沖縄と不発弾
太平洋戦争末期、沖縄は「鉄の暴風」と言われるほどの、無数の砲弾にさらされた。しかし、1万トンほどが不発弾として残ったと推定された。1972年の本土復帰までにはアメリカ軍が処理に当たったが半数ほどだ。
80年経った今でも自衛隊の部隊によって処理活動が行われているが、県内各地で一日に1件ペースで見つかっている。
しかし、全数処理するにはあと70年から100年ほどかかるとみられ、“終わらない戦後処理”と言われている。昨日も、周辺の住民に一時避難を求める大規模な処理が行われた。
今回処理された不発弾は、去年12月、下水工事中に見つかった250キロ爆弾で、長さ1.2m直径36cmほどの大きさのものだった。