かくれ里

金曜日, 10月 31, 2025

自衛隊による熊退治

 

クマによる人身被害が相次いでいる。秋田県では自衛隊の出動を要請することになった。しかし、この出動は災害派遣であり、有害鳥獣駆除ではない。自衛隊は狩猟権を持たず、クマを撃ち殺すことは法律上できないのだ。 

自衛隊が担うのは、危険地帯の警戒やワナ設置の補助、捕獲後の搬送といった作業であり、被害の後始末のための出動である。 

一方で、クマの出没増加には餌不足が原因とされるが、ヒグマの個体数が増加しているほか、森林と住宅地の境界が曖昧になったことが、出没増の主因とみられている。 

さらに、放置農地や果樹園、生ごみ置き場など、人間が生み出した“餌場”に依存する個体も増えている。要するに社会が熊を呼び寄せているのではなかろうか。


火曜日, 10月 28, 2025

日米首脳会談

 

高市早苗総理大臣は、トランプ大統領と、迎賓館においてはじめての会談を行った。冒頭のあいさつで首相は、日米は世界で最も偉大な同盟国になったとして、「私は国益を守り抜くためにも強い日本外交を取り戻す」と語った。 

自由で開かれたインド太平洋の進展に向けても、日米で協力を進めたいとして、日米同盟の黄金時代をトランプ大統領と作りたいと強調した。 

会談後、署名式に臨んだ。そして、日米関税交渉と、レアアースに関する2つの合意書に署名した。両首脳は昼食を共にし、その後、大統領専用ヘリで米軍横須賀基地へ訪れる予定だ。 

トランプ政権は米軍の負担を和らげるために防衛費の増額を迫る。首相は防衛費を国内総生産比で2%に引き上げる目標を2年間前倒しするとして、25年度予算で措置する方針のようだ。

日曜日, 10月 26, 2025

打ち上げ成功

 

ISSへの補給機「こうのとり」の後継機「HTV-X」1号機が、今朝9時に種子島宇宙センターから打ち上げられた。 

今回打ち上げ用のロケットのH3型7号機は、個体ロケットブースターが4本ついた最強のものだ。先端のフェリングと言われる収納容器も大型化されている。 

新型補給機HTV-X」は、何の問題もなく軌道投入された。そして、4日後にISSにドッキングして搭載品を引き渡す。 

その後「HTV-X」は、ISSのゴミ等を積み込んでISSを離れるが、1年余り軌道に残り、小型衛星の放出や様々な実験を行った後、廃棄される。今回の成功によって、日本の宇宙ビジネス拡大に弾みがつきそうだ。

金曜日, 10月 24, 2025

FOIP

 

FOIPとは、インド太平洋地域全体平和と繁栄を保証し、国際秩序の確保を通じて自由で開かれたインド太平洋地域を発展させると言う構想のことだ。 

FOIP構想は、高市氏が自民党政調会長時代に立ち上げた。そして、今年5月にこの戦略本部が再始動した。今回のトランプ訪日は、FOIP戦略本部が練り上げた設計図を、日米両国のトップが実行に移すことになるのだ。

高市氏が首相に就任し、ほどなく来日するトランプ大統領との会談が行われる。このことは、東アジアの戦略秩序を根底から揺さぶるもので、中国・ロシア・北朝鮮は大きな警戒感を示している。 

高市首相は、中国を戦略的脅威と明言し、北朝鮮に対しては、拉致・核・ミサイル問題で妥協しない。彼女が掲げるのは、「抑止力を前提とした平和主義」である。 


水曜日, 10月 22, 2025

高市内閣誕生

 

 紆余曲折はあったが、昨日、高市早苗氏が首班指名を受けて、第104代内閣総理大臣に選ばれた。組閣も決まり新内閣が発足した。 

日本維新の会からは大臣を出さず、閣外協力となったが、高市氏は、維新の要望を全部飲んで、政権運営に反映させていくことになったようだ。 

木原稔新内閣官房長官から閣僚名簿が発表された。その後、宮中において内閣総理大臣の親任式及び国務大臣の認証式が行われた。 

 僕は、高市新政権の誕生は、日本のためにはよかったと思っている。数日後には、米トランプ大統領との初顔合わせもあって、今後の日米関係は今以上に良くなっていくことだろう。

日曜日, 10月 19, 2025

AI安全保障

 

21世紀の現在、AIは社会の利便性を高めるだけでなく、戦争そのものを変革する可能性があるとして、「第3の軍事革命」と呼ばれている。 

米国やNATOは、AIと自立型兵器が将来の戦争を支配すると見込み、軍事的優位性を維持するために動いている。中国は、民生技術の効率的な軍事転用を図ることで、戦闘態勢の準備に取り組んでいる。 

一方、日本のAI開発は遅れを取っている。だが我が国にも希望はある。省電力型のAIチップ、量子計算の応用研究など、世界的に評価されている分野も少なくない。問題は国家戦略としての意思が欠けていることだ。 

高市早苗氏は自民党総裁就任直後から、AIを、防衛、経済、教育の柱に据える方針を明言している。AIは、国家を守る「知能の盾」であるとして考えているようだ。

金曜日, 10月 17, 2025

Z世代

 

Z世代とは、生まれた時点でインターネットが利用可能で、ウエブを日常風景として取り入れ利用している世代のことだ。概ね1997年から2012年頃に生まれた世代を指すと言われている。 

孫の浩登と裕果が該当する。浩登は2~3歳の頃より、僕のパソコンの「浩登用」というホルダーを開いて、インターネットからゲームソフトをダウンロードして遊んでいた。26歳になった現在は、東京の会社で「SE」として働いている。 

この世代は、パソコンよりもスマートフォンを日常的に使いこなし、生活の一部となっている。日本のZ世代が全人口に占める割合は15%未満だが、今後、結婚、子育て、住宅購入など、活発な消費活動が考えられ、消費者としても注目される。 

また、政治に対しても関心が深まっているようで、最近の選挙においても右派系議員への投票が目立っているようだ。自民党高市政権が誕生すれば、この世代の応援もあるのではなかろうか。

水曜日, 10月 15, 2025

万博跡地

 

万博閉幕後跡地は、パビリオンなどが解体され一旦更地になる。今後大阪府・市は、夢洲を「国際的な観光拠点」とする計画のようだ。「大屋根リング」は北東約200メートルを残し一帯を公園、緑地として整備することが決定している。 

その北側に開業を予定するIRは工事が進んでいる。カジノのほかホテルや国際会議場、エンタメ施設などが整備される予定で、年間来場者は約2千万人、年間売上高、5000億円以上を見込んでいる。 

夢洲への交通機関はJR西日本と京阪電鉄が延伸する計画が予定されている。事業費は約3500億円が見込まれており、京阪は、公的資金による財源確保が必須との考えを示している。 

夢洲は、当初大阪市が、廃棄物や建設残土の処分場として整備を開始。6万人が居住する住宅地とする計画だったが、バブル崩壊で頓挫した。大阪市は今後の観光市場の予想を立てて夢洲の大きな未来像を描きたいと思っているようだ。

火曜日, 10月 14, 2025

税調改革

 

自民党の税制調査会は、表向きは党の政策機関だが、実際は財務省の出先機関であって、増税を当然のように進めてきた。 

本来、税調は国民生活を守るためにあるはずだ。しかし、現実は経済が冷え込もうが、物価が上がろうが「財政健全化」の名のもとに、増税を強行する。 

高市総裁は、この閉塞を破ろうとしている。彼女は就任直後、小林鷹之政調会長に、このスタイルを変えてほしいと指示した。 

高市氏の狙いは、税調を財務省の出先機関から、政治の中枢機関に変えることだ。物価高が進めば即座に減税して、景気が冷えればすぐに立て直せる。政治が国民のために決断する国家へ戻すための戦いだ。

月曜日, 10月 13, 2025

万博閉会式

 

4月に始まった大阪関西万博は今日10月13日に終了を迎えた。修了式の模様をテレビ放送で観た。 

当初、来場者が伸びず赤字を言われていたが、結果的に2500万人強の来場があった。収支も黒字だったので関係者は喜んでいる。 

結果的に我が家は、誰も行くことはなかったが、あの混雑状況を見る限り、行かなくてよかったと思っている。 

もっとも、開催場所の夢洲へは、会場の建設が始まった頃に訪れたことがあるが、これから先色々な計画があるようなので、将来的には都市化するのではなかろうか。

土曜日, 10月 11, 2025

麻生太郎

 

自民党の高市早苗新総裁の誕生には、麻生太郎氏の影響が大きかったことは間違いないだろう。麻生太郎氏は、1979年に衆議院議員に初当選をして以来、50年近く自民党で活躍している党の最高顧問だ。 

この度麻生氏は、高市早苗氏より乞われて副総裁の拝命を受けた。そして幹事長には、義弟の鈴木俊一氏が決まった。他の自民党新役員たちも、麻生氏の影響が大いに働いている。 

まもなく開かれる臨時国会において、首班指名を受けて高市早苗氏が総理大臣になると思うが、昨日、公明党が連立離脱することになったので、今後の結果を待たねばならない。

それにしても、麻生家の家系がすごい。高祖父が大久保利通、祖父が吉田茂元首相、妹が皇族の三笠宮家の妃、そして、姪が今話題のプリンス、彬子女王だ。

金曜日, 10月 10, 2025

ペロブスカイト太陽電池

 

次世代の太陽電池として注目を浴びているのがペロブスカイト太陽電池だ。これは、従来の太陽電池と比較して、軽量で柔軟性がある。製造コストが抑えられる。弱い光を電力へ変換できる。材料を国内で調達できる。等いいことずくめだ。 

2009年に、ハロゲン化鉛系ペロブスカイトを利用した太陽電池が、日本人によって発明された。低コストで製造できるため将来的な商用太陽電池として注目されている。

高市早苗新総裁も就任のあいさつでも述べていたが、日本は、ぺロブスカイト型を次世代太陽電池の本命と位置付けている。

宇宙空間では太陽光発電が唯一のエネルギー源であり、ペロブスカイト型は放射線に対し、極めて高い耐性を持っている。今後、研究開発が進み、高い変換効率を備えた低コストなフレキシブルプロブスカイト型の開発が考えられている。

火曜日, 10月 07, 2025

松下政経塾

 

松下電器の創業者、松下幸之助氏が1979年に設立した「松下政経塾」は国会議員他の政治家を中心に、経営者・マスコミ関係者の人材を輩出している。 

この塾は、実業家として成功を収めたパナソニック創業者松下幸之助が、晩年に次代の国家指導者を育成するために、私費70億円を投じて神奈川県に設立した公益財団法人である。 

22歳から38歳までの青年で選考に合格した者が入塾できる。入塾後は集団生活を送りながら4年間研修や実践活動を行う。在籍中は毎月20万円の研修資金が給付される。 

これまで多くの国会議員が排出されたが、2011年には1期生の野田義彦氏が第95代内閣総理大臣になった。そして、今回、4期生の高市早苗氏が女性初の自民党総裁に選ばれた。間もなく臨時国会が開かれて首班指名を受け、104代目の総理大臣になるだろう。

日曜日, 10月 05, 2025

運転免許

 

運転免許証の有効期限が今日までだった。長年自動車を運転してきたが、あすからは運転できなくなった。今日10月5日は日曜日だったので、遠出でもしようかと考えたが、あいにく天気が悪く、天王寺区の業務スーパーまで行ってきた。 

この業務スーパーには、30年ほど前から、1カ月に数回買い出しに行っていたが、今回が最後になるだろう。今後は近所のスーパーへ自転車で行くことにする。 

10歳代で原付免許証を取得してから70年近くなるが、これまで、何種類の車にのっただろうか。走行距離も相当になるだろう。大きな人身事故は起こしたことはないが、物損事故は何度かある。 

明日からの移動は、徒歩か、自転車になるが。遠出の時は交通機関を利用すればよいので不自由することはないだろう。近日中に免許証の返還に行ってこようと思っている。

土曜日, 10月 04, 2025

自民党新総裁

 

自民党の新しい総裁が高市早苗氏に決まった。本日午後よりYouTubeの実況を観ていたが、5人の候補者から高市早苗氏と小泉新次郎氏が一位・二位となったが、いずれも過半数に満たず、決選投票となった。 

これまで、各候補者の主張などを聞いていて、僕は、高市早苗氏と、小林鷹之氏に好感を持っていたが、高市氏が新総裁になったことは、これからの日本のためには良かったと思っている。 

しかし、今の自民党の経営は一筋縄ではいかない状態のようだ。かなり大変だろうと思うが、彼女なら、多分上手くやってくれるように思う。 

政府は、臨時国会を15日に召集する方向で調整に入った。初日に首相指名が行われ、組閣を経て同日中に新内閣が発足する見通しだ。


金曜日, 10月 03, 2025

国勢調査

 

5年ごとに行われる国勢調査の書類が届いた。国勢調査は我が国の人口を明らかにするため大正9年から始まった。10年ごとの大規模調査と中間年の簡易調査があって、今回は22回目に当たり、簡易調査とのことだ。  

報告は10月1日現在の状態を調査票に書き込んで郵送する方法と、インターネットで回答することもできる。インターネット回答は10月8日までとなっていたので、僕は昨日パソコンで行った。 

ところで調査の方法だが、調査員が担当する地域のすべての世帯を訪問し、調査書類一式を配布するとなっている。ただし世帯員が不在等で調査できなかった世帯については、世帯員以外のものに質問等して調査するとなっている。 

友人のN君は、今年から町内の会長を任されている。僕と同年齢だが、「町会長の仕事は数々あるが、国勢調査の作業は大変だ」と言っていた。

木曜日, 10月 02, 2025

民間宇宙ステーション

 

国際宇宙ステーション(ISS)の運用期間は、当初15年の予定だったが延長された。これまで25年近くの間に26カ国から約300人の滞在を受け入れたが、いよいよ寿命が迫っている。 

NASAは、後継機を建設する民間企業の公募をしていたが、米国のバスト・スペース社が世界初となる民間宇宙ステーション「ヘイブン1」の製造を進めている。 

ヘイブン1の直径は4.4メートル、居住空間は45立方メートルと、バスの車内ほどの広さだ。来年5月にスペースX社のロケット「ファルコン9」で軌道に投入する予定だ。 

宇宙ステーションの運用は巨額のコストがかかる。ISSの運用には1日当たり1200万ドル(約18億円)の費用がかかっている。その半分はクルーと物資の輸送費だ。民間宇宙ステーションが経済的に成り立つためには、かなり抑える必要があるようだ。