スマートフォンの急速な普及で、無料のナビ機能が使えるようになった。これからは、インターネット通信が可能な情報通信システムを搭載した自動車が登場すると言われている。このような車を「コネクティドカー」というそうだ。
日産自動車がこのような車の未来像を紹介している。①車両及びドライバーに緊急事態が発生した直後に救急や警察、修理業者などへの適切な対応をしてくれる。②ドライバーへの精緻な情報提供。③インターネットへの各種アクセスができる。④企業に対する情報サービス。⑤ディラーとのコネクションの強化。⑥各種料金の決済。などが可能になる。
以上のことは、すでに単体では実現されているが、これらを統合されたサービスとして提供してくれるのが「コネクティドカー」だ。日産では開発のためには従来の自動車開発で縁の薄かった技術を持った人材の拡充に尽きると言っている。
これまで、自動車の進化は動力性能と安全だったが、これからは「繋がる」というキーワードが加わることになるだろう。電話がインターネットに常時接続できることによって生まれたのがスマートフォンだ。車が常時インターネットに繋がったら、これまでとは異なる新しい価値を持ったものになるだろう。