ビッグモーター問題

 

中古車販売大手ビッグモーターの店舗前の街路樹が不自然に枯れている問題に関し、斎藤国土交通相は「原因が特定されれば、損害賠償を請求する必要がある」と述べた。

　ビッグモーターは未上場企業のため、これまでにも問題になっていた事実が一気に明るみに出た。問題がここまで大きくなると、今後、会社の存続は難しいだろう。

　これから起こる問題を推測すると、ビッグモーターから車を買う人も修理を依頼する人もいなくなるだろう。全国に３００店舗以上を展開し、従業員数も６０００人以上いる会社としては今後色んな問題が発生することはまちがいないと思う。

　だが、ビッグモーターを救済しようとする企業やファンドによる買収（Ｍ＆Ａ）は起きないだろう。しかし、店舗と工場、在庫車が安く手に入るなら、大きな経済価値がある。経験豊富な従業員を確保できるのも魅力だ。しかし、従業員の賃金が大幅に下がるのは仕方のないことだろう。

シャリンバイ

 

一般家庭の庭木や生垣として植えられたり、公園などでもよくみられる、光沢があって厚みのある葉が美しいシャリンバイ。５月から６月ごろに枝先に多くの白い花をつけ、秋には黒褐色の果実が実る。

　シャリンバイは大気汚染や暑さにも強いので、大阪市内でも、道路の中央分離帯等でもよく見かけられる。

　鹿児島県奄美大島の大島紬では、シャリンバイの木から葉を取り除いて細かく切り、１０時間以上煮出した液を染料として用いている。この染液を絹糸に付着させた後、鉄分を含む泥水に浸し黒褐色になるまで染色する。

　大島紬は、フランスの「ゴブラン織」、イランの「ペルシャ絨毯」とともに世界の三大織物に数えられるそうだ。

富士登山

 

４年ぶりに富士山がにぎわっているようだ。僕たちグループ９名がツアーで登ってから２０年が過ぎた。２００３年８月３日の夜行バスで大阪を出発。５合目の山小屋で仮眠をとってから登山開始だ。この日は絶好の登山日和だった。

　ところが、睡眠不足とはしゃぎすぎで体力を消耗し、８合目の山小屋に到着のころには高山病の症状に陥って動けなくなった。結局、僕だけが８合目で待機することになってしまった。翌朝８合目でご来光を迎えた。

　８合目からは一人で下山を始め、同行のメンバーとは５合目で合流した。この時点では、自分の体力もあったので、もう一度富士登山を挑戦する積りでいたが、とうとう果たすことが出来なかった。

　コロナも収まって今年の富士登山には大勢の外国人が訪れているそうだ。特に欧米からの訪問者が多いと言われる。どこの山小屋もツアー客で満員のようで、個人では予約が取れないので、弾丸登山の若者も多く、事故も発生しており、注意を促されているそうだ。