

歩くことの効用






人類の歴史500万年を24時間に例えると、文明が開化して歩かなくても移動できるようになったのは最後の2秒前だと聞いたことがある。現代人は昔の人ほど歩かなくなったので様々な生活習慣病に悩まされるようになった。
 
歩くことによって皮膚から様々な刺激が得られるが、歩くことの少ない閉鎖的な生活では脳への刺激が少なくなる。足は第二の心臓と言われるように、歩くことによって血行が良くなり全身の新陳代謝が活発に行われる。
 
ウオーキングで生活習慣病の予防・改善が目的なら、日々歩くことを心がけていれば数値はあまり関係がないが、脚の筋力アップや腹筋の強化、ダイエットの効果を求めるなら、歩く速度と歩幅を考えて歩くべきだ。
 
僕も毎日、出来るだけ歩くよう心掛けている積りだが、歩数計の数値はそんなに上がっていない。ハイキング・山歩きなどの時は、1万歩から2万歩位歩くが普段は数千歩だ。最近は自転車にもよく乗っているので、歩く距離や速度はマイペースで行こうと思っている。

金曜日, 4月 12, 2013

コンビニ事情







昨日の新聞によると、コンビニ各社の2月期決算が出そろって、営業利益が過去最高を更新したそうだ。コンビニ業界では店舗の立地の良さを生かして扱い商品を生鮮食料品や惣菜などの強化に動いていて、食品スーパーや専門店の客を奪っていると書いてあった。
 
調査会社によると、全国のコンビニエンスストアーの総売り上げは凡そ9兆円で、数年以内に10兆円に到達しそうだが、既存店の売り上げはそんなに伸びていない。どのチェーンも新規出店で補っている。店舗数は既に飽和状態になっている。競争も激化してこの業界は消耗戦が始まっているようだ。
 
コンビニの店舗は殆どがフランチャイズチェーンである。各種決済は本部が代行するため売上金等は全額本部に入金する。店舗の経営者が本部に支払うのはロイヤリティーのみだが店舗物件の所有状態、導入機器の違いなどによって変わる。一般的には粗利の35%から45%ぐらいだが、新規開業者は店舗等を所有していないのが普通だが、この場合は50%を超えるロイヤリティーもあるそうだ。
 
店舗運営については本部が逐一運営マニュアルを用意しており、基本的に同じチェーンであれば同様な商品やサービスや接客対応が求められる。アルバイトやパートの人員がそろわず、マニュアル通りのことが出来ず、ロイヤリティー料の負担が重圧になって閉店する経営者も多いようだ。この業界のこれからを注目しなければなるまい。

木曜日, 4月 11, 2013

岩倉具視



1994年頃まで通用していた五百円札の肖像が岩倉具視だったことは知っていたがあまり関心はなかった。最近、明治維新前後を題材にしたテレビドラマを観たり、歴史本を読んでいて、岩倉具視の名前が良く出てくるので気になって調べてみた。
 
幕末に活躍した人物には、勝海舟や西郷隆盛など、沢山の名前が浮かぶ。しかし、岩倉具視の名前は聞いたことがあるぐらいにしか頭になかった。ところがこの人が明治維新で一番活躍した人だと知った。
 
岩倉具視は村上源氏の流れをくんだ下級公家に過ぎなかったが、徐々に実力を付けて行った。和宮降嫁を薦めて実現した。王政復古を成し遂げた。そして倒幕の中心人物となった。明治新政府では実質的に岩倉を首班とする政権が誕生した。
 
 岩倉氏の系図を見て驚いたことがある。子孫に有名人が多数いるのだ。衆議院議員の亀井久興氏、歌手・俳優の加山雄三、女優の喜多嶋舞、池端えみ等、他にも数多くの著名人がいるのだ。

水曜日, 4月 10, 2013

皇太子ご成婚





昭和34年4月10日、現天皇陛下が皇太子の時に、日清製粉社長の長女、正田美智子さんとの結婚の儀が皇居内で執り行われた。美智子さんは十二単に髪をおすべらかしの装束で、平安朝を思わせる姿であでやかだった。
 
皇居から新居の東宮御所までの馬車列によるパレードには、50万人以上の人が沿道を埋め尽くし祝福した。この模様はテレビの放送で実況中継が行われ、僕もテレビにくぎ付けになったのを覚えている。
 
この頃のテレビ受像機は14型で10万円ほどしていたが、ご成婚の中継のお蔭で非常によく売れた。値段も1インチ5000円ぐらいになって、受信契約台数も200万台を突破した。
 
 あれから半世紀以上が経ったが、日本の国は大きく変わった。戦後の成長ぶりは目覚ましいものがあったが、高度成長の時に仕事をさせて貰えた自分は幸せ者だと思っている。

火曜日, 4月 09, 2013

日本の放送衛星





1978年4月8日に初めての放送衛星「ゆり」がケネディー宇宙センターから高度36,000kmの静止軌道に打ち上げられた。
 
目的は、衛星放送システムの各種実験の為で、実用衛星通信システムを実現するための各種の通信実験を行った。その後、ゆり2号a、ゆり2号b、ゆり3号a、ゆり3号bの4機が種子島宇宙センターから打ち上げられて、衛星放送の本放送が始まった。
 
ゆりシリーズの衛星は、1998年11月をもって運用を終了した。放送衛星はBSAT-1aが1997年に打ち上げられた。翌年にはBSAT-1bも打ち上げられて8月から運用が開始した。その後4機が打ち上げられた。
 
 現在の衛星放送はすべてデジタル放送になったが、完全デジタルに移行するまではアナログとデジタルのサイマル放送をしていた。最近の放送はBS、CS共、殆どがハイビジョンで配信している。