日本相撲協会の北の湖理事長が九州場所開催中の昨夜福岡市内の病院で急逝した。理事長は2013年に大腸ポリープの手術を受けた。末期がんの症状を示しており、延命治療の効果も無かったと関係者は話していたそうだ。
北の湖は、昭和28年生まれで、享年62歳の往生だった。昭和49年21歳の若さで横綱に昇進。昭和60年の初場所を最後に引退した。引退後は北の湖親方として部屋を設け力士を育てた。平成14年に日本相撲協会の理事長に就任。20年に辞任したが24年から再び理事長を務めていた。
昭和45年頃、彼が所属していた三保ヶ関部屋は、大阪場所の折には当店の近くのお寺に土俵があった。一度、炊飯器の修理で部屋に伺ったこともあるので、多分若いころの北の湖を見ていたと思う。
その後、三保ヶ関部屋力士の活躍に注目していたが、そのうち近所の寺の土俵は無くなって、力士たちも来なくなった。そんなことから北の湖への思い入れは大きかったのだが残念なことだ。62歳は若すぎる。