かくれ里

土曜日, 3月 30, 2019

大阪市立科学館



 
大阪市立科学館が本日リニューアルオープンした。プラネタリウムも新しくなった。新型投影機はコニカミノルタ製の「インフィニウムΣ―OSAKA」だ。世界最大級の26.5メートルドームと、数々の新仕様が盛り込まれている。
 
 恒星の輝きをより自然に近づけるため、高輝度LED光源を使い、星の像を従来機より50%以上明るくシャープにした。山間地や大海原での地平線付近のほのかな明かりを再現する専用のLED照明も導入している。
 
 大阪市立科学館は専門スタッフによる生解説が好評だ。新プラネタリウムにも自在に機能を変えられる操作ボタンが増加されていて操作性が向上している。また、リモコンや音声認識機能を使いながら、操作台を飛び出しての解説などの新しい投影スタイルも模索していくようだ。
 
 さらに、観覧者の安全性・快適性向上にも配慮して、階段の踏み面を広げ、段鼻に照明を配置し、安心して階段を昇降できるようになった。天文・科学の普及振興を実現し、科学の成果や楽しさを市民と共有できる拠点としてプラネタリウムを活用したいとしている。

金曜日, 3月 29, 2019

船井電機


船井電機は、価格競争が厳しい液晶テレビなどから車載事業などへ軸足を移す計画だ。まず2020年をめどに、提携先FOMMが生産する電気自動車(EV)の駆動モーター用のインバーター装置の生産に乗り出す。
 
 FOOMは日本のEVベンチャー企業で、タイの工場で4人乗り小型EVを生産し、近く現地で発売する予定だ。「フォム・ワン」と名付けられた初代モデルは、日本国内でも、100万円以下の価格で提携先のヤマダ電機を通じて販売されるらしい。
 
 船井は、2021年以降、他のEVメーカーやサプライヤーへも取引を拡大する方針で、EVの駆動用中核部品の採用先を増やすことで、EV自動車開発に深くかかわることを狙っているようだ。
 
 東大阪市に本社を置く船井電機(株)は、社員2000人余りのメーカーだが、世界各地で液晶テレビやDVD関連機器などの販売で健闘している。会社の規模がそれ程大きくないので、経営方針も替えやすいのだろう。今後の動向を見ていよう。

木曜日, 3月 28, 2019

宮川 泰


作曲家 宮川泰は、ザ・ピーナッツの育ての親として数々のヒット曲を提供した。又他の歌手たちにも多数の楽曲を提供するなどして、日本ポップス界に大きな足跡を残した。
 
『宇宙戦艦ヤマト』、『ズームイン朝』、『巨泉×前武ゲバゲバ90分』などのテレビ音楽にも多数の作品を提供している。

 僕の大好きだったダークダックスがコンサートで必ず歌った「銀色の道」も彼の作曲だ。この歌もザ・ピーナッツとの競作だった。1966年の紅白歌合戦ではダークダックスが歌唱した。

  紅白歌合戦では1993年から2005年まで、エンディングの「蛍の光」の指揮者を初代の藤山一郎の跡を継いで担当した。2006年3月21日。75歳で惜しまれながら急逝した。「マツケンサンバⅡ」の作曲などで広く知られている作曲家・編曲家の宮川彬良は長男である。

水曜日, 3月 27, 2019

前国連事務総長の発言


国連歴代事務総長の中で「最悪」と言われた潘基文氏が、最近の日韓関係を論じている。韓国の文政権の対北朝鮮政策についても「制裁のための国際協調にもっとしっかり加わるべきだ」と、国際社会と足並みを揃えるよう注文を付けている。
 
  潘基文氏は、2回目の米朝首脳会談について「北は保有する核を凍結する線でアメリカと妥協しようとしたが、トランプ大統領は容認しなかった。このことは今後好ましい方向に作用するだろう」と述べた。
 
  今後、北朝鮮問題が解決することになれば、日本も国際的、経済的に役割が生まれる。その時に備えて良好な関係を保っておくべきだが、国民感情は良くない。
 
  先日、日本の要人と話したが雰囲気が冷たかった。「韓日関係は今が韓国にとって最悪だ。歴史を前面に出せば何もできない」と、真っ当なことを言っている。

火曜日, 3月 26, 2019

新元号


新しい元号は4月1日に発表される。どんな元号になるか気になるところだが、政府は選考の過程がもれないよう、情報管理は徹底している。
 
 新元号は、漢字が2字で、読みやすく、書きやすく、過去に使われていなく、国民が理解しやすく、俗用されていないもので、中国や日本の書物などの出典が必要だとしている。
 
 これまでの元号は、すべてが中国の古典によって選ばれているらしい。だが、今度の元号は「日本書記」とか「古事記」とか「万葉集」などの、日本の古典から採用すべきとの意見もあるようだ。
 
 しかし、日本の古典と言ってもルーツは中国の古典だったりすることが多いので、日中双方に関係のある元号となる。いずれにしてもあと1週間で発表される。注目していよう。

月曜日, 3月 25, 2019

消費増税について


今月中には今年度予算が成立するだろう。今年10月には消費増税が行われることが法律で決まっており、それを考慮して予算が組まれていると思う。従って消費増税は予定通り行われるのではなかろうか。
 
 しかし、4月以降はどうなるかわからないとの意見もある。高橋洋一氏は、4月以降に「消費増税の見送りがあるか」と聞かれれば、「その見送りの可能性はないとは言えない」とコラムには書いてある。
 
 安倍総理はこれまで「リーマンショック級のことがない限り消費増税を行う」と言ってきており、増税の最終決断は下していない。
 
 景気状況だが、最近調子があまりよくない。中国経済の不振で対中輸出が激減した。4~5月になると中国経済の動向もはっきりわかるだろう。イギリスのブレグジットに伴う混乱もはっきりしてくるだろう。これらがもたらす経済変動は「リーマンショック級」となる可能性もあると書かれてあった。

日曜日, 3月 24, 2019

日本の解き方2

  高橋洋一氏の「日本の解き方」については、昨年7月4日にも書いたが、今日のコラムには、韓国の情報が書かれていた。韓国の文政権は、左派政権である気負いから最低賃金を引き上げたが、雇用の悪化を招いてしまい、失業者が増加し、経済が低迷している。
 
 最近の韓国は北朝鮮化しており、いわゆる元徴用工判決、レーダー照射事件、慰安婦像問題、天皇陛下への謝罪要求など対日関係はひどすぎる。しかし、旧民主党からできた野党はほとんど何も言わない。
 
 野党が政府を批判するのは当然だが、「モリカケ」を2年以上やって結果が出なかった。統計不正問題も又「モリカケ化」するのではとの意見だ。
 
 また、金融緩和は一見すると企業側が有利と考えられる。だが、金利の引き下げは、物への設備投資を増やすとともに、人への投資である雇用を増やすことになるのだが、これを理解できないと失敗する。民主党政権はこれで失敗した。と書かれてあった。

土曜日, 3月 23, 2019

FPD部材関連メーカーの設備計画


 中國企業の新工場建設などにより、大型パネル向け部材は好調に推移しており、日本の偏光板などフイルムメーカーや関連部材メーカーは昨年夏ごろから工場のフル稼働が続いている。
 
 FPD(フラットパネルディスプレイ)各社が、有機EL及び10.5G液晶パネルの新工場を整備していることを受けて、関連する装置・部材も拡大する生産面積に応じたニーズに対応すべく、供給体制を整えようとしている。
 
 しかし、FPD材料は面積での商売のため、部材需要を牽引するのはテレビ用の大型パネルだ。10.5Gパネルからは65インチパネルの8枚取りが出来る。このためフイルムメーカーは広幅フイルムプロセスの導入を進めている。
 
 世界トップクラスの偏光板メーカーの日東電工が中国メーカーに技術支援提携計画を締結した。中国における液晶テレビ向けの大型偏光板の拡大に対応するためで、他のフイルムメーカーも投資を決定したようだ。

金曜日, 3月 22, 2019

フリマアプリ


これまで20~30代の利用者が多かったフリマアプリの利用者が様変わりしているそうだ。フリマアプリとは、オンライン上でフリーマーケットのように個人の間による物品の売買を行えるモバイルアプリである。
 
 フリマアプリの代表格「メルカリ」が実施した意識調査によると、最近60代以上の利用者が増えているらしい。調査で明らかになったのは「遺品整理」や「認知症予防」といった、若い世代には見られない言葉だった。
 
 若者のメルカリ利用者の大半は、「お金を得る」、「不用品の処分」、「欲しい物の購入」と続くが、高齢者の場合は「不用品の処分」がダントツで、「お金を得る」は少数だった。
 
 高齢の利用者の声の中には、「頭を使うので認知症予防になる」、「社会とのつながりができてうれしい」と言う意見があって、ネットサーフィンで結構楽しんでおられるようだ。僕も、処分できず大事に残してあるものが山ほどあるので、フリマアプリを利用してみようかと思ったりしているのだが。

木曜日, 3月 21, 2019

動画配信サービス


VOD(ビデオオンデマンド)が、普及しているようだ。映画館で公開中の映画を見逃した場合など、これまではDVDソフトを買うか、レンタル店まで足を運んでいたが、VODなら見たいと思った時に好きな場所ですぐに見ることが出来る。
 
 現在、日本には、大小50前後のVODサービスを行っているところがある。提供先の会社に会員登録して月会費や年会費を払えば、何本でも見放題である。それぞれに特徴があるので、登録するまでに色々試してみればよいだろう。
 
 利用者は、提供先がアップロードするサーバーにアクセスして、その中から見たいコンテンツを選んで再生するのだ。双方向通信であるため視聴の途中で早送りや一時停止もできる。再生の方法はインターネットに接続しながら視聴する方法と、ダウンロードしてから視聴する方法がある。
 
 テレビやラジオ放送でも番組を聞き漏らした場合のサービスを提供している。放送日の数日後より一週間ほど視聴することが出来る。これらもVODだ。最近、若者のテレビ離れが問題になっているようだが、今後は放送業界も様変わりすることだろう。

水曜日, 3月 20, 2019

地下鉄サリン事件


オウム真理教による地下鉄サリン事件から24年経った。東京では毎年3月20日、地下鉄・霞ヶ関駅には献花台が設けられるようだ。この年は1月に阪神淡路大震災が起こったりして大変な年だった。
 
 13人が死亡し、6500人が被害を受けた大事件で、死傷者の多さや、科学兵器が使われた無差別テロだったことなど前例のない事件だ。
 
 オウム真理教の幹部らは死刑が執行されたりしたが、事件はまだ完全に終わっていない。事件を受けた多くの人々は通勤途中の会社員だった。24年経って被害者の高齢化も考える時期に来ているのではなかろうか。
 
 猛毒のサリンが、高齢化していく中で健康にどういう影響があるのかまだよくわかっていない。被害者の方々は今も体に何らかの影響が続いている。事件を知らない若い世代に事件の教訓をどう伝えるかが今後の課題だろう。

火曜日, 3月 19, 2019

日本に学べ


中國共産党の機関紙に「中国と日本の医療・年金・介護の協力によって高齢化への対応の助力とする」との記事が搭載されていたそうだ。中国は日本に遅れること30年で超高齢化社会が到来する。医療・年金・介護の分野において日本に学べと言っているようである。
 
 鄧小平時代に一人っ子政策を実施した。ところが2010年の全国人口調査では、一人っ子が1.4億人に達した。習近平政権は一人っ子政策の廃止を決定し、2016年からは全面的に二人っ子政策に替えた。
 
 中國の高齢者人口は日本とは比較にならず、2018年末時点での65歳以上の人口は1.67億人で総人口の11.9%に達した。このペースで進めば、2035年には超高齢化社会に突入する。
 
 医療・年金・介護の分野において、人材育成から関連器具の生産まで日本と提携出来る空間は大きい。共産党機関紙の記事を書いた者の見解は、「少子高齢化が21世紀の中国の最大の問題になるとみている。それなのにいまだに介護保険すらない。」日本にも査察に行ったが、今後は「日本に学べ」と言う確信が持てたと書いている。

月曜日, 3月 18, 2019

揚水発電所


関西電力が宇治市の揚水発電所を報道陣に公開した。1970年に建設されたが1995年から遠隔操作を始めた無人の喜撰山発電所で、発電出力は46万kW余りだ。
 
 この発電所は、天ヶ瀬ダムの上流に位置する喜撰山(標高416m)の斜面に築いた「ロツクフィルダム」という構造で、満水時の水面高は296m。2本の鉄管で、底部に水車の付いた2台の発電施設と結ばれている。
 
 発電するときは、貯水池から水を流して水車を回転させ,落下する際のエネルギーを電気に変える。使った水は天ヶ瀬ダムに貯める。発電量が電力需要を上回る時間帯には、発電機に電気を流し逆方向に水車を回すと貯水池まで水を引き上げることができる。
 
 貯水池に流入する水はほとんどなく、このようなことをしているのだ。以前は電力需要の少ない夜間に水を汲みあげ、昼間に発電するのが一般的だったが、最近は太陽光発電が供給過剰になるケースが増えて昼間に揚水して夕方に発電することもあるそうだ。

日曜日, 3月 17, 2019

クマノザクラ


 今朝のテレビニュースで、和歌山県でクマノザクラが満開になったと放送していた。ソメイヨシノの開花もまもなくだろうが満開はあと2週間ほど先になりそうだ。
 
 昨年、103 年ぶりの新種として発見されたのがこのサクラだ。ヤマザクラやカスミザクラと似ており、これまで区別されていなかったが、国立森林総研と和歌山県林業試験場の調査によって、花や葉の形態や開花期が異なることから新種であると発表した。
 
 奈良県、三重県、和歌山県にまたがる熊野本宮大社を中心とする南北90km、東西60kmほどのごく狭い地域に分布していることから「クマノザクラ」と命名された。
 
 国立森林総研と和歌山県林業試験場は、高い鑑賞価値を有することへの期待から、クマノザクラの種苗普及の計画をしているそうだ。

土曜日, 3月 16, 2019

量子ドット


液晶ディスプレイは非発光で液晶パネルの背面に面状に発光するバックライトが配置されている。液晶バックライトは日本の中小企業によって発明された。光源には電球、蛍光灯、LED、などある。LEDでカラー表示を行う場合、光の3原色の光源が必要になる。
 
 最近の液晶テレビはほとんどがLEDバックライトになっているが、より薄型にするために量子ドットが使い始まり出した。韓国メーカーSamsonはLGの有機EL(OLED)テレビに対抗して、量子ドットLEDバックライトを用いた液晶テレビを「QLED」テレビとして宣伝している。
 
 量子ドットはディスプレイ以外にも照明などへの応用が検討されている。量子ドットならさまざまな照明色が生成できるので優れた演色性が実現できるようになる。もっとも期待されているのは植物工場や農作物向けの照明で作物の成長促進、抑制が出来る。
 
 もう一つが光通信である。量子ドットを光ファイバーの中で操作する技術を用い、量子暗号通信の実現を目指して研究を進めているようだ。

金曜日, 3月 15, 2019

重大な岐路


秩序ある離脱か、合意無き離脱か、イギリスは今重大な岐路に立っている。イギリス議会は13日朝、離脱の条件を定めた協定案が否決された。メイ首相の戦術は功を奏さず、メイ首相はまさに崖っぷちに追い込まれた。
 
 EUとの合意案が否決されたことを受けて、首相は「合意無き離脱」を認めるかどうかを議会に諮った。なんの合意のないまま離脱となる可能性もゼロではないが経済への打撃は大きく混乱を招くとして否決された。
 
 そうなると今度は離脱延期の是非をめぐって採決が行われることになる。ここでも否決されると合意無き離脱になってしまうため離脱延期となる可能性が高い。
 
 離脱延期となれば、国民投票をやり直してEUに残留する道を選ぶ可能性もある。しかし、この場合も簡単ではない。迷走するイギリスの行方に注目だ。

木曜日, 3月 14, 2019

家電業界のSPA


SPA(製造小売業)はアパレル業界のビジネスモデルを指す。企画から製造、小売りまで一貫して行う。日本ではユニクロがそうだ。消費者ニーズは多様化していて生産すれば売れる時代ではなくなった。
 
 そこで、消費者ニーズを持った小売業自らが企画プランを具体的に立て、メーカーの工場に委託するなどして、自社のオリジナル商品として販売するようになった。
 
 アパレル業界から始まったこの概念は多くの業界に波及している。しかし、どのような業界でもこのSPAモデルを導入すれば成功するとは限らない。だが、家具のニトリは成功した例だろう。
 
 家電業界では「オプトスタイルダイレクト」がSPAで製造したテレビをネットで売り出している。2010年初頭以降、テレビ製造はパーツがデジタル化・シリコン化され、デジタル部品を組み合わせるモデルに移行した。「オプトスタイルダイレクト」は、SPAはコストや中間マージンをカットできるから安く提供できると宣伝している。今後の展開をしばらくみていよう。

水曜日, 3月 13, 2019

トヨタの月面探査車


トヨタ自動車(株)とJAXAは、月面を走行する有人探査車の開発を進め、2029年の打ち上げを目指す国際宇宙探査ミッションでの協業について合意した。
 
 その第一弾として、トヨタの燃料電池車の技術を用いた月面での有人探査活動の為の乗り物「有人与圧ローバー」ついて、12日に発表があった。
 
 「有人与圧ローバー」は、全長6m、幅5.2m、高さ3.8mの大きさで、居住空間は4畳半程度で2名が滞在可能(非常時は4名)である。
 
 燃料電池車は燃料の水素を酸素と反応させて発電し、モーターで走る自動車で、月の過酷な環境下でも1万キロ以上走破できるような開発を目指すとしている。燃料電池はクリーンな発電方式で水だけを排出する特徴があり、今回のミッションに最適とのことだ。

火曜日, 3月 12, 2019

ザ・ビートルズ


ジョン・レノン(左上) ポール・マッカートニー(右上) 
ジョージ・ハリスン(左下)   リンゴ・スター(右下)                1964年撮影
 
  ジャンルを問わず音楽は何でも聞くが、だがロックバンドは好んで聞くことが少ない。それでもザ・ビートルズのレパートリーリーの何曲かは口ずさめる。世界中でザ・ビートルズが愛されるのも理解できる。
 
 イギリス・リブァプール出身で、グラミー賞に23回ノミネートされて回受賞している。1965年にイギリス女王エリザベス2世から「大英帝国勲章」を授与された。1988年にはロック殿堂入りを果たす。
 
 グループは1970年4月に事実上解散したが、解散から数十年が経過した現在でも、映画作品や記念盤が発売されるなど世界中で根強い人気を保っている。
 
 メンバーうち、ジョン・レノンとジョージ・ハリスンは没し、ポール・マッカートニー(76歳)とリンゴ・スター(78歳)は現在も活躍している。

月曜日, 3月 11, 2019

無事帰還


国際宇宙ステーションへの無人試験飛行を成功したアメリカのスペースXの有人宇宙船が、地球に無事帰還した。
 
 4つの落下傘にぶら下がって上空から舞い降りてきたのは、スペースX社が開発した有人宇宙船「クールドラゴン」だ。
 
 今月2日にフロリダ州から打ち上げられ、3日に国際宇宙ステーションにドッキングし、5日間滞在した後に分離した。
 
 今回は試験飛行のため、宇宙飛行士の代わりにマネキンを乗せて飛行した。NASA(米航空宇宙局)から委託を受けたスペースXは、今年夏には2人の宇宙飛行士を乗せ、民間企業では初めての宇宙飛行を目指す。

日曜日, 3月 10, 2019

平成最後の大相撲


大相撲春場所が今日から大阪府立体育館に於いて始まった。24日の千秋楽の試合は平成最後の取り組みになる。この一番に誰と誰が土俵に上がるかが話題になっている。
 
 番付表から言えば、東西の横綱、白鵬と鶴竜が有力だが、最近の若手力士の台頭と、両横綱の体調からしてどうなるかわからない。荒れる春場所と言われる大阪場所だけに、平成最後の一番は優勝決定戦になるかもしれない。
 
 そうなった場合候補者は大勢いる。この場所に大関昇進をかける貴景勝。先場所三賞受賞した御嶽海。大関高安。新小結の北勝富士など、平成生まれの実力者がいる。
 
 僕はこれまで、大相撲は一度も観戦に行ったことがない。この季節、街では偶に力士を見かけることもある。もう40年以上前のことになるが、近所のお寺に「三保が関部屋」が土俵をもっていて、力士たちとかかわった経験はある。今場所もいつも通りテレビ観戦することにしよう。

土曜日, 3月 09, 2019

砂上の楼閣


中国国内のメディアが報じた経済調査の数字によると、中国の20代の若者が抱えている個人負債額は一人当たり12万元で、これは平均月給の18倍に相当すると言う。12万元は日本円にして200万円に相当する。
 
 これ等の負債の多くは、民間の消費者金融からの借金だ。中国で有名な消費者金融業者「蟻金融服務集団」が運営する「花唄」という金融サービスには、20代の若者約4500万人が登録し利用していると言う。
 
 20代の若者たちが消費金融に走った理由の一つには、「超前消費(前倒し消費)」という新概念に洗脳され、欲望が拡大したことにある。その結果、収入水準をはるかに超えた消費を贅沢品の購入などに費やしているのだ。
 
 しかし、これら若者たちの消費行動が中国経済を支えている面もある。今後、経済の低迷と収入の伸び悩みから、借金の蟻地獄に陥るのは目に見えている。「超前消費」を頼りにしている小売業者の商売繁盛は、いずれ砂上の楼閣のごとく崩れてしまうだろう。

金曜日, 3月 08, 2019

日本の安全保障環境



日本の安全保障環境が厳しくなっている。中国の国会に当たる全国人民代表会議に於いて、中国の2019年の国防費は前年比7.5%増と、日本の防衛予算の4倍まで膨れ、反日の文大統領率いる韓国の国防費も日本とほぼ肩を並べた。
 
 ロシアは最大2メガトンの核弾頭を搭載可能な新型原子力魚雷「ポセイドン」を投入する。先月末には発射実験の映像を初公開した、日本の国会では統計不正問題などが焦点になっているが、今そこにある危機に目を向けるべきではないのだろうか。
 
 具体的には、中国海軍は国産空母の建設を進めていて、東・南シナ海での軍事拡張を進め、尖閣列島周辺海域に連日のように侵入している。宇宙空間の軍事的支配ももくろんでおり、まさに日本の安全保障上の脅威と言える。
 
 先月末の米朝首脳会談でも、北朝鮮は核・ミサイルの完全廃棄を進める気はなかった。万が一南北統一ともなれば朝鮮半島に「核を持った反日朝鮮国家」が出来るのだ。我が国はこうした安全保障上の危機に直面していながら国会の審議には緊張感がみられない。

木曜日, 3月 07, 2019

パンジー


37日の誕生日の花はパンジーだ。サンシキスミレと呼ばれることもある。パンジーは数種類のスミレ類をかけあわせてできた園芸植物だ。沢山の品種があり花の大きさ・色・咲き方などバラエティーにとんでいる。

パンジーが日本に入ってきたのは江戸時代末期とされている。一般に栽培されるようになったのは戦後で、世界各地から様々なパンジーが入ってきた。その後、種苗会社や個人育種家が本格的な育種を開始、多くの品種が生まれている。

小ぶりの花が群がるように沢山咲く品種をビオラと呼んで区別しているが、ビオラとパンジーを掛け合わせた品種もあってその境界線は分かりにくい。

家庭園芸用としてバラエティーに富んだ種が市販されている。秋に種をまくと晩秋から翌春まで楽しめる。鉢植え、プランター植えなど春の花壇には欠かせない植物です。

水曜日, 3月 06, 2019

月探検ミッション


今年はアポロ11号が月に着陸し、人類がはじめて月面に立ってから50年になる。今年1月、中国が月の裏側に着陸船と探査機を着陸させたと言うニュースが入ってきた。中国は今年中に月面からサンプルを持ち帰るミッションを予定しているようだ。
 
 インドも2019年中に月面ミッションを控えている。イスラエルでもベンチャー企業が月着陸ミッションを控えている。世界では民間初の月面探査ミッションがもうそこまで来ているのだ。
 
 トヨタ自動車がJAXAなどと共同で月面探査に乗り出すことがわかった。トヨタがもつ自動車関係の技術を生かし月面乗り物の開発などで協力するとみられる。詳しいことは12日に発表するそうだ。
 
 アメリカでは、アポロ11号計画の伝記映画が昨年秋に公開されて話題を呼んでいる。アニメ「どらえもん」も、この春の新作映画で月へ行く。タイトルは「のび太の月面探査記」だ。今年は月への想いがさまざまなところで湧き上がる年になるだろう。

火曜日, 3月 05, 2019

新年度予算案の審議


平成31年度予算案は、一般会計総額101兆4564億円となり、3月2日未明に衆議院本会議で可決された。当初予算としては100兆円の大台をはじめて越えた。
 
 4日、参議院予算委員会では31年度予算案の実質的な審議が始まった。その結果、憲法の衆議院優越規定に基づき年度内の成立が確定した。
 
 今国会でスポットライトを浴びたのは、統計をめぐる問題だった。毎月勤労統計調査が長年不正な手法で行われていた。その後厚生労働省の対応などが議論となり、野党側は総理大臣の関与があったのでは等、論点は広まっていった。
 
 今月は、統一地方選挙の知事選などが告示される。夏には参議院選挙を控え与野党の対決色は強まっていく。論戦を見ている国民の関心と疑問に答えられるかだろう。

月曜日, 3月 04, 2019

米韓の合同軍事演習の廃止


トランプ大統領は、米韓が毎年春に実施して来た合同軍事演習の廃止について、非核化に向けた北朝鮮との交渉とは関係なく廃止する積りだったことを明らかにした。
 
 その理由として、「払い戻しのない数億ドルを節約するためだ。これは大統領就任前からの自分の立場だ」とツイッターで表明した。韓国はアメリカ政府から見放されたのだ。
 
 韓国では文大統領への支持率が急降下している。米朝首脳会談への思惑も外れてしまった今、大統領の実力が問われている。文大統領には国を維持するのには経済が重要であることの基本が欠如している。南北融和だけでは国のリーダーは務まらないのだ。
 
 ここに来て日本の重要性を理解した文大統領だが、これまでの数々な無礼な振る舞いを後悔しているかもしれない。だが、気が付くのが遅すぎたようだ。

日曜日, 3月 03, 2019

米朝会談の結果


米朝の2回目の首脳会談はこれと言った合意もなく終わったようだが、日本政府としてはトランプ大統領の判断を支持するとしている。
 
 日本には北朝鮮との間に、拉致問題、核・ミサイル問題がある。拉致問題についてトランプ大統領は今回の会談でも2回提起したようだ。核について日米は、完全な廃棄でなければ経済制裁を解除すべきではないとしてきた。トランプ大統領はこのことにも配慮したのではなかろうか。
 
 ミサイルに関してアメリカは、アメリカ本土に届くICBMの廃棄だろうが、安易な合意の結果日本を射程に収めるミサイルが残されてしまうとの判断もあっての結果だろう。
 
 とはいっても、日本にとっては拉致問題の解決を進展させたいところだ。拉致被害者の家族らは高齢化が進み、今が被害者を取り戻す最後の機会だとしていた。安倍総理は日朝会談で解決を目指す決意を示しており、日本政府はもっと主導的な行動をとってほしいと思う。

土曜日, 3月 02, 2019

有人宇宙船の復活


アメリカは、2011年にスペースシャトルが退役して以来、有人宇宙船の運用を行っておらず、ISS(国際宇宙ステーション)への有人飛行はロシアのソユーズ宇宙船に頼っており、アメリカはロシアに1人当たり80億円以上の負担額を支払っている。
 
 NASAは、民間企業による有人宇宙船の開発を目指し、2014年にボーイングとスベースXの2社を開発企業として選定した。
 
 スペースX社は、7人乗りのカプセル型有人宇宙船クールドラゴンを開発していた。3月2日には初の打ち上げ試験機をISSに向けて打ち上げられることになった。今回は初の打ち上げ試験とあって無人で行われる。
 
 打ち上げ翌日の3月3日にISSにドッキングしてハッチを開ける。打ち上げから7日後の3月8日にISSを離脱、大気圏に再突入し大西洋上に着水する。着水後は1時間以内にカプセルを回収する予定とのことだ。

金曜日, 3月 01, 2019

弥生3月


 今年も2ヵ月が過ぎて草木がいよいよ生い茂る月になった。春はそこまでやってきている。3日は桃の節句だ。雛人形は平安時代に中国から伝わった。草木、紙、藁で作った人型の人形に自分の厄災を移し、海や川に流してお祓いする「流し雛」の習慣になった。やがて、江戸時代になって3月3日が女の子の節句となり、桃やひな人形を用いることから「雛祭り」「桃の節句」として定着していった。

  大阪城公園の梅の花が見ごろだ。約1.7haの敷地内におよそ1270本の梅が栽培されている。現在の開花状況は五分咲きのようだ。堺市の荒山公園梅林には50品種、1200本が植えられていて色とりどりに咲き乱れる。
 
 大阪市立科学館のプラネタリュームが今月中にリニューアルオープンする。超高輝度LED光源を採用し、星の輝きをシャープに再現できるようだ。大阪市立科学館へはこれまで3回訪れているが、リニューアルオープンしたら又行ってみようと思っている。
 
 山歩きもしたいと考えているが、歳と相談してあまり無理はしないでおこう。それでも体調の良いときにはアップダウンの少ないコースを歩きたいと思っているのだが。