かくれ里

木曜日, 11月 29, 2018

腹腔鏡手術


今月の初めに大腸の内視鏡検査を受けたが、消化器内科では処置できず、消化器外科へ院内紹介された。その結果、組織の一部を腹腔鏡手術で摘出することになり、先日来、府立病院へ日参している。しかし、早期治療手術の為、そんなに心配することはないとのことだ。
 
 腹腔鏡手術とは、カメラでおなかの中を見ながら行う手術のことで、開腹術に比べて患者への負担が小さく回復が早いのが長所とのことだ。この手術は日本では15年前から導入されている。
 
 僕は、この手術を12月14日()に受けることになった。入院日は11日で退院は手術後1週間ほどとのことだ。年末何かと気ぜわしい時期ではあるが、この際担当医を信頼してすべてお任せしようと思っている。
 
 脊柱管狭窄症の術後の経過は非常に良いので、今回の手術の結果も多分うまくいくと思っている。今年の後半はいろんな事があった。でも、ここでバタバタしても仕方があるまい。何とかなるだろう。

水曜日, 11月 28, 2018

防衛計画の大綱



日本政府は、新たな防衛計画の大綱に最新鋭のステルス戦闘機『F35』の導入と護衛艦『いずも』他の空母化を明記する方向のようだ。
 
 現在航空自衛隊の戦闘機は『F15』を200機保有しているが、その半分を改修する予定だが、改修に適さない100機の代替えとして『F35A』60機と、垂直離陸が可能な『F35B』を40機の購入が望ましいとしている。
 
 政府が100機購入を決定した場合、近く始まる日米通商交渉で有力なカードになる可能性があるとの声が政府・与党内にあるようだ。
 
 トランプ大統領は、年間7兆円の対日貿易赤字を主張しているが、9月の日米首脳会談では、「日本がすごい量の防衛装備品を買ってくれることを期待する」としている。 
 

火曜日, 11月 27, 2018

イギリスのEU離脱問題


 イギリスのEU離脱まで4ヵ月を残すだけになった。1125日のEUの臨時首脳会議では、イギリスの離脱に関する協定案を正式に了承した。今後はイギリス議会での承認が必要だが難航が予想されそうだ。
 
 イギリス国内では協定案に反対する強硬派が強く反発し、閣僚らが相次いで辞任するなどメイ首相の足元が大きく揺らいでいる。来月開かれる議会では、与党からも造反議員が多数出るかもしれない。
 
 もし、議会で承認が得られなければ、協定案の見直しが必要になる。だが、EUは新たな交渉には応じない構えなので、離脱の条件や将来の関係に関する合意がないままEUを離脱することになりかねない。
 
 一昨年の国民投票では、離脱支持が半数をわずかに超えたが、最近の世論調査では、残留を望む人が離脱支持を上回っている。残留派からは改めて離脱の是非を問う国民投票を行うよう訴えているが、果たしてイギリスのEU離脱の問題はどうなるのだろうか。

月曜日, 11月 26, 2018

日本の新たな戦略システム


「日本 4.0 というタイトルの新刊書を買った。この本はアメリカ人の世界的戦略家 エドワード・ルトワック が今後の日本について提言したもので、前評判が良かったのでAmazonに発注したら即日届いた。
 
 ルトワック氏は、戦後日本を守ってきた「同盟による抑止」。これが通用しない相手に対し、どうやってこの国を守るのか?と問いかけ、その答えが「日本4.0」だと言う。先制的な攻撃能力の構築、特殊部隊のあり方などの緊急提言だ。

 興味深く読み始めたが、まず日本の400年の歴史を振り返れば、戦乱の世が続いていたところで、徳川家康が江戸システムを構築した。これが「日本 1.0」。 続いて幕末期、江戸システムを捨て去り、見事に新しい明治システムを構築した。これが「日本 2.0 」。包括的な近代化の達成だと言う。

 そして、1945年の敗戦後の戦後システムが「日本 3.0」。 というのだ、日本は軽武装路線に転換し、世界でも有数の経済大国になった。ルトワック氏はその上で、「今、日本は、また新たなシステムを構築する必要に迫られている」と断言している。この本は、まだ3分の一ほど読んだだけだ。でも読みやすい本だ。

土曜日, 11月 24, 2018

国際博覧会


2025年の国際博覧会の開催国が大阪に選ばれた。1970年に大阪万博があって大いににぎわったのを覚えている。それから半世紀が過ぎたのだ。今度の開催は2025年5月3日から11月3日の期間、大阪湾の人工島「夢洲」を会場に催される。
 
 2020年の東京五輪に続いての大阪万博の開催は、1964年のオリンピック、1970年の万博の開催と酷似している。今回の大阪誘致に動いた関係者達や、関西にゆかりのある芸能人たちが大喜びしている姿が報道で紹介されていた。

  僕は、前回の大阪万博が開催された1年前に結婚した。同じ年に商売も始めた。この時代の経済の発展はものすごく商売は繁盛した。本当によき時代を過ごさせてもらった。その後には色々なことがあったが、50年間何とか無事に過ごすことが出来た。
 
 現在の世界情勢はなんとなく不安定な様相を示している。そんな中でも我が国はうまく行っているように思う。だが、今度の万博の開催される5年後に僕は85歳になる。元気な姿で見物に行くことが出来るだろうか。

木曜日, 11月 22, 2018

出入国管理方の改正案


政府与党は、人手不足に対応するため今の国会において、外国人人材の受け入れを拡大するための出入国管理法の改正案を提出した。そして、11月中には衆議院を通過させたいとしているがあまりにも拙速ではないかとの意見もあるようだ。
 
 通常この種の法改正を行う場合、1年から2年かけて検討されるが、今回の入管法は検討されてからわずか4か月でその全体像が発表された。詳細についても専門家が十分に検討した形跡がない。
 
 立憲民主党などは、外国人材の力を借りることは必要だが、今問題になっている技能実習生の待遇の実態を把握し解決することが先決だとして、来年4月の制度開始を前提にした審議には応じられないとしている。
 
 NHKの11月の世論調査では、受け入れ拡大について意見が分かれ、今国会での成立を「急ぐ必要はない」と答えた人が6割を占めたそうだ。与野党と政府は法案の必要性や疑問手を丁寧に審議してもらいたいと思う。

火曜日, 11月 20, 2018

ハイセンスの新4Kテレビ


国内のメーカーより一足早く発売するハイセンスから、4K放送受信用チューナー内蔵のテレビ「A6800シリーズ」の詳報が届いた。想定価格も50型モデルで10万円程度とのことなので注目に値する。
 
 このシリーズには傘下の東芝映像ソリューションの「レグザエンジンNEO」と名付けられた高画質エンジンを搭載しているのだ。特にこのシリーズに搭載されている「レグサエンジンNEO」は、BS/CS 4K放送用の高精細エンジンらしい。
 
 4Kチューナーとは別に、地上/BS/110度CSのチューナーが3系統搭載されており、外付けHDDによる2番組同時録画も可能だ。その他の仕様もレグザの2018年モデルに似ている。
 
 これまでハイセンスと言えば、日本国内ではメジャーブランドではなかった。しかし、世界では4位のシェアーを誇っているそうだ。これから先、ハイセンスブランドが日本国内でどのようなシェアーを占めることになるのか注目していよう。

月曜日, 11月 19, 2018

イエメンの現状



中東の国イエメンは「世界最悪の人道危機」と言われている。イエメンではサウジアラビアなどの支援を受ける政府軍と、イランが支援する反政府勢力が、3年半以上にわたって内戦が続いている。現在西部の町ホデイダをめぐる戦闘が激しくなっている。
 
 イエメンの国民の分の2は、国連などからの食糧支援に頼っている。その大部分がホデイダの港に運びこまれ、港の施設から国内各地に送られている。ところが、戦闘が激しくなり食糧などを国内各地に届けることが出来なくなったため、子供の多くが栄養失調になり、40万人以上が命に係わる深刻な状態になっている。
 
 イエメンの内戦は、サウジアラビアとイランの代理戦争という側面もあって、これまでにも和平の取り組みが試みてきたが失敗続きだった。しかし、ここに来て状況の変化がみられる
 
 アメリカが軍事支援を与えてきたサウジアラビアに対して、トランプ大統領が戦闘を停止するよう求めているのだ。その背景には、サウジアラビアのジャーナリストの殺害事件の影響があるとみられている。国連も早期に和平会議を開く方向で動いているようだ。
 

日曜日, 11月 18, 2018

大阪市立美術館へ


昼過ぎより、数年ぶりに天王寺公園内の大阪市立美術館へ行ってきた。今年から高校生になった孫の裕果が書いた書道の作品が展示されていると聞いて出かけた次第である
 
 この催しは大阪府教育委員会主催の大阪府高等学校芸術文化祭の行事で、毎年開催されているようだ。美術館地下の展覧会室には沢山の作品が展示されていた。裕果は幼いころから習字を習っていたが、今回は添付写真のような作品を出品していた。
 
 その他の作品も全部見事だったが、裕果の作品は選者から奨励賞を貰って表彰された。幼稚園の頃にも彼女の作品の発表会を見に行ったことがあるが、10年ほどの間に此処まで成長しているとは知らなかった。
 
 帰り道、天王寺公園を散策したが、しばらく来ない間に随分変わっていた。以前はそんなに混雑していなかったと思うが、「てんしば」が出来て、若者や家族ずれが多くなったように思った。最近あまり歩いていないが本日の万歩計の数値は5000歩を少し超えていた。

土曜日, 11月 17, 2018

新4K8K衛星放送


いよいよ12月1日から4K8Kの本放送がスタートする。しかし、新しい放送を受信できる受信機は現時点ではまだ少ない。メーカー各社はこれまで4K対応のテレビは発売していたが、これで新放送の受信はできない。受信するには専用のチューナーがいる。このチューナーが結構高い。

 
 4Kチューナーが内蔵されたテレビ受像機は、シャープが12月22日に発売する。今年3月に東芝のレグザが中国のハイセンス・グループの傘下に加わったが、このハイセンスからもレグザエンジンNEOを搭載したチューナー内蔵のテレビが発売されるようだ。
 
 新4K・8K放送を受信するにはアンテナなどの受信設備の改修が必要と言われていたが、4KのBS放送は現在のままで受信できる。4KのCS110と8K BSを受信するには改修が必要だ。
 
 8K放送を受信できるテレビ受像機は、現在のところシャープのみが発売している。いずれは各社からも発売されると思うが今のところ未定だ。値段はシャープの60型の8K AQUOSが80万円ぐらいだ。来年のオリンピックが始まる頃の市場は如何に。

金曜日, 11月 16, 2018

宇宙望遠鏡


 

天体観測の為の望遠鏡はいろいろある。しかし、宇宙は広い。地球上からの観察では限界がある。そこで宇宙空間に打ち上げた天体望遠鏡が考えられた。これには多額の費用が掛かるが、地球の大気に邪魔されず観測できるため、重要な設備になっている。
 
 現在、地球の軌道上では沢山の宇宙望遠鏡が活動しているが、1990年に打ち上げて以来、太陽系内の天体から、様々な星雲や星団や遠方の銀河まで膨大な観測を行ってきたのが、NASAのバッフル宇宙望遠鏡(HST)である。

  HSTは地上約600km上空の軌道上を周回しており、凡そ1時間半で地球を一周する。長さ13m、重さ11トンの筒型で内側に2,4mの反射望遠鏡を納めており、いわば宇宙の天文台である。打ち上げ後すでに30年近くなるが、これまでに何度かこの望遠鏡とドッキングし、宇宙飛行士らが観測装置のが補修をしたり、新しいカメラや分光器を取り付けるなどしてきた。


 HSTの後継機として、ジェイムズ・ウエッブ宇宙望遠鏡(JWST)が2021年に打ち上げが予定されている。主鏡の直径は6,5mであり、HSTよりもさらに高性能が図られている。しかし、元は2011年の打ち上げの予定だったのが度々延期されていたものだ。

木曜日, 11月 15, 2018

有人宇宙飛行


ISSから実験試料を持ち帰るこという日本初の偉業を成し遂げたカプセルの中身は、地球上で作るのは難しいタンパク質の結晶だ。これらのタンパク質には、新薬の開発等、人類の未来を切り開く可能性がある。
 
 JAXAは日本独自の技術を生かした帰還カプセルを開発した。これにはタイガー魔法瓶の技術があった。大気圏再突入の際の表面温度は2000℃に達するが、魔法瓶の断熱技術を応用した保冷器が開発され、容器内のタンパク質を守ることが出来た。
 
 今回の成功は、宇宙への有人飛行の夢に前進したことになるのではと言われている。有人飛行へ課題の一つが帰還の技術だ。そして生命維持の技術だ。今回の成功によって、これらに対するヒントが与えられただろう
 
 有人宇宙飛行がいつまでに実現するかなど、具体的な日程が決まっていないが、今後は一つひとつ積み上げていくことになるのだろう。

水曜日, 11月 14, 2018

300歳の集い



久しぶりに60年来の友人4人で食事をした。昭和34年の大阪市主催の成人式に集まった折の仲間で、これまで60年間付き合いのあった連中だ。4人合わせた年齢は300歳を超える。しかし、一病息災で皆元気だ。
 
 お互い野外活動が趣味で、よく山登りをした。国内の有名な山々は大体登っている。もっとも僕の場合は近郊の山しか登っていない。二十歳代には彼らと金剛山に頻繁に登った。H君はその後も金剛山の早朝登山を続けており、1万回を達成して今年5月3日に表彰された。
 
 これまで長い間、この歳になるまで友情をはぐくんでこられたことは大変喜ばしいことだ。子供が小さい頃には家族旅行などしたこともある。だが、H君の細君は1年前に他界された。この日集まったのは彼女の供養を兼ねての集まりでもあった。
 
 この日の話題はやはり健康のことだった。僕の場合、今年は医療機関の世話になったが、今のところ4人とも介護保険の世話になることはないだろう。健康であることがささやかでも国への貢献ではなかろうか等と話し合った。

火曜日, 11月 13, 2018

創業100年


今年、創業100年のパナソニックは、家電を中心に様々な事業を展開して来た。記念の式典の基調講演で津賀社長は冒頭に、「パナソニックとは何者なのかということを自問自答して来た。パナソニックがこの世の中に存在している意図は何かを対外的に発表したい」と語った。
 
 津賀社長が最初に打ち出したのが「暮らしのアップデート業」だ。創業以来家電を作り、ナショナルの店を通じ沢山の商品を提供してきた。これは、人々の暮らしを良くしたいという思いが先にあってそれを実現するための物作りだった。
 
 今の時代は多様性が解放される時代になった。今日求める価値観と明日に求める価値観が異なり、それに向けて更新していかねばならない時代がやってきた。だからこそ日を追うごと、向上させるために更新しなければならない。
 
 津賀社長は最後に、「私たちは人の幸福を作るために存在している。たとえ小さくても、そこに生きる人たちの暮らしをより良くするために,皆さまと一緒に実現していきたい。」と述べた。

月曜日, 11月 12, 2018

アメリカの中間選挙


アメリカでは4年ごとの大統領選挙の中間に実施される中間選挙は大統領の信任投票と言われている。このたび行われた選挙結果は、上院では政権党の共和党が過半数を維持し、下院は野党の民主党が過半数を獲得した。
 
 だが、アメリカ経済はすこぶる好調で、低失業率などを考えれば共和党が上下両院とも圧勝してもおかしくなかったはずだ。トランプ氏は米国民の幅広い信任は得られなかったが、元々自分を支持してきた層では更なる信任を勝ち取ったようだ。 

 トランプ氏が大統領に就任してから2年間の政権運営は混迷の極みだった。よくこれで大統領が務まるものだと首をかしげる場面も多々あった。実際にトランプ氏が大統領就任以来の支持率が5割を超えたことがない。 

 今後、日本との関係がどうなるのか関心のあるところだが、当面は日本に対して貿易赤字の削減を迫る姿勢には変化がないだろう。トランプ氏は2年後の大統領戦での再選を視野に「アメリカ第一」を貫くことだろう。その場合においても日本とは良好な関係が続くように思える。

日曜日, 11月 11, 2018

カプセル回収


日本の無人輸送機「こうのとり」はISSへ何度も物資を運んでいる。しかし、役目が終わった機体はISS内のゴミを乗せて大気圏再突入の折に燃え尽きてしまう。
 
 今回は、ISSでの実験で作成した試料を入れた小型のカプセルを「こうのとり」に搭載し、大気圏再突入時にカプセルを切り離し太平洋上に着水させて回収することが出来た。 

 日本はこれまで試料の回収は米国とロシアの宇宙船に依存していたが研究者の手元に届くまでには時間がかかっていた。独自回収により短時間で届けられるようになった。 

 探査機「はやぶさは」は、小惑星の物資を地球に持ち帰ることに成功したが、カプセルは弾道のように降下するだけだった。今回のカプセルはエンジンを噴射して姿勢を制御しながら減速し、試料への衝撃を和らげながら降下出来た。この方法が日本が将来有人宇宙船を開発する場合に、船内の飛行士を守るための基礎技術にもつながると期待されているようだ。

金曜日, 11月 09, 2018

大腸内視鏡検査

 
  先日、大阪急性期・総合医療センターで大腸内視鏡検査を受けた。この検査はカメラを装着した管を肛門から挿入し大腸の内側を観察するのだ。組織を採取して細胞を詳しく検査することもある。
 
 検査前には洗浄液1リットルを1時間かけて飲んで、腸管内がきれいになったら検査を始める。専用のベッドに横になった状態で検査が始まった。1時間ほどで終わったが、検査の後は少しふらつき気味だったがしばらくして落ち着いた。それでも、自宅に帰ってからは時間ほど仮眠した。
 
 一ヵ月前には同病院で脊柱管狭窄症の手術を受けて経過が良好と喜んでいたのに、まさか大腸の内視鏡検査を受ける羽目になるとは思っていなかった。今回の検査の結果次第でも、早期の治療が受けられるのであれば良いことだと思っている。
 
 今回の検査の結果がわかるのは月末のようだ。それまでに整形外科の診察もある。1214日には心臓内科の定期検診も受けねばならない。そんな訳で年内にはハイキングなどに出掛けることは無理だろう。

木曜日, 11月 08, 2018

島倉千代子さん


ラジオ深夜便、今朝の3時台に島倉千代子の特集があった。ヒット曲の数々が放送されたがほとんどの曲を知っている。彼女は僕と同年代で、彼女がデビュー当時からのファンだった。しかし、5年前に75歳で亡くなった。
 
 日本コロンビアの専属歌手で、多くの作曲家、作詞家からの提供曲のほとんどをヒットさせている。紅白歌合戦へは35回も出演している。それでも一番あぶらがのっていたのは、20歳代の頃だろう。
 
 この頃の僕は、叔父が経営する電器店に勤めていた。お得意先の作曲家、土田敬四郎さんのお宅へは仕事でよく伺っていた。1966年にリリースされた島倉千代子さんの「ほんきかしら」は土田敬四郎さんの作曲で作詞が岩谷時子さんだ。この曲は通算売上げ60万枚を記録する大ヒットになった。
 
 土田敬四郎さんは、1964年には青山和子さんの歌った「愛と死をみつめて」の作曲をし、日本レコード大賞を受賞している。僕は1969年に独立したために、それ以後は土田敬四朗さんとは疎遠になった。

火曜日, 11月 06, 2018

宇宙ビジネス


「これからは宇宙ビジネスの時代だ」と聞いたことがあるが、一体どんなことが起こるのだろうか。一口に宇宙と言っても対象になる空間は大きい。放送衛星などは静止軌道と言われる赤道上36000キロの軌道を回っている。これ等は2000年以前から商業化している。
 
 これに対して、2000年以降に商業化が進んだのが高度100キロから2000キロあたりまでの低軌道だ。ここでは高性能な小型衛星による様々な事業化が進んで活況を示している。
 
 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は。無人の輸送機「こうのとり」でISSに物資を運んでいるが、荷物を届けたあとは大気圏で燃え尽きて廃棄される。これを姿勢制御エンジンの付いたカプセルを開発搭載し、緩やかな角度で大気圏再突入の実験を行って再利用を試みている。
 
 今、スペースX、アマゾン、グーグルなどが次々に宇宙ビジネスに参入している。この10年余りで宇宙ビジネスが一気に加速している。宇宙開発と言えば国が扱うものと思われていたが、NASAはスペースシャトルの後継機の開発を民間に任せ、民間からサービスを購入することになるようだ。

月曜日, 11月 05, 2018

世界津波の日


東日本大震災が発生した2011年に法律で11月5日を「津波防災の日」と設定し、全国各地で津波防災訓練や意識啓発の取り組みを実施している。
 
 1960年のチリ、1976年のフィリピン、1999年のトルコ、2001年のペルー、2004年のインド洋沿岸諸国など、世界各地で津波被害が発生しており、津波の脅威は世界共通の課題となっている。
 
 2015年12月の国連総会において、日本をはじめ142ヶ国が共同提案して、11月5日を「世界津波の日」とすることが決定された。
 
 世界津波の日は、安政南海地震で多くの人命を津波から救ったとされる「稲むらの火」の逸話にも由来する。稲むらの火の原作は、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の英語の小説「TSUNAMI」で世界に紹介した。主人公のモデルは、私財を投じて復興に取り組み、将来の津波にそなえて堤防を築いた。

日曜日, 11月 04, 2018

みちびき


11月1日より準天候衛星システム みちびき のサービスが始まった。これは、GPSと一体運用し、位置情報の高精細度測位が出来るものだ。
 
 カーナビやスマートフォン、携帯電話などのナビ機能は便利だ。この機能は人工衛星からの測定信号を使って現在位置を知ることが出来る「衛星測位サービス」を利用しており、この技術は測量や防災などの分野でも活用されている。
 
 しかし、現在の衛星測位サービスは、米国が運営するGPS衛星を利用しているため、視界に入る衛星数が少ないなどの理由により、その補完の為、GPS衛星と互換性の持った"みちびき"の計画が2010年から始まった。
 
 "みちびき"は現在4機体制で運用されているが、将来は7機体制を目指している。現在、GPS衛星も21機が運用されており、合計25機の衛星からの信号によって、より正確な位置情報が得られるようになった。

土曜日, 11月 03, 2018

プラスチックごみ


 これまで中国は、国内の製造業の原料を補うために外国から資源ごみを購入しリサイクルをしてきた。しかし2017年末から輸入を禁止しており、輸出元の国々はごみの処理方法を見つけ出す必要性に迫られている。
 
 研究者たちは、行き場をなくしたプラスチックごみは数年のうちに1億トン以上になるだろうと結論付けている。これらのゴミは、リサイクルや埋め立てなど何らかの方法で処理する必要がある。
 
 研究チームによると、世界中で発生したごみの5分の4は埋め立てられ、10分の1は焼却される。しかし、数百万トンのごみは海へと流れ出て、生態系に影響を与えている。
 
 研究者たちは、プラスチックのストローやカップのような使い捨てのアイテムを使わないなどの「ゴミを出さない方法」を取ることを推奨している。些細なことでも何百万の人々が行動を起こせば違いを生み出すことが出来ると言っている。

金曜日, 11月 02, 2018

ドイツの政界


ドイツのメルケル首相が与党の党首を辞任する意向を表明した。首相の任期は2021年まで残っているが、任期途中の降板もあるのではとの見方もある。
 
 僕にとってはあまり関係のないことだが、各国への影響は大きい様である。EUにとっては最も発言力のあるメルケル氏が引退を表明したことは大きな打撃だろう。
 
 メルケル氏の首相就任は2005年で長期にわたっている。アメリカのトランプ大統領にはっきりとモノが言える数少ない指導者だけに、エース不在のEUにとってはピンチを乗り切ることが出来るのかだ。
 
 ドイツの与党・キリスト教民主同盟の次期党首候補には、数名の名前が挙がっているが先行きは不透明だ。ドイツの政治空白が長引けば国際社会へは大きな影響を及ぼしかねないと言われている。

木曜日, 11月 01, 2018

健康長寿


10月16日の「生涯現役」の項で、退院後体調がすこぶるよくなってもう少し現役を続けられるような気がしてきた。と書いたが、今、一寸気持ちがゆらいでいる。それでも、もう少しは仕事を続けたいと考えている。
 
 しかし、これまで長年続けてきた商売の環境は大きく様変わりした。物品販売ではほとんど利益が出なくなってしまった。だが、必要経費も小さくなった。収益は度外視しても健康維持のために仕事を続けるのが良いように思えるのだ。
 
 その上で、これまでに色々お世話になったお客様に対して、ささやかでも恩返しができればと思っている。その為にも自身が元気でなければならない。痴呆や寝たきりの状態には絶対なりたくない。
 
 この度、頑固な便秘から内視鏡検査を受けることになったが、検査結果が「良」であることを願う。いずれにしても長生きはしたいものだ。その為にも適度に身体を動かして、バランスの良い食事を心がけることだろう。