夫源病(ふげんびょう)。あまり聞きなれない言葉だが、何処かの大学の先生が、家庭の主婦がおこす病名として名付けたらしい。夫の言葉や行動に対して、不平や不満がストレスになり更年期のような症状が出る。
強い耳鳴り、めまい、頭痛、全身の痛み、動機、息切れ、呼吸困難、不眠、倦怠感、等、様々な症状が現われる。この病気の原因は、妻の状況や考えていることを察しない夫への日々の小さな不平や不満が、脳の部位にストレスをかけ続け次第に自律神経がバランスを失って症状を起こすと考えられているようだ。
夫源病になりやすいタイプの人は、専業主婦で生真面目な人。頑固な夫に対しても波風を起こすのを恐れて我慢し続けることでストレスが溜まる。夫は外で溜まったストレスを家で開放するのだろうが、その分妻のストレスは増えるのだろう。
この病気の治療法は、夫以外の誰かに愚痴を言ったり話し合ったりできる環境をつくること。時々は「プチ夫婦げんか」をしてコミュニケーションをとる。それでも変化がない場合は思い切って数日別居するなど夫との距離を置いてみる。いずれにしても厄介な病気だ。