月曜日, 10月 30, 2006
土曜日, 10月 28, 2006
通天閣と新世界
昭和31年に、新世界のシンボル通天閣が再建されて今日で50年目を迎えた。この頃、僕は、叔父が経営する電気店の住み込み店員として働いており、仕事で新世界の得意先を訪ねることが多かった。得意先には呉服屋、居酒屋、串かつ屋、旅館、そして浪曲小屋まであった。
この頃、浪花節が流行っていて、新世界の浪曲小屋「ナニワ倶楽部」(たぶんこんな名前だったと思う)は、いつも大入り満員だった。楽屋に入って仕事をすることもあって、浪曲師の中には何人かのお客さんが居た。お客の中に今でも時々名前を聞く真山一郎がいる。京山幸枝若(先代)にもオープンリールの録音機を納めたことがあった。この小屋のあった場所は、今は芝居小屋に変わっている。
建設中の通天閣が完成したら上ってみたいなと思っていたが、願いかなわず、その内にそのうちにと考えていた。ところが、地下の会議室には何度か入ったことはあるが、展望台へは上ることなく、現在に至っている。
ところで、通天閣の広告は最初から日立製作所が独占している。不思議に思っていたが、運営資金調達のため、長期に渡って広告を出してもらえる大手企業を探していた運営会社の通天閣観光と、関西に進出を企てていた日立製作所との思惑が合致した為と聞いた。
水曜日, 10月 25, 2006
卯の花
「おから」が食べたくなったので作ることにした。近所の豆腐屋さんでおからの玉を一つ100円で買う。これだけでは気が引けるので「がんも」を4個一緒に買う。
具は、蒟蒻、人参、筍、竹輪、油揚げ、椎茸、豚肉、鶏肉など冷蔵庫の中にあるものを適当に使う。下準備が出来ると、それぞれを5㎜角ぐらいに切りそろえて鍋に移し甘辛く煮る。この時の味付けがこの料理の1番目のポイント。
次に、サラダオイルを少し多めに入れて熱しておいたフライパンでおからを炒る。木杓子で何回も返しながら水分が無くなってカラカラになるまで炒る。これが2番目のポイント。
炒りあがったおからに具を少しずつ混ぜ入れて行く。最後に残っただし汁も一緒に入れて、木杓子で気長に炒める。水分がほとんど無くなった頃を見計らって、青ねぎのみじん切りをたっぷり散らして火を止める。この間約1時間。気分良く仕上がった。
日曜日, 10月 22, 2006
土曜日, 10月 21, 2006
波屋書房
同業組合の恒例の行事が大阪みなみの「がんこなんば本店」であった。開始時間より早めに着いたので、久しぶりに千日前方面を歩いてみた。暫く来ない間に、みなみの街は様変わりしている。そんな中で、懇親会場の二軒となりの「波屋書房」が昔のままの店構えで賑わっていた。懐かしくなって店内に入った。
僕は、気が向いたら料理をすることがあるが、どちらかと言うと、きれいに盛り付けられた日本料理を食すのが好きだった。しかし、時間もお金も無い。一流料亭などにはとても足を運べるような柄ではなかったので、プロが盛り付けた料理本のきれいな写真を見て楽しんでいた。
この頃は、どこの町にも本屋さんがあって結構繁盛していた。ところが、料理の本は余り並んでいなかった。どこかに料理本ばかりの本屋さんがあったらいいなあと思っていたが、ある日、みなみを歩いていて「波屋書房」を見つけた。どこにでもあるような普通の本屋さんだが、店の半分ぐらいに料理関係の本がびっしりと並んである。これには一寸びっくりした。居心地もいい店だった。 良い店を見つけたと思った。
それからは、みなみに出たときは必ずこの店に立ち寄って、毎回、何冊かの本を買い求めていた。「波屋書房」へは10年ほど通ったが、最近は、インターネットでほしい本が買えるようになったこともあって、遠のいていたのである。
水曜日, 10月 18, 2006
デジカメ
デジタルカメラを買った。今度のは松下電器製の「LUMIX」の最新バージョンにした。一眼レフではないが光学ズ ームが12倍で、35mmフイルムカメラに換算すると、35mm~420ミリメートルまで撮ることが出来る。さ らに内蔵のデジタルズームを使うと、最大で85.5倍までの拡大が可能とのことだ。
このカメラの有効画素数は1010万画素とのことだが、実際に使う分にはそこまで必要ないと思うのだが・・・・・ 早速ためし撮りしてみると、色々と工夫がされていて非常に使いやすくなっている。本体の重さが668gと、一 眼レフのカメラに比べると、かなり軽いのも気にいっている。
デジカメは今まで、ソニー、オリンパス、ミノルタ、キャノンなど5台使っている。その内、ミノルタのは一眼レフだ がレンズ交換が出来ないタイプだ。今度買うときは、レンズ交換の出来る一眼レフをと考えていたが、予算のこともあったが、自分の撮影技術では使いこなすことは無理だろうと思って、手ぶれに強いと評判の「LUMIX」にした。
日曜日, 10月 15, 2006
水曜日, 10月 11, 2006
イーデス・ハンソン
NHKの朝の連続テレビ小説は良く観ていますが、10月2日からは、「芋たこなんきん」が始まりました。主演は藤山直美さんですが、11日からイーデスハンソンさんが久しぶりに出演しています。
大阪弁を喋る異色の外国人タレントとしてデビューしたのは、40年以上も前のことだ。この頃から気になる存在の人だったが、タレント活動はずっと遠のいていた。その後、世界的な人権擁護団体「アムネスティ・インターナショナル」の日本支部長を13年間つとめ、現在はその団体の日本法人の特別顧問として、活動を続けている。講演会の講師や文筆活動も旺盛で著作物も多い。
ハンソンさんは日本人以上に、日本文化、伝統、生活環境が大好きで、今は、和歌山県の山村で自給自足の生活を楽しんでおられる。白浜空港まで車で10分ぐらいの位置関係の場所らしいが、ここでの生活や日本の消費文化のあり方などを発信続けている。彼女の考え方は、僕と大体同じなので非常に好感がもてて愉快である。生まれ年が同じと言うこともあって、余計親しみを感じるのである。
昭和35年に来日。日本文化にほれ込んで文楽の後継者と結婚したがすぐに離婚した。その後はずっと独身を通している。久しぶりのタレント活動だが、彼女自身、結構楽しんでおられるようだ。僕も、今度の朝ドラ「芋たこなんきん」は毎朝楽しみに観ている。
日曜日, 10月 08, 2006
岩湧山
秋晴れの絶好のハイキング日和の今日、久しぶりに岩湧山に登った。岩湧の森の四季彩舘から岩湧寺を抜けて登山道に入る。草花の観察に度々来られていると言うご夫妻に、珍しい花の名前を教えてもらいながらゆっくり歩く。2時間ほどかけて岩湧山頂上に到着。今が盛りのススキに囲まれての食事の時間は、贅沢そのものだ。
岩湧山には、日本の原風景といえる、茅葺屋根に使われてきた、ススキやスゲなどのカヤ(茅)などを刈り取るキトラと呼ばれている茅場がある。しかし、茅葺の民家が急速に減少し、各地にあった茅山が消えていった中で、ここには今も8haの茅場が残っているそうだ。
食事のあとは、5人のうちの紅一点、Kさんからの差し入れの果物などを食べながらのコーヒータイム。いつもよりたっぷり時間をかけての休憩だった。少し肌寒くなってきたので下山することにした。
前回は、紀見峠まで歩いたのだが、今回は、車を下の駐車場に止めてあるので、登りとは別のコースで出発点に戻った。今日は、天気がよくて、気持ちのいい、充実した 一日であった。
水曜日, 10月 04, 2006
行動展示
北海道旭川市の旭山動物園の入場者数が、3日、過去最高だった昨年の記録(206万7684人)を突破した。東京の上野動物園の入場者数に大差をつけて1位を独走している。
昭和42年に開園したこの動物園にも冬の時代があった。年間の入場者数は、598,000人をピークに減少傾向に転じた。そこで考えたのが「行動展示」だ。動物の姿・形を見せる「形態展示」に対して、動物本来の行動や能力をできるだけ自然に近い状態で見せるよう工夫をした。次々と整備される斬新な展示施設が話題を呼んで、入場者数は年々増加して行ったそうです。
旭山動物園の展示方法に刺激されて、他の動物園や水族館なども「行動展示」の方法を取り入れるようになって来ているようだ。
そう言えば、長いこと、動物園には行ってないなぁ~。大阪の天王寺動物園は「行動展示」しているのだろうか。今度、孫を誘って行って来ようかな。 ところで、孫たちは喜んでついて来るだろうか。